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BMCからBMWへ、New MINIとなったR50/R52/R53ミニの性能と見分け方

BMCからBMWへ、New MINIとなったR50/R52/R53ミニの性能と見分け方

2000年の旧ミニ生産終了と、2001年のニューミニ登場という「自動車界が注目した世代交代」は、結果として大成功に終わりました。その理由はBMWがミニというブランドを大事にしたことと、その上で現代の車としてしっかり堅実に仕上げてきたこと。大胆かつ保守的という命題に挑んだBMWのニューミニ第1世代はどんな車だったのでしょうか?

BMWの元、その名を継続したミニ

出典:https://upload.wikimedia.org/

「ミニ」と言えばイギリス生まれの歴史的名車でしたが、最近はすっかりBMW版の「ミニ」が定着した感があります。

そのため、昔のミニを知らない人はその車名に違和感を感じることもあるでしょう。

生まれは1959年。

後継車はあったもののいずれも先に廃盤になった結果、長年作り続けていたミニがようやく真のモデルチェンジを迎えることとなったのは1990年代も半ばのことです。

かつては数多くのブランドで売られていたものの、ブランド統廃合でローバー・ミニとなっていたミニでしたが、ローバーがBMWに買収されたことで、次世代ミニへの動きが始まります。

ほぼ開発を終えたところでローバーの経営が行き詰まったため、BMWはローバーの会社そのものを売却、いくつかのブランドや開発中の試作車は引き続きBMWが引き取り、ミニもその中に含まれていました。

その後はBMWで開発が継続されましたが、その際にイギリス式のヤード・ポンド法からメートル法に単位を変更して再設計されたため、生産の多くはイギリスで行いつつも、実質的にドイツ車になっています。

2001年にデビューした新しいミニは旧モデルと区別するため通称「ニューミニ」と呼ばれましたが、デビューに至る経緯から「BMWミニ」と呼ぶ人も。

そしてBMWもまたミニの開発で得たノウハウから、現在はクラブマンをベースに1シリーズ(中国版1シリーズセダン)や2シリーズ(ツアラー系)でミニの一部を流用したFFのBMW車を作っています。
 

まずは基本形から!第1世代BMWミニのラインナップと特徴

最初は3ドアハッチバックで手堅く3種のグレード!

出典:https://upload.wikimedia.org/

旧ミニは40年以上に及ぶ長い歴史の中で数々の派生モデルを残しましたが、そのブランドを継続したBMWは、まず足元を固めるように基本的な3ドアハッチバックモデルからデビューさせました。

グレードは「ワン」および「クーパー」の基本形ハッチバック(R50)、「クーパーS」のハイパフォーマンス型ハッチバック(R53)。

ちなみにこの「R50」などは型式ではなくローバー時代から引き継がれた開発コードで、車検証に記載される型式はR50が「RA16」、R53が「RE16」になります。

ちょっとややこしいですよね。

ちなみにR50でのワンとクーパーでは同じ1.6リッター4気筒SOHCエンジンでもコンピューター制御の違いにより、前者が90馬力、後者が116馬力となっているほか、クーパーはサスペンションが固めで前後スタビライザーが追加されています。

R50ワン / クーパーに対してR53クーパーSはエンジンにスーパーチャージャーが追加されて163馬力にパワーアップしたほか、ミッションも5MT / CVTから、6MT / 6ATへと強化。

サスペンションやスタビもさらに固めたスポーツモデルです。
 

旧ミニの雰囲気をうまく残した内外装

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全長で約600mm、全幅も250mmほど旧ミニより大きくなったので、もはや「ミニ」は名で体を表さず、ブランドとしての意味しか無くなっています。

それでも見た瞬間に「あ、ミニを大きくした車だな」と思えるエクステリアデザインはさすがです。

斜めから見ると違った車には見えますが、真正面から見ると丸く見えるヘッドライト、バンパーで分割されたものの旧ミニと似たデザインのフロントグリルで、角度によっては確かにミニに見えます。

ブラックアウトしたことにより太さを感じさせない各ピラーと、その上で厚みを持たせたように見えるルーフも、その印象に一役買っているでしょう。

そして内装もアナログ式センターメンターがドン!と埋め込まれているのは1970年代までの旧ミニと同じ…なのですが随分と大きくなっており、車体に合わせてスピードメーターだけ巨大化したように見えます。

旧型をモチーフとしつつ、要所でデフォルメして強調することで、より「それらしく」見せるという手法は、同じリメイク車のフォルクスワーゲン ビートルより徹底されているようです。
 

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あれ?ミニにオープンカーがあったっけ?と思うR52コンバーチブル追加

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さらに驚くべきは2004年に追加されたコンバーチブルで、旧ミニにあったかな?カスタムカー?と思う人もいるかもしれません。

1990年代になって「ミニ・カブリオレ」として発売されたものの、元々オープンカーにすることを想定していない車を切った貼ったでオープン化したのでボディ剛性不足に雨漏りトラブル。

それがニューミニでは最終的にBMWがまとめたのでさすがにソツが無く補強され、重くはなったものの実用に支障が無いレベルまで仕上げられました。

このコンバーチブルにもハッチバック同様R52という開発コードがあり、車検証での記載はR52コンバーチブル・クーパーがRF16、同クーパーSおよび特別仕様車のサイドウォークがRH16となっています。
 

第1世代BMWミニのライバル車

何しろ偉大なる「ミニ」の新世代版ですから、ライバルも単純に同クラス車というより、同じようなコンセプトの車を選びたくなります。

そんな車を中心に紹介しましょう。
 

フォルクスワーゲン ニュービートル

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第1世代BMWミニより一足早く1998年に登場したのが、ヨーロッパ名車リメイクシリーズ第一弾と言える、このニュービートルです。

