ユーザーは燃費だけで車を選ばないと証明した3代目三菱 eKワゴンとは?

ユーザーは燃費だけで車を選ばないと証明した3代目三菱 eKワゴンとは?

ホンダ N-BOXやスズキ スペーシアが大ヒットする陰で目立ちませんが、三菱 eKワゴンとその兄弟車、日産 デイズの販売も好調です。燃費偽装スキャンダル後の修正で燃費がトップクラスで無くなってからも人気があり、メーカーが思っているほど、ユーザーは燃費だけに過剰な期待をかけて車選びをしていないことがわかります。

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3代目三菱eKワゴンとは

三菱eKワゴン出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

1990年発売の初代ミニカトッポで軽トールワゴンの先駆者となった三菱でしたが、大ヒット車の座は1993年登場の初代ワゴンRに奪われ、新規格移行時に発売されたトッポBJで追撃するも、流行にはやや出遅れた感がありました。

そこで視点を変え、ミニカと統合する形で『スペース効率に優れて安価な軽ベーシック』として登場した初代eKワゴンを開発し、スマッシュヒットを飛ばします。

その後2代目eKワゴンで電動スライドドアを搭載するなど(車高の低いスライドドア車としては現在のムーヴキャンバスに先んじていた)、安定した販売を記録しました。

その後、オリジナル性の高い軽自動車を作りたい日産との間で軽自動車の開発・生産を共同で行う合弁会社NMKVを設立、そこで改めて軽トールワゴンとして新開発されたのが3代目eKワゴンです。

共同開発された共同車、日産 デイズとはメカニズムや基本ボディは共通するものの、前後デザインやグレード構成や装備面は大きく異なっており、eKワゴンでは全車にアイドリングストップが搭載されるなど違いがあります。

3代目eKワゴンの特徴

三菱eKワゴン出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

軽トールワゴン化に伴い全高と車内のヘッドスペースが大きく拡大されたほか、新開発プラットフォームでのロングホイールベース化により、後席の快適性が飛躍的に向上、精悍なフロントマスクが与えられて大幅なイメージチェンジを敢行しました。

エンジンはi(アイ)用に開発、日産やルノー、スマートなどでも派生型が使われる中で高効率化など大幅な改良の施されたMIVECエンジン3B20を搭載。

基本設計がやや古いためライバル他社と比べて燃費面では落ちるものの、高圧縮ロングストロークの環境性能一辺倒のライバルとは一味異なる活発に回るエンジンです。

当初ライバル並とされた燃費は後に修正されましたが、メーカーがカタログ燃費向上に必死だった反面、燃費修正後も販売台数はさほど影響無く、ユーザーは短距離用シティコミューターな軽自動車の燃費にあまりこだわりを持たない事も明らかになりました。

むしろ内外装のデザインや使い勝手、現在の基準では安全装備など最低限なもののそれだけ手頃な価格もあって、兄弟車のデイズと合わせれば人気車種の1台となっています。

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3代目eKワゴンのライバル車

出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

1993年にワゴンR登場以来、軽自動車最大の激戦区であり、2003年のダイハツ タント登場で軽自動車の最量販車が軽スーパートールワゴンに移ってからは、事実上軽自動車のスタンダード扱いになっているのが軽トールワゴンです。

同じ工場で生産されている兄弟車、日産 デイズを含め激しい販売争いが繰り広げられています。

初代ホンダ N-WGN

ホンダN-WGN出典:http://www.honda.co.jp/

ホンダ『N』シリーズ軽自動車の軽トールワゴン版で、初代のモデル末期なため2代目N-BOXほどの勢いは無いものの、早ければ2018年中にN-VAN登場に続くモデルチェンジ(おそらくN-VANの5ナンバー版)を受けると思われます。

ホンダらしくアグレッシブなフロントマスクと安全装備を魅力としており、価格が少々高くともプレミアム性を求めるユーザーから支持を受けている1台です。

なお、ホンダの軽自動車はどれもそうですが、同クラス車の中では唯一、他メーカーへのOEM供給や共同開発車の販売がなされていません。

6代目スズキ ワゴンR / 3代目マツダ フレア

スズキワゴンR出典:http://www.suzuki.co.jp/

日本の自動車界で軽トールワゴンが爆発的にヒットする要因となり、現在の軽自動車黄金時代を作ったワゴンRも現在は6代目が販売中。

マイルドハイブリッドが設定されて燃費など環境性能が優れているのを売りにしており、N-BOXやスペーシアに売れ筋を譲ったとはいえ、現在でもヒットモデルとして軽自動車では常に販売台数上位に入っています。

