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レースやドリフトに引っ張りだこ、X100系チェイサーの魅力と人気の理由とは?

レースやドリフトに引っ張りだこ、X100系チェイサーの魅力と人気の理由とは?

かつてトヨタで栄華を極めた4ドアセダン、ツアラー3兄弟。マークII、チェイサー、クレスタは販売店が異なるだけでほぼ同様の車でしたが、3兄弟として最後に販売されたX100系だけは各々のキャラクターで異なる個性をアピールしました。

その中でもっともスポーティな位置付けだったのがチェイサーです。1996年にデビューし既に20年が経過したチェイサーは一体どんなポテンシャルを秘めているのでしょうか?

最後にスポーツセダンとして名を残したチェイサー

JZX100 チェイサー©️Motorz-Garage

1977年、3代目マークⅡの時に、現在のネッツ店の前身であるトヨタオート店向け兄弟車としてデビューしたのがチェイサーです。

現在のネッツ店がそうであるように当時のトヨタオート店も若者向けをターゲットとした車種展開をしており、基本的に直6エンジン搭載車がメインのマークⅡに対して、チェイサーはより安価な直4エンジン搭載車が充実していました。

その後ビスタ店(トヨタオート店→ネッツトヨタ店と統合して現在はネッツ店)に兄弟車クレスタが登場して「マークⅡ3兄弟」として、ともに高級4ドアハードトップの「ハイソカーブーム」を牽引します。

以降、チェイサーとしては5代目となるX90系までは各車とも販売店のユーザー層に合わせて若干グレード構成が異なる程度でした。

しかし、1990年代に入ってRV・ステーションワゴン・ミニバン・クロスオーバーSUVと新時代の自動車ブームが起きると4ドアセダンや4ドアハードトップの売上は衰退。

しかしまだまだ販売の主力から滑り落ちたわけでは無いと考えられていた時代だったので、マークⅡ3兄弟にもテコ入れが行われることになりました。

すなわち、それぞれの販売店のユーザー層により強くアピールするための、個性倍増作戦です。

若者向けのトヨタオート店(1998年にネッツトヨタ店に改称)で販売されていたチェイサーはスポーツセダンとしてアピールすることとなり、1996年に6代目X100系チェイサーがデビューしました。
 

X100系チェイサーの特徴・特色

出典:https://upload.wikimedia.org/
 

オーバーハング短縮でスポーツセダンへ

チェイサー

出典:https://upload.wikimedia.org/


6代目X100系チェイサーは、それまでデザイン以外ほぼ変わらなかったマークⅡ3兄弟の中でスポーツセダンとしての役割を果たすべく、前後のオーバーハング(前後タイヤから先のボディ端部)を切り詰めて全長をマークⅡ / クレスタより45mmほど短縮しました。

同時にヘッドライトも横長のヘッドランプユニットの奥に大きな丸目4灯式となり、他の兄弟より凄みを効かせるフロントマスクになったのです。

オーバーハング短縮はもちろん、重心から遠い位置の重量を減らして旋回性能を上げる効果も狙いましたが、より直接にはユーザーに対して「これはスポーツセダンであり、他の兄弟車とは違う」とアピールするに十分な効果がありました。

さらにTRDからは「TRDスポーツ」と呼ばれるエアロパーツ装着コンプリートカーも販売され、丸目4灯ヘッドライトと合わせ、スポーツイメージを格段に高めたのです。

グレード構成はスポーツ系の「ツアラー」、ラグジュアリー系の「アバンテ」、廉価版の「XL」計3種類でした。
 

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エンジンなどは他の兄弟とほぼ同じ

チェイサー 出典:https://upload.wikimedia.org/


ただし、基本的なエンジンラインアップなど中身はほぼ同じで、トップモデルはスポーツ系の「ツアラーV」が2.5リッター直6ターボの1JZ-GTE、ラグジュアリー系の「アバンテG」が3リッターの2JZ-GEを搭載するなど。

以下、2~2.5リッター直6エンジンや2.4リッターディーゼルターボ搭載車が設定されているところまではマークⅡ / クレスタと全く同じですが、チェイサーだけは廉価版の「XL」に1.8リッター直4の4S-FE搭載モデルを設定していました。

このうちツアラー系とアバンテの2リッターガソリンモデルにはAT車のほかに5速MT車が設定されており、日産のスカイラインやローレル同様、最末期の大型FRスポーツセダンとして、ドリフトなどに多用されることとなります。

トヨタ車が潜在的にもつボディ剛性と高出力エンジン、そして5MTという組み合わせからドリフト競技で人気を博し、D1GPでは2JZエンジンに換装されたX100マークⅡとX100チェイサーがシリーズチャンピオンを獲得するなど、高いポテンシャルを見せています。
 

JTCCへも参戦

チェイサーPhoto by Iwao
 

チェイサーのスポーツイメージを決定づけたのはレースで、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)に1997年から参戦しました。

当時のトヨタは車高が低くスポーティな4ドアピラーレスハードトップのFF車、コロナExivで参戦していましたが、それに加えてFR車の可能性を探った形です。

スリムなExivとは異なり大柄のチェイサー、それも市販車ベースのハコ車レースでしたから、スタート直後の第1コーナーで文字通りボディを叩きつけながら押し合いへし合いするなど、迫力あるレースを見せました。

市販車と異なり2リッター直4の3S-GEを縦置きにして搭載しており、元より同系統の4S-FE搭載グレードがあるので4気筒エンジンを積んでも違和感はありませんでしたが、ボディに手を加えてエンジンを後退させフロントミッドシップにしています。

JTCC自体が終了してしまったので1998年まで2年間だけのレースでしたが、「戦うスポーツセダン、チェイサー」の姿は、ユーザーの眼に後々まで強く焼き付けられました。
 

