
フェアレディZの歴史。そして、Z34のカスタマイズ、チューニングが今、アツい!最新注目のデモカー5選。
まとめ
1963年に発売されたS30Zから続く歴史を受け継いでいる、Z33/Z34と呼ばれるフェアレディZ。
ロングノーズショートデッキと言い表せられるそのスタイルは、当時から今現在まで世界中の人々を魅了しています。
また、L型6気筒エンジンのS30Zは漫画「湾岸ミッドナイト」で悪魔のZとして取り上げられているほど、当時のチューナーの方々は懐かしいのではないでしょうか?
Zの歴史と6世代目のZ。フェアレディZ34型のカスタマイズについてまとめました。
Contents
出典:www.advan.com
ニスモバージョンも、メーカーカスタムということもありカッコいいですよね!
最新型のZ34型に至るまでのフェアレディZの歴史
まず、最新型のZ34型に至るまでのフェアレディZの歴史をご紹介します!
S30型
出典:https://ja.wikipedia.org/
欧州でスポーツカーブームが起きている頃に、手頃なスポーツカーとして日本のみならず世界中で大人気となったS30型フェアレディ。
性能も当時の欧州スポーツカーに匹敵し、
当時の新車販売価格はベースモデルの「Z」が84万円、5速MTでカーステレオやリクライニングシートが装備された「Z-L」が105万円とスポーツカーの値段としてはかなり安かった為、爆発的人気を誇りました。
また、ハコスカGT-Rと同じエンジンを搭載する「432」は182万円、後に追加された「240ZG」は150万円と、それなりに高価でしたが、Gノーズやオーバーフェンダーなど様々な楽しみ方がされていました。
日産の海外名称「ダットサン(DATSUN)」を広めたこととしても有名ですね。
レースでも数多く使われ、当時は排気量アップが定番のチューニングでした。
今現在でもレストアして乗っている方がいるほど世界中で愛されている車です!
S130型
出典:www.s130.net
1978年にS30のフルモデルチェンジとして登場した、S130はアメリカ市場を見据えS30の正常進化版として登場しました。
このモデルは、西部警察に「スーパーZ」として登場し、話題となりました。
エンジンには、2.8リッターと 2リッターのNAエンジンの他、ターボエンジンも搭載された車種もあります。
この頃のチューニングから、エアロパーツや手軽なカムチューンが流行、ボルトオンターボもこの時代からだった気がします。
Z31型
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1983年にフルモデルチェンジで登場したのがZ31と呼ばれるこのモデルです。
この辺りから、北米等の海外市場を見据えたことから、廉価なスポーツカーからハイパフォーマンス・スポーツカーへと舵を切っていくことになりました。
L型エンジンから新開発のV6エンジンへ変更となったのもこの車種からです。
ターボ全盛の、この時代は過激なターボチューンが大流行。チューニング業界としてもショップ数が一気に拡大し、どのショップのどのエンジンが!?というのがよく聞こてきましたね。
Z32型
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1989年〜登場したZ32は、いままでの日常用スポーツカーからスーパスポーツカーを目指し開発されてきました。
デザインはロングノーズショートデッキと言う特徴的なボディをやめ、スポーツカーの定番であるワイドボディロースタイリングとなりました。
また、エンジンは3リッターV6エンジンとなり、ターボモデルは市販初の280馬力に到達し話題になりました。Z32は10年以上日産の看板を背負い続けたロングセラーモデルなんです。
Z32のチューニング位から、コンピューターチューニングやブーストコントローラー等のライトチューンが流行り出しました。しかし、サーキットではこのマシン、構造上、運転が難しい車だったようです。
Z33型
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2000年に製造を終了したZ32モデルから2年の時を経て登場したのがZ33フェアレディZです。
よりワイドでS30を思わせるようなスタイリングが当時は話題となりました。
いま、町中でも多く見かけるこのモデルは見たことがある方も多いのではないでしょうか?
