これはホントなの?日常やサーキット走行で役立つタイヤ・ホイールにまつわるエトセトラ。

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特集

©Motorz-Garage

タイヤにまつわる噂は色々ありますよね。あのタイヤが良いとか何時のタイヤが良いとか・・・
 

インチアップ・インチダウン


出典:tireworldkan.com

ホイール交換やタイヤ交換の際に、インチアップすることを考える方も多いと思います。

インチアップ:ホイールサイズを大きくするが、タイヤの偏平率(厚み)が薄くなる。タイヤの外形は同じ。ということ。

なので、インチアップするとハンドリングの向上とかっこ良くなります。

例としては、205/50/16というタイヤサイズ、ホイールサイズを17インチにすると215/45/17となるということです。

もちろん、タイムアップの為や見た目のカッコよさではインチアップが有効なのですが、タイヤ価格が高くなったりとデメリットも有ります。

出典:www.aihiro.com

なので、ドラテクを磨くという意味ではインチダウンという選択もありなのではないでしょうか?

メリットは、タイヤが安い。

そして、同じタイヤでインチダウンさせた車両でサーキットを走ってみた所感としては、あまり変化は感じない。タイヤの偏平率が高い(厚みがある)ので、少し挙動がゆっくりというかマイルド?に感じ、とても乗りやすかった印象があります。

分かりやすいのでフォーミュラの写真を Photo by Tomohiro Yoshita

レースやジムカーナ等でも、フロントとリアでホイールサイズを変えるというセッティングもあるくらいなので(これはトラクションを稼ぐためやタイヤライフの解決のためリアをインチダウンしている)、意外とインチダウンはアリなのかもしれません。

ココらへんの話は書き出すときりがないので、この辺にしておきます。

インチアップ→ハンドリングの向上、タイムアップ、タイヤが高い、ロードノイズ増

インチダウン→挙動がマイルドでコントロールしやすい、素人だとさほどタイムが変わらない、タイヤが安い

と覚えておきましょう。

参考→http://www.aihiro.com/blog/2015/08/inchup

 

新しいタイヤ(新しい製造年月日)が良いの?


製造年月日は右側 出典:http://tyre.dunlop.co.jp/

レースやタイムアタックをやっていると、よく言われるのはタイヤの製造年月日。

時期によってタイヤの製造やコンパウンドが違う、グリップするしないとの噂があるようです。

何年何週目のタイヤが良い!とか聞いたことがある方もいるのではないでしょうか??

タイヤメーカーの担当者に聞いてみました。

「ゴムは経年劣化(時間経過による)があるので熱が入ると2年も持ちません。なので、中古でタイヤを買うのはオススメできません。しかし、新品のタイヤであればシビアに製造年月日を気にしなくても大丈夫です。」

との回答。

結論、我々はそこまで気にしなくても新品タイヤを発注すれば大丈夫そうです。

また、タイヤの生産国によってゴムの品質が違うためグリップ性能が変わることがあるそうです。
(詳細は確認中です。)
 

実は大事、ホイールの寿命とは


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走行の入力をもろに受けているタイヤを支えているホイール。サーキット走行などをすれば、縁石に乗ったりもしますよね??

そんなホイールは、見た目には分からないですが歪んだり曲がったりしている事を知っていますか?

純正ホイールのように重くてゴツく作ってあるホイールでも、メーカーの走行試験後はだいたい歪んでいるので、軽量、高剛性のホイールも間違いなくタイヤへの入力が大きければ歪むとのこと。

ハンドルへの微振動や、車内へ響く不快な音の原因は実はホイールかもしれません。

タイヤを組んでもらう時に、バランスは合わせてくれますが根本解決にはならないので交換や修理の検討をしつつ、タイヤ性能を100%引き出すためにも、専門ショップで長年使っているホイールやお気に入りの勝負ホイールを点検してもらってみては?
 

ベストなホイールサイズの選び方(タイヤ性能100%のために知っておきたいリム幅の事)



出典:http://www.tokyo-subaru.co.jp/

新たにホイールを選ぶ際に、重要視することは何でしょうか?見た目?性能?軽さ?といろいろとあると思います。

一番大事なのは、一番好きなホイールを買うことですがホイールサイズはタイヤ性能にも影響するのでとても重要です。

インチアップも大事ですが、ここではリムサイズ(リム幅)に注目してみましょう。
リム幅とは、ざっくり言うとホイールの横幅の事。※こちらのページが詳しいですよ

タイヤ選ぶ際、タイヤカタログに標準リム幅という文字が書いてあります
これは、そのタイヤサイズを装着するための基本となるホイールのリム幅(6.5Jとか)を表しています。

例としてはブリヂストンのRE71Rの場合、

205/50R16 これがタイヤサイズ。

標準リム幅は6½(6.5J(インチ))と書いてあります。

標準リム幅の他に、適用リム幅というものもあって、これは幅広ホイールでも幅狭ホイールでもここまでのホイールサイズなら装着できますよ。という指標です。

大体のタイヤは、標準リム幅の1インチ前後が許容されています。

6.5Jとタイヤカタログにある場合、5.5〜7.5Jまでのホイールに装着出来るということ。
※タイヤによって違うのでちゃんと確認してくださいね。

で、ココでは何が言いたいかというと・・・

サーキット走行をするなら、最大リム幅でタイヤを装着することをオススメしたいということです!

何故かと言うと、最大リム幅のホイールにタイヤを組むことにより若干ながらタイヤ幅が増えたり、タイヤを引っ張って装着するのでタイヤのたわみが少なくなりフィーリングがクイックになるなどメリットが大きいのです。

出典:www.rd-tanabe.com

あと、引っ張りタイヤのほうがカッコよかったりします。(個人の感想です)

デメリットとしては、ご自身の車の状態にもよりますがボディと干渉したりする可能性があるのでよく考えてタイヤを選択しましょう。
 

タイヤにも慣らしが必要?タイヤをベストな状態で使うために知っておきたいタイヤ慣らし

皆さんなら、もう知っていると思いますがタイヤに慣らし作業が必要なのです。

何故かと言うと、タイヤを作る時に型にゴムを流し込み、焼いて整形、型抜きされ完成するのですが、その時、型から抜きやすくするために薬剤(離型剤)を使います。

タイヤ
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この薬剤が表面に付着しているので、それを取り除く為に慣らしが必要なのと、一度タイヤに熱を入れて構造を安定させたほうが良いと言われているからです。

では、実際にタイヤ慣らしとは何かというと、普通に安全運転で100Km程度走ればOKとのこと。
急加速や急ハンドルを避けて、タイヤを長持ちさせましょう。

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サーキット走行には更に皮むきという言葉もあるが、これは慣らし後に多少タイヤの表面が使われた状態のことを言うようです。(基本的には慣らしと皮むきは同じような状態と思ってOKでしょう。)

ちなみに、レーシングカーなどはピットアウト時にタイヤをホイールスピンさせてタイヤの皮むきをしていくが、レーシングタイヤに限ったことなので真似しないようにしましょう。(カッコいいけどね)
 

次のページには、サーキットで役に立つ?タイヤの事。タイヤの作り方や、タイヤを削るって?タイヤから分かるライバルのドライビングテクニックやマシンセッティングは?

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