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FFスペシャリティカーとしての正常進化、T230系セリカの魅力とは?

FFスペシャリティカーとしての正常進化、T230系セリカの魅力とは?

日本では1970年に初代セリカから始まった「スペシャリティカー」というジャンル。乗用車ベースにスポーツティなボディを持ち、安価にスポーツカーを提供できました。

先代T200系とはまた違ったこのT230系セリカはどのような魅力があったのでしょか?

最後のスペシャリティカー・トヨタT230系セリカ

トヨタT230系セリカ Photo by RL GNZLZ


先代まではロールーフでスポーティな4ドアピラーレスハードトップ、コロナExiv / カリーナEDをベースとしていたセリカでしたが、時代は変わりベース車が消滅したことで、再び原点に帰ってコロナ / カリーナベースに戻りました。

(正確には両者の後継であるプレミオ / アリオンがベース)

それに伴ってエンジンやボディサイズもダウンサジングされ、同じようにMR2からダウンサイジングされたMR-Sともども、スポーツ性と環境性能を両立させたスポーツカーとして延命していったのです。

それに伴い4WDターボのGT-FOURや2ドア4シーターオープンのコンバーチブルも廃止され、性格的にはセレクタリークーペ(北米などの通勤用車両)に近くなりつつ、スポーツカーの基本性能はむしろ引き上げられました。

しかし、主要市場である北米、そして日本でも2ドアスポーツクーペ、ことに乗用車ベースで安価に開発できるFFクーペの時代は終わりを迎えており、結果的にこのT230系が最後のセリカになりました。
 

T230系セリカの特徴・特色

トヨタT230系セリカ Photo by Erik Drost
 

ダウンサイジングで3代目以前への回帰

トヨタT230系セリカ Photo by RL GNZLZ


T230系最大の特徴は、4WDターボの設定やボディサイズ拡大をやめ、軽量化・サイズダウンによるスポーツカーとして凝縮化された姿です。

さすがに当時は走行性能維持や日本とは関係無く主要市場の北米や欧米を意識して無理に5ナンバー枠に収めることはせず、わずかに3ナンバーサイズとなる全幅でしたが、それでも見るからにサイズダウンされたボディには潔さがありました。

4灯式ヘッドライトを中心とした派手なフロントマスクも、切れ長のヘッドライトで21世紀の車としてトレンドを抑え、ドアミラー付け根からテールエンドへ膨らむように跳ね上がるラインも、小さいながら躍動感を与えるのに一役買っています。
 

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新世代ZZ系エンジンの採用

トヨタT230系セリカ Photo by Brian Snelson


エンジンも旧来の3S系2リッターDOHCエンジンから、新世代の1.8リッターDOHCエンジンZZ系に更新され、環境性能を高めつつ、可変バルブ機構VVTL-iを備えたトップモデルのスポーツエンジン2ZZ-GEでは190馬力を発揮。

先代より軽量化されたことを考えれば、実質的に動力性能では上回っています。

軽量ダウンサイジングボディに新世代ハイパワーエンジンを組み合わせたT230系は、新たにライトウェイト・スポーツクーペとして上回り、この姿で生き残りをかけてもうひと勝負をかけることになりました。
 

レースやダートラ、ラリーでコーナリングマシンとして挑む

トヨタT230系セリカ Photo by ilikewaffles11


それらの特性を活かし、レースではSUPER GTでコーナリングマシンとしてGT300クラスで活躍。

さらに、軽量化とともに剛性アップや低回転からも粘り強いエンジンでホンダの新旧タイプRやトヨタEP82スターレットターボにも対抗可能なポテンシャルがあると見込まれ、ダートトライアルやラリー競技にも投入されました。

T200系の後期以降、既に4WDターボマシンとしてはランサーエボリューションやインプレッサWRXに大きく水を開けられ、パワー競争にも加わらなかったセリカGT-FOURが廃止されたことで、むしろ軽量FFスポーツとして脚光を浴びた形です。

さすがにライバルに対して大きなアドバンテージは無かったため台数は少なかったものの、比較的長く使われ続けました。
 

T230系セリカのライバル車

三菱 D53A エクリプス・スパイダー

三菱 エクリプス・スパイダー

Photo by Stephen Hill

アメリカ製三菱スポーツクーペとして、数は少ないながらも一定の人気があったエクリプスですが、3代目は2ドアコンバーチブルのスパイダーのみが輸入されました。

スタイルは日本人好みするもので全面的な導入を望む声もあったものの、エンジンは2.4リッター直4か3リッターV6とサイズアップしており、排気量の面ではGTO後継に近くなっています。