Z33から、2+2のシート配置は廃止され完全な2シーターマシンとなり、エンジンは全車3.5リッターとなっています。
そもそも、あまりカスタムやチューニングをしなくてもサーキットなどで楽しめる車となったZ33。
ブレーキパッドをかえたりサスペンションを変えたりと、少しづつ楽しんでいる方が多いようです。
また、エクステリアのデザイン、エアロパーツ等もたくさん販売されており、オリジナルなカッコいいフェアレディZも沢山走っています。
Z34型
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2008年に、フルモデルチェンジにより登場したZ34フェアレディZ。
Z33型よりもホイールベースが100mm短縮、エンジンも3.7リッターへと正常進化し336馬力を発生しています。
デザインも性能もより洗練された最新のフェアレディZです。
この辺りからは、メーカー純正であるニスモバージョンや各ショップのコンプリートカーが人気が出始めたようです。最初からかっこ良く仕上がってる車で、楽しんでいる方も多いとか?
これは抑えておきたい、カスタムデモカー5選
POWER HOUSE AMUSE (パワーハウス・アミューズ)
ガッツリサーキットタイムアタック仕様から、どこでも楽しめるストリート+αまでどんなクルマもユーザーの満足度高いことで有名な、パワーハウス・アミューズが手掛けるフェアレディZ34です。
このZ34も、オリジナルパーツを独自開発し目的に合わせてカスタマイズもステップアップできるようになっています。
アミューズの特徴としては、どのマシンにも言えることですが見た目のカッコよさと性能が両立していることです。
amuseについて更に詳しい情報が知りたい人はコチラから
FUJIMURA AUTO(フジムラオート)
京都のチューニングショップ、フジムラオートが提案するフェアレディZ34です。
(Rocket DancerフェアレディーZ Z34”きぃ~ちゃん” というらしいです)
フジムラオートは純粋に速さを追求する仕様が得意というイメージが有りますが、このきぃ〜ちゃん以外にもフェアレディZ34型ロードスターモデルのデモカーがあり大人なカスタマイズも手がけています。
Garage 4413 (ガレージ4413)
ガレージ4413は、ZチャレンジやZスーパートロフィー等のフェアレディZによるワンメイクレースでZといえばココ!というほどに名を上げたZ33、Z34のスペシャルショップです。
特に、フェアレディZ33、Z34 に関しての知見は日本一と言っていいほどに深いので、困ったら一度相談してみるのが良いと思います。
また、走行会やサーキットユーザーのお客さんも多いので楽しめること間違い無し。
MCR(エムシーアール)
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MCRといえば、ハードなチューニングカーの製作のイメージが強く中々ストリート向けのイメージが湧きにくいですよね。
しかし、実際のMCRは他のショップと同様にユーザーの目的に合わせたカスタマイズやチューニングをしてくれるとても良心的なショップなのです。
勿論サーキット走行だけではなくストリートも快適に走れる車の製作も素晴らしいです。
開発日誌は、面白いのでオススメです。
Garage Chikara(ガレージ力)
ガレージ力は、日産系を得意としたチューニングショップです。フェアレディZに関してはコチラもZチャレンジ等に参戦しながら開発されたパーツは性能、カッコいい見た目ともに抜群です。
とくに、町中でも違和感なく走れてサーキット走行も十分楽しめるオールマイティーなクルマづくりと、様々なユーザーの声を元に開発、実践されたパーツは満足度が高いこと間違い無し!
このデモカーも、色と言いエアロパーツのバランスが絶妙でカッコいいですよね!(軽量化やトータルのカスタマイズもされています)
まとめ
いかがだったでしょうか?
フェアレディZは、GT-Rの影に隠れてしまうことが多い気もしますがスタイリングや性能も負けず劣らずのクルマです。
Z33,Z34型のカスタマイズ内容もエアロパーツからエンジン、マフラー、サスペンションとかなり熟成の域に入っているので、中古車価格が落ち着いてきた今が買い時、いじり時ではないでしょうか?