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トヨタの小型FRスポーツセダン アルテッツァ、LEXUS ISとの見分け方や秘められた性能とは

トヨタの小型FRスポーツセダン アルテッツァ、LEXUS ISとの見分け方や秘められた性能とは

トヨタ、AE86の再来となる小型FRを開発中!この種の噂は1990年代はじめからずっと続いていますが、実際にデビューまで至ったのはわずか2車種のみ。2012年デビューの86 / BRZと、今回紹介するアルテッツァです。

期待の高かった小型FRスポーツセダン、アルテッツァ

PHOTO:Chris Nielsen

1980年代後半~1990年代中盤にトヨタはカリーナEDを筆頭とする「4ドアピラーレスハードトップ」という、車高の低いスポーティな4ドア車を大ヒットさせました。

JTCC(全日本ツーリングカー選手権)にもコロナExivを出場させるなどスポーツイメージを定着させていましたが、スペース効率など使い勝手の良い車にブームが移行するとこれらは全て一気に不人気車になってしまいました。

そこで各社4ドアセダンの新しい価値観を模索する中、ひとつの回答としてトヨタからデビューしたのがFRスポーツセダン、アルテッツァです。

かねてから「トヨタはAE86的なFRの5ナンバーサイズ小型エントリースポーツを開発しており、コロナExiv後継車がそれらしい」という噂はありました。

実際にデビューしてみると、プレミアムコンパクトセダン プログレをベースとしたラグジュアリー要素の高い車でしたが、それもそのはず、海外でトヨタの高級車ブランド「レクサス」の小型高級セダンISとして開発されたのです。

しかし、まだレクサスが展開していなかった日本では、トヨタブランドで高性能2リッターエンジン3S-GE搭載モデルも設定されたスポーツセダン アルテッツァとしてデビューしたのでした。

 

アルテッツァの特徴・特色

プログレ譲りのコンパクトボディ

出典:https://ja.wikipedia.org/

アルテッツァのベース車は1998年5月デビューの小型セダン、プログレです。

プログレはクラウンなどにも搭載される3リッターの2JZや2.5リッターの1JZといった直6エンジンを搭載しつつ、全幅は5ナンバーサイズをわずかに超えるだけの1,700mmに抑えられるなど「小さな高級車」を意識したプレミアムコンパクトセダンでした。

どちらかといえば小さくとも高品質の車を求める保守層向けの車でしたが、新時代の富裕層向けとしては保守的に過ぎたのか、レクサス向けには全く別なデザインが与えられます。

全幅をやや広げ、全高は少し低くロー&ワイド気味として若々しくスピード感のあふれるスポーツセダン レクサスISはこうして生まれ、そのイメージのまま日本ではトヨタ アルテッツァとなりました。

結果的に3ナンバーとなりましたが、その代わりより太いタイヤを履ける小型5ナンバーサイズFRスポーツセダンです。
 

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スポーツセダンとしての2つの顔

出典:https://ja.wikipedia.org/

アルテッツァにはレクサス ISをそのまま日本仕様としたような、2リッター直6DOHCの1G-FE(160馬力)を搭載した「AS200」と、2リッター直4DOHCの3S-GE(210馬力)を搭載した「RS200」の2種類がデビューしました。

AS200は欧州版のレクサス IS200に相当する小型高級スポーツセダンで、RS200は日本独自仕様の小型高性能エントリースポーツセダン。

排気量は同じでもエンジンの違いから静粛性など高級感を重視したAS200と、動力性能の高さから走行性能を重視したRS200ではキャラクターがかなり異なっています。

6速MTも当初はスポーツユーザー向けとされてRS200のみでしたが、後にAS200にも搭載されました。

また、後にステーションワゴンのアルテッツァジータも追加されましたが、AS200のほか3リッター直6の2JZ-GE搭載のAS300も設定されたものの、3S-GEを搭載したRS200はセダンのみです。
 

最終進化型3S-GEを搭載

スポーツセダンとしてのアルテッツァで特徴的なのは、1980年代前半にデビューしてから改良を続けられてきた高性能NA2リッターDOHCエンジン、3S-GEの最終進化版が搭載されたことです。

既にMR2(SE20)やセリカ(ST202)のNA版搭載型は吸気側を制御する可変バルブタイミング機構VVT-iの採用で最高出力リッター100馬力に到達していましたが、アルテッツァへの搭載で縦置きに変更するとともに排気側も制御するDUAL VVT-iを採用しました。

これにより最高出力は210馬力にアップし、NA版3S-GEの最終進化型となっています。

独特な金属質の機械音とともに吹け上がる3S-Gのフィーリングはそのままに、1.3t台の重量級ボディを軽々と走らせることが可能で、ワンメイクの「アルテッツァレース」では、コナーごとにFR車独特のサイド・バイ・サイドな熱いバトルが見られました。
 

アルテッツァのライバル車

日産 R34 スカイラインGT

出典:https://ja.wikipedia.org/

同時期にデビューしてアルテッツァのライバルと言えるR34スカイラインは、あくまでGT-Rではなく通常のGTです。

当時、スカイラインがCMのキャッチコピーで「ボディは力だ」と宣言して高剛性ボディをアピールしていたのに対し、その数ヵ月後にデビューしたアルテッツァは「ボディは力じゃない」をコピーとして、真っ向から対立。