マツダでも初代からAZワゴン、現在はフレアとしてOEM供給を受け販売中です。

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6代目ダイハツ ムーヴ / 3代目スバル ステラ

ダイハツムーヴスバルステラ出典:https://www.daihatsu.co.jp/

ワゴンRフォロワーとして最初に猛追撃を始めたのがダイハツ ムーヴで、ワゴンRともども現在は6代目が販売されています。

ムーヴラテ、ムーヴコンテ、ムーヴキャンバスなど歴代モデルに独自色を出した派生モデルを設定しているのが特徴で、通常の軽トールワゴンとしてのムーヴだけでなく、デザインや機能面で価値観の多様化に合わせたモデルを並行して準備しているのが特徴です。

スバルの軽自動車独自生産終了に伴い、現在はスバル ステラとしてもOEM供給されています。

3代目eKワゴンの新車&中古車価格

三菱eKワゴン出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

2018年6月現在、4代目eKワゴンの新車価格は以下のようになっています。

※()内は4WD車

E e-Assist:110万9,160円
M e-Assist:122万0,400円(132万7,320円)
M e-Assist PLUS Edition:122万0,400円(132万7,320円)※特別仕様車
G Safety Package:141万3,720円(152万0,640円)
G Safety PLUS Edition:141万3,720円(152万0,640円)※特別仕様車
T Safety Package:147万3,120円(158万0,040円)

特別仕様車の『PLUS Edition』はベースグレードにステアリングオーディオリモコンスイッチ、リアスピーカー、専用ワイド2DINナビゲーションを標準装備。

『e-Assist』と『Safety Package』の違いは安全装備面で、『衝突被害軽減ブレーキ』と『踏み間違い衝突防止アシスト』のみのe-Assistに対し、Safety Packageは『車線逸脱警報システム』と『オートマチックハイビーム』を標準装備しています。

また、『e-Assist』は安全装備レス仕様も選択可能です。

その他の違いは、TとGがディスチャージヘッドライト(EとMはハロゲン)、タコメーターなどを装備し、Tはさらにクルーズコントロールを標準装備した豪華仕様。

大してEはUV(紫外線)カットガラスにIR(赤外線)カット機能はつかず、マニュアルエアコンでアシストバッテリーやチルトステアリングなどが無い廉価仕様となります。

なお、中古車価格は以下。

29.8万円~128万円

中古車市場に出回っているのは登録済み未使用車や展示車、試乗車の類が半分以上を占めており、走行距離や程度だけでなく、車検残にも注意が必要です。

発売から5年たってモデル末期に差し掛かっている事から、3代目初期型は中古車でも手頃な価格になりつつあります。

3代目eKワゴン 主なグレードのスペック

三菱eKワゴン出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

三菱 B11W eKワゴン T SafetyPackage 2018年式
全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,620
ホイールベース(mm):2,430
車両重量(kg):860
エンジン仕様・型式:3B20 水冷直列3気筒DOHC12バルブ ICターボ
総排気量(cc):659
最高出力:47kw(64ps)/6,000rpm
最大トルク:98N・m(10.0kgm)/3,000pm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF
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まとめ

三菱eKワゴン出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

3代目eKワゴンと言えば、兄弟車の日産 デイズともどもショッキングな燃費偽装問題でダーティなイメージがどうしてもつきまといますが、実際には多くのユーザーが『カタログ燃費はどのみち実燃費と違う』と考えていたようです。

正しいカタログ燃費に修正された後はライバルに比べて環境性能で劣るようになりましたが、むしろ実燃費との乖離が修正されたことで信用度が高まるとともに、燃費以外の魅力で人気を回復しました。

eKワゴン自体は三菱の販売力もあって販売台数トップクラスとはいきませんが、デイズと合わせればワゴンRやムーヴなど軽トールワゴンの中で1、2を争う販売実績があり、メーカーにとってもカタログ燃費競争に一石を投じるキッカケとなっています。

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