X100系チェイサーのライバル車

日産 R33スカイラインセダン

R33スカイライン 出典:https://ja.wikipedia.org/


当時ローレルが既にATのみになっていたので、チェイサーのようなMT設定があるFRスポーツセダンと言えば、もはやこのスカイラインのみ。

GTS25tエンジンはチェイサーツアラーVの1JZ-JTEと同じ2.5リッター直6ターボRB25DETでカタログ出力が280馬力に達し、チェイサーと真っ向からぶつかるパワー。

後にドリフトでも大型セダンと言えばマークII3兄弟かスカイライン、あるいはMTに載せ替えたローレルと相場はほぼ決まっています。


三菱 EC5A ギャラン

三菱 ギャラン出典:https://ja.wikipedia.org/


フルタイム4WDの登場により、大型FRセダンではなくてもスポーツセダンが成立するようになって真っ先に名乗りを上げたのがこのギャラン。

2リッターターボの名機4G63をランサーエボリューションに譲って後はV6ターボエンジンを搭載しており、X100系チェイサーの時代には2.5リッターV6ツインターボエンジンを搭載したギャランVR-4がトップモデルでした。

まだモータースポーツ一辺倒だった時代のランエボより大柄でパワフル、快適な高速ツアラーとして人気を博しています。


スバル BE系レガシィB4 

スバル レガシィ出典:https://ja.wikipedia.org/


ギャランVR-4よりは後の登場でしたが、同じくインプレッサにモータースポーツベースの座を譲って高速ツアラー的存在になっていたのが、スバル レガシィ。

3代目BE系からセダンはレガシィB4を名乗るようになり、2リッター水平対向4気筒ツインターボエンジンのほか、2.5リッター水平対向4気筒、3リッター水平対向6気筒エンジンも搭載。

ギャラン同様に大排気量志向になっていきますが、この世代で終わったギャランとは異なり、現在もモデルチェンジを繰り返して販売しており、北米では人気モデルです。
 

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X100系チェイサーの中古相場価格は?

チェイサーPhoto by JAK SIE MASZ
 トヨタ X100系チェイサー

中古車相場

7.8~289万円


ライバル車のお値段は?

日産 R33スカイラインセダン

中古車:19.8~129万円


三菱 EC5A ギャラン

中古車:29.7~64万円


スバル BE系レガシィB4

中古車:4.9~132万円

 

X100系チェイサーの代表的なスペック

チェイサーPhoto by Andrew Smith
 
トヨタ JZX100 チェイサー ツアラーV 1996年式

全長×全幅×全高(mm):4,715×1,755×1,400

ホイールベース(mm):2,730

車両重量(kg):1,470

エンジン仕様・型式:1JZ-GTE 直列6気筒DOHC24バルブ ICターボ

総排気量(cc):2,491cc

最高出力:280ps/6,200rpm

最大トルク:38.5kgm/2,400rpm

トランスミッション:5MT

駆動方式:FR

他のマークⅡ3兄弟はX100系チェイサーとどう違ったのか?

X100系マークⅡ(1996~2000年)

X100 マークⅡ 出典:https://upload.wikimedia.org/


兄弟車の中でもっとも古い1968年デビューで、現在もマークXと名を変えて唯一販売継続中。

X100系ではチェイサーのようにボディを短縮してまでスポーツ性は追求しなかったものの、ラグジュアリー性の高い「グランデ」のほか、同じ2.5リッターターボ+5MT仕様がある「ツアラーV」などツアラー系グレードを設定していました。

いわば保守的なトヨペット店向けだからこそ、保守的な昔ながらのスポーティなマークⅡを求めるユーザーがいたと見込まれてのことだったと思いますが、おかげで現在もチェイサー同様、数少ないドリフト用ベース車として人気を保っています。


X100系クレスタ(1996~2001年)

x100 クレスタ 出典:https://upload.wikimedia.org/


3兄弟の中ではもっとも新しい1980年に登場し、トヨタディーラーの中では実験的な車種を扱うことが多かったトヨタビスタ店専売車種。

クレスタ自体は3兄弟の中でも斬新かつ少し高級というポジションで、X100系でもグレード構成はやや特殊でした。

ラグジュアリー系グレードでマークⅡの「グランデ」、チェイサーの「アバンテ」に並ぶ「エクシード」を設定していたのはほかの兄弟と同じですが、スポーツ系グレードの名は「ツアラー」ではなく「ルラーン」。

ミッションも5MTではなくATのみで、3兄弟の中で唯一スポーツ系のMTモデルが無く、MTは廉価グレード「スーパールーセント」の前期型にのみ設定されています。

なお、モデルチェンジしたマークⅡや、アルテッツァが実質的な後継車となったチェイサーとは異なり、マークⅡ同様モデルチェンジはしたものの「ヴェロッサ」と改名、クレスタから一転してスポーツセダンに転身するなど、最後まで3兄弟の中では特殊な車でした。
 

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まとめ

JZX100 チェイサー©️Motorz-Garage

6代24年の歴史の中で、特別スポーティという扱いを受けたのは最後の6代目5年間のみ、それも2年間のみレースに出たことで後々まで「マークⅡ3兄弟で一番スポーティな車」という扱いを受けることになったチェイサー。

その後もFRスポーツセダンとして、ある意味では現在のマークXより人気を博すという、最後にとても幸せな時間を過ごしました。

実際、JTCCやドリフトでの活躍もあり、チェイサーはもっともサーキットで走る姿を連想しやすいので、電子制御に左右されにくい昔ながらの豪快なFRスポーツセダンに乗りたいと思えば、スカイラインやローレルとともに、ぜひ選択肢に入れたい車ですね。
 

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