高級コンパクトセダンとしての役割も持っていたアルテッツァはボディ剛性の高さより静粛性や快適性もアピールした形でしたが、RS200のスポーツ走行ではもちろん、ボディ剛性アップが定番であり、同じ土俵ならば目指すところは同じでした。
 

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BMW 3シリーズセダン(4代目E46)

出典:https://ja.wikipedia.org/

本来ならレクサスISであるアルテッツァにとって、輸入小型セダンも当然ライバルになります。

中でもスポーティなセダンとなればやはりBMW3シリーズセダンで、4気筒の318iや6気筒の320i、323i、328iと、エンジンラインナップもアルテッツァと酷似。

ただし4気筒版がスポーツ用というわけではなく、あくまで「ストレート6」と呼ばれる直6エンジンが当時のBMWでは真骨頂でした。
 

ホンダ S2000

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

スポーツセダンとは全く異なる2シーターオープンスポーツですが、同じ2リッター直4エンジンを搭載した同期のFRスポーツとして、デビュー当時はよく比較されたのがS2000です。

アルテッツァより軽くてハイパワー(F20Cは250馬力、後期型のF22Cでも242馬力)、しかも環境性能で優れていましたからから走行性能では明らかに勝り、生産期間も長くレースを除けばモータースポーツでの活躍も多かったのはS2000でした。

しかし、スポーツ走行以外でもあらゆる用途で使えるという点がアルテッツァの良いところで、1代で終わったS2000とは対照的に、アルテッツァはレクサス ISとしてモデルチェンジを繰り返しつつ、2017年現在も販売されています。
 

アルテッツァの中古相場価格は?

出典:http://www.toyota-global.com/

トヨタ アルテッツァ

中古車相場

9~178万円
 

ライバル車のお値段は?

日産 R34 スカイラインGT

中古車:9.8~357.6万円

BMW 3シリーズセダン(4代目E46)

中古車:5.6~185万円

ホンダ S2000

中古車:69.8~424.3万円

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アルテッツァの代表的なスペック

出典:https://ja.wikipedia.org/

トヨタ SXE10 アルテッツァ RS200 2004年式

全長×全幅×全高(mm):4,400×1,725×1,410

ホイールベース(mm):2,670

車両重量(kg):1,350

エンジン仕様・型式:3S-GE 直列4気筒DOHC16バルブ DUAL VVT-i

総排気量(cc):1,998cc

最高出力:210ps/7,600rpm

最大トルク:22.0kgm/6,400rpm

トランスミッション:6MT

駆動方式:FR
 

アルテッツァ レクサスISとの違い

ドイツの小型高級車に匹敵する人気を得た初代レクサスIS

出典:https://en.wikipedia.org/

日本ではトヨタブランドの小型スポーツセダンとしてあまり高級イメージの無いアルテッツァですが、本来はレクサス車としての姿が本当の「顔」。

その初代レクサスISは欧州および北米でアルテッツァの翌年にデビューしましたが、特に北米ではそれまでドイツ製、つまりメルセデス・ベンツやBMWしか選択肢の無かった小型高級車の新顔として、選択肢が増えたことを歓迎されました。
 

エンジンラインナップはISとアルテッツァで別

出典:https://en.wikipedia.org/

日本では2リッター直4スポーツエンジン3S-GE搭載モデルがありましたが、ISには無し。

逆に、3リッター直6エンジン2JZ-GEはISだとセダンのIS300にもスポーツクロス(ジータのレクサス名)IS300にもありましたが、日本ではセダンに積まれずジータのみ。

また、北米仕様のIS300セダンには5速MTがありましたが、アルテッツァジータAS300はATのみと、ここでも若干の違いはあります。

本来はIS,アルテッツァともにさらなるエンジン追加やコンバーチブルなどボディ追加も考えられていたと言われていましたが、それらは2代目IS以降に持ち越されました。
 

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アルテッツァのLエディションがISの標準内装

出典:https://en.wikipedia.org/

日本ではあくまで「トヨタブランドのアルテッツァ」として、クラウンは元よりプログレ並の内装の質感はノーマルで求められていませんでしたが、小型高級車として販売されていたISはもちろんプログレなど同ブランド同クラス車が無いので高級内装でした。

日本のアルテッツァでIS同等とするには、高級内装仕様の「Lエディション」を選ぶ必要があったのです。
 

まとめ

PHOTO:Brent Shaw

ユーザーから多大な期待を受けてデビューしたアルテッツァは、その期待が膨らみすぎて若干イメージは異なったものの、結果的にはスポーツ層からプレミアムコンパクトを求める若い富裕層まで、広い支持を受けました。

それだけに日本でもレクサスが展開された時、2代目ISとしてプレミアムコンパクトセダンとしての部分だけが残ってしまい、トヨタでのアルテッツァ後継車が無かったのは少々残念でしたが、それゆえ長く愛好するユーザーがいるのも事実です。

近年スポーツカー復権の時代となっていますが、2ドアクーペなどだけではなく、こうした小型スポーツセダンも復活してほしいですね。
 

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