アメリカ仕様を好むユーザー向けの細かい需要に応えたモデルで、この点でセリカやインテグラとはだいぶ方向性が異なっていましたが、既にスポーツクーペ自体が少量生産で辛うじて成り立っていた時代だったので、こうした販売戦略もひとつの正解でした。


ホンダ DC5 インテグラ / インテグラタイプR

ホンダ DC5 インテグラ Photo by Brandon Thai


プレリュードとの統合で2リッタークラスに移行、セリカと逆の立場になったインテグラですが、同期の3ドアファストバッククーペとしてタイプRはスポーツエンジンを搭載したセリカSS-IIと、通常モデルは一般エンジンを搭載したセリカSS-Iとライバルになりました。

どちらもスポーツクーペ不況の中で最後のモデルとなり、モータースポーツ第1戦では2010年代まで生き残れませんでしたが、現在まで続く人気ではDC5インテグラタイプRが上です。


ヒュンダイ GK27 クーペ

ヒュンダイ GK27 クーペ Photo by Michael Gil


当時日本進出に挑戦していたヒュンダイも、そのイメージリーダーとして3ドアファストバッククーペのヒュンダイ・クーペを導入していました。

2.7リッターV6DOHCエンジンに6MTまたは4ATと、排気量は大きいもののボディサイズは同等で、実物を見ると意外にスポーティ、かつ初期型では199万円からと非常に安価だったこともあり、エクリプス同様少量生産・販売モデルと考えれば成立しました。

どうしても輸入車としてのブランド性が低かったためにメジャーになれませんでしたが、貴重なFFスペシャリティ・クーペであり、品質面で日本に追いつこうとしていたヒュンダイの意欲的なモデルとして、評価すべき1台でしょう。

実際、見慣れぬカッコイイ車を目撃したとインターネットで投稿されてみれば、それはヒュンダイ・クーペだということも、時々あったのです。
 

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T230系セリカの中古相場価格は?

トヨタT230系セリカPhoto to Yohann Legrand
 
トヨタ T230系セリカ
中古車相場
12.8~146万円


ライバル車のお値段は?


三菱 D53A エクリプススパイダー

中古車:63~148万円


ホンダ DC5 インテグラ / インテグラタイプR

中古車:13.7~239.8万円


ヒュンダイ GK27 クーペ

中古車:29.8~49万円
 

T230系セリカの代表的なスペック

トヨタT230系セリカPhoto by RL GNZLZ
 
トヨタ ZZT231 セリカ SS-Ⅱ スーパーストラットパッケージ 2004年式
全長×全幅×全高(mm):4,340×1,735×1,305
ホイールベース(mm):2,600
車両重量(kg):1,140
エンジン仕様・型式:2ZZ-GE 直列4気筒DOHC VVTL-i 16バルブ
総排気量(cc):1,795cc
最高出力:190ps/7,600rpm
最大トルク:18.4kgm/6,800rpm
トランスミッション:6MT
駆動方式:FF

終わらなかったセリカ、サイオン tc / トヨタ・ゼラス

トヨタ・ゼラス Photo by M&R Glasgow


日本ではT230系セリカで最後となったスペシャリティクーペですが、北米ではトヨタの若者向けブランド「サイオン」向けの2ドアスペシャリティクーペ、サイオンtcが後継モデルとして2004年に登場しました。

カルディナやアベンシスのプラットフォームを使った3ドアハッチバッククーペで、2.4リッターエンジンを搭載したFF車。

デザイン、サイズともにアメリカンコンパクトクーペとして人気を博しましたが、日本では知名度も低く、2ドアクーペ需要も無かったので導入要望もさほど無かったため、並行輸入車を時々見かける程度でした。
 

トヨタ・ゼラス出典:http://www.toyota-global.com/

2011年に2代目が登場、2016年に「サイオン」ブランドが廃止されてからも一部の国では「トヨタ ゼラス」として販売されていたようですが、現在は86に更新されたようです。
 

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まとめ

©️Motorz-Garage

最初のスペシャリティカーとして生まれ、そして事実上最後の国産スペシャリティカーとなったセリカ。

T230系の生産終了後も86など一応後継とも言えるスポーツクーペは登場しましたが、乗用車ベースで安価に開発可能で、それでいてそこそこのスポーツ性を持つスペシャリティクーペの需要は無くなってしまったのでしょうか?

FRにこだわるあまり、どうしても高価になりがちな本格スポーツクーペとはまた別な魅力を持つセリカのようなスペシャリティクーペが、またいつか復権するようになると、また車が面白くなる可能性も捨てきれません。

その可能性がどのくらいあるか、T230系セリカに乗って、ひとつ確かめてみませんか?

T200系についてはこちら
 

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