原型はもちろん戦時中も含めれば60年以上の歴史を誇り、なんとニュービートルデビュー後の2003年までメキシコで作られていた、フォルクスワーゲン タイプ1・通称”ビートル”。

元がリアエンジン後輪駆動のRRレイアウトだったビートルを、フロントエンジン前輪駆動のゴルフをベースに再現したので、車として理想的な形をしているわけではありません。

しかし、「偉大なる先代への敬意」はそうした合理主義を木っ端微塵に吹き飛ばし、FFでありながらどう見てもビートルに見えるよう仕上げられています。

とはいえ、ビートルそのものがモノコックフレームの近代的な車だったからこそ現代でもそのデザインを活かせたわけで、日本のレトロカーがどうしても「昔の日本車より昔の欧州車」になってしまう理由もそんな感じです。

結局第2世代の「ザ・ビートル」になっても、基本的にこのスタイルで作り続けられています。
 

ダイハツ L700系 ミラジーノ(初代)

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旧ミニはその末期のユーザーがほとんど日本と言われていたほど日本人受けしていたもので、1980年代後半から1990年代にかけて、日産のパイクカーや軽自動車各社のレトロカーなど、ミニ風の純正カスタムが流行りました。

その究極系と言えるのが1999年登場の初代ミラジーノで、表向きには「60年代のダイハツ コンパーノをモチーフにしている」ということになっています。

しかし、イタリアンルックでセダン、バン、ピックアップ、スパイダー(オープンカー)と展開していたコンパーノと似ているのはフロントだけ。

ハッチバックボディになると、どうしても旧ミニに見えてしまいます。

いやいや違うんですよと言いつつしっかりミニ風のオプションパーツを準備していたダイハツの商売上手というところでしょう。

ボディサイズ的にはこちらの方が旧ミニに近いので、ローバーが原設計を行ったセルフリメイク版BMWミニよりもミニらしく、最高のオマージュと言えます。
 

旧ミニ

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それでもBMWミニ最大のライバルと言えば、やはり旧ミニでしょう。

何といっても本家本元、長い歴史と伝統を誇り、そのラバーコーンサスペンションの乗り心地はしなやかで…そして1950年代の英国車らしく電装系は弱い。

キチンとオチがつくところまでがミニと言うべきで、あくまで現代の車、それもドイツ人が仕上げたミニなんて完璧すぎて可愛げがない!と思う旧ミニファンもいることでしょう。

ただ、やはり基本設計が猛烈に古い車だけあって2000年まで生産された末期のモデルでも信頼性が高いとは言い難く、初心者が格好だけで買うと痛い目にある車なのも確かです。

何ごともそうですが、小さくてカワイイものを愛でるにはお金と手間暇が必要ということですね。
 

第1世代BMWミニとライバルの中古相場価格は?

出典:https://upload.wikimedia.org/
第1世代BMWミニ
中古車相場
9.8~229.9万円


ライバル車のお値段は?

フォルクスワーゲン ニュービートル

中古:0.9~195万円


ダイハツ L700系 ミラジーノ(初代)

中古:1.0~121.2万円


旧ミニ

中古:28.8~354.2万円
 

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第1世代BMWミニの代表的なスペック

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BMW ミニ クーパーS(R53) 2002年式
全長×全幅×全高(mm):3,655×1,690×1,425
ホイールベース(mm):2,465
車両重量(kg):1,180
エンジン仕様:直列4気筒SOHC 16バルブ ICスーパーチャージャー
総排気量(cc):1,598cc
最高出力:163ps/6,000rpm
最大トルク:22.3kgm/4,000rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:FF

第1世代BMWミニ・第2世代との見分け方

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ミニはBMW版となってから、旧ミニと同様また40年作るのではないかという勢いでキープコンセプトを貫いており、デザイン上の識別点はかなり少なくなっています。

よほどミニに詳しい人でも無い限り、ひと目でどの世代かわかる人は少ないのでは無いでしょうか?

しかし識別店が全く無いわけではなく、その最たるものが第1世代BMWミニの「継ぎ目の無いボンネット」です。

一見どこから開けるかよくわかりませんが、それもそのはず、フロントバンパーの上から全てがヘッドライトやフェンダーごとガバッと大きく開きます。

そのためボンネットを閉じた姿はスッキリ美しく、開けばエンジンルームへのアクセスが容易なのはいいのですが、そもそも開閉が重い上にヘッドライトバルブの交換も大変です。

第2世代ではさすがにそこは少し改善されて、フロントマスク自体が若干前に向かって傾斜が強まり、ヘッドライトがボディ側に固定されてボンネットが開くようになりました。

それだけではなく、タイヤフェンダーもボンネットと一体では無くなったので、フロントタイヤフェンダーにボンネットと合わせた継ぎ目があれば第1世代、無ければ第2世代ということになります。

同じ第2世代でもカントリーマンなど派生車種になればだいぶ雰囲気も違うのですが、ハッチバック同士では本当に違いが少ないですね。
 

まとめ

BMWの第1世代ミニは、旧ミニからのリメイクということで失敗を避けて手堅いラインナップ、しかしボディサイズを大きく変えるなど大胆な変更も行いつつ、「大きくなってもミニに見せる」ことに成功したモデルでした。

これにより、旧ミニに憧れていたけど使い勝手や信頼性に不安を感じていたユーザーのハートをガッチリ掴んだことになります。

さらに実質的にはBMW車でありながら、ミニは専門の販売店で展開するなど、ブランドを大事にしたのも大きなポイントでしょう。

その成功のおかげでBMW自体もFF車を作りやすかったので、「ミニ」ブランドは安い買い物だったと言えます。
 

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