ただいま会員登録すると、500ptのお買い物ポイントをプレゼント!

ポイントキャンペーン実施中
ハイパワーエンジン+小型スポーツセダン、GC/GF型インプレッサの魅力を振り返ります

ハイパワーエンジン+小型スポーツセダン、GC/GF型インプレッサの魅力を振り返ります

1989年の初代レガシィで現在に至る「プレミアムメーカー」への第一歩を踏み出していたスバル。

その量販大衆車カテゴリー担当車として、ようやく旧世代レオーネからのバトンタッチに成功したインプレッサですが、そこにレガシィRSの強力なパワーユニットを詰め込み、ライバルとともに一世を風靡したのがGC8インプレッサWRXです。

スバル・ラリースピリットの集大成・GC8インプレッサWRX

スバルGC8インプレッサWRX Photo by Brian Snelson


1.8~2リッタークラスの初代レガシィがデビューした後も、1.6リッター車はまだ販売していた旧世代スバル車、レオーネを置き換えるため、1992年に1.5~1.8リッタークラスを担う初代インプレッサがデビューしました。

スバルの量販大衆車を担うインプレッサは4ドアセダンに加え、輸出向けの2ドアクーペと5ドアハッチバックが準備されていましたが、このうち5ドア車は当時のステーションワゴンブームにあやかり「インプレッサ・スポーツワゴン」名でデビュー。

このうち当初は4ドア車に、後にスポーツワゴンやクーペにも設定されたのが「WRX」です。

レガシィRSを引き継ぐ形でWRC(世界ラリー選手権)のトップカテゴリー、グループAマシンのベースとなったインプレッサWRXは、小型セダンにレガシィRSの2リッター4WDターボを丸々詰め込んだ軽量ハイパワーマシン。

そのラリースピリットに直結した姿に大人気となり、ショートストロークで軽快に吹け上がるEJ20ターボエンジンと相まって、低回転からの大トルクで重厚感ある走りを見せるランサーエボリューションなどライバルとは、ファン層も2分しました。

日本車全盛期となったWRCで狙い通りメーカー、ドライバーのダブルタイトルを獲得したこともあり、1990年代国産スポーツカーを代表する車種の1台ともなっています。
 

GC8 インプレッサWRXの特徴・特色

スバルGC8インプレッサWRXPhoto by FotoSleuth
 

小型の大衆車にハイパワーエンジン

スバルGC8インプレッサWRX Photo by Brian Snelson


GC8インプレッサWRXの特色は何と言ってもレガシィRSで既にその戦闘力が実証されていた、「EJ20ターボエンジン+4WD」を一回り小型の大衆車に詰め込んだことです。

小さな車に1クラス上の車からエンジンを移植、軽量高性能モデルを開発する手法は海外では一般的で、日本でも過去にはトヨタTE27初代カローラレビン / スプリンタートレノが、カローラにセリカの2T-Gを搭載して成立していました。

しかし、そうした車は高性能な反面、その車のキャパを上回るパワーに振り回されるジャジャ馬的な車になりがちで、乗り手を選んだのも事実です。

しかし、GC8では4WDと組み合わせることで抜群の走行安定性を獲得し、速くて安定性も高いハイレベルなスポーツセダン / ワゴンになりました。

そのため、段階的なパワーアップにも対応することができたため、最終的には国内自主規制値(当時)の280馬力に達しています。
 

会員登録すれば500ポイント付与

スポーツワゴンも侮りがたい実力

©️Motorz-Garage

GC8が後のインプレッサや現在のWRX / レヴォーグと大きく異なったのは、スポーツワゴンのWRX(GF8)も4ドアセダンに負けず劣らずの実力を誇ったことです。

そもそもインプレッサ・スポーツワゴンはその名から連想されるステーションワゴンではなく、あくまで「5ドアハッチバックモデル」として開発されていました。

見ての通り積載性の高さなど実用性の点では4ドアセダンを若干上回る程度でしたが、当時はステーションワゴンブームだったため、マツダ ファミリアS-ワゴンや日産 S-RVと同様、ステーションワゴンに近い扱いで販売されたのです。

そのため、ステーションワゴンとしての実用性は劣る代わりにセダンに準ずる走行性能を持ち、WRX STIバージョンもセダン同様設定され、バージョンⅥまで進化しました。

レースにも参加していただけでなく、ジムカーナやダートトライアルでは、セダンやクーペに混じってスポーツワゴンも堂々の上位争いを繰り広げたのです。
 

WRCでの活躍で、2ドアクーペWRXや限定の22Bも追加

スバルGC8インプレッサWRX Photo by Brian Snelson


1996年までは4ドアセダンをベースとしたグループAラリーカーでWRCに参戦していたインプレッサWRXですが、戦闘力の高い2リッター4WDターボを一般市場で量販できるメーカーは数少なく、フォード以外は日本メーカーばかりになっていました。

そこで他メーカーの参戦も促すべく改造範囲を緩和したWRカーが1997年から導入され、インプレッサも2ドアクーペをベースにしたWRカーに移行します。

日本で2ドアクーペは1995年1月~1996年9月の短期間のみ「インプレッサ・リトナ」として販売されたのみでWRXグレードも設定されていませんでしたが、2ドアWRカーデビューと同時にWRXタイプRとして再デビューしました。

WRカーが1997年のWRCでメイクスタイトルを獲得する活躍を見せたこともあり、WRXタイプRも4ドアWRXやワゴンWRX同様にヒット。

1998年にはWRXタイプRをベースにワイドボディや専用バンパー、2.2リッターターボを与え、WRカーのイメージを持たせた「インプレッサ22B」が400台限定で販売されています。
 

GC8 インプレッサWRXのライバル車

三菱 CD9A/CE9A/CN9A/CP9A 第1~2世代ランサーエボリューション(エボⅠ~Ⅵ TM)

三菱 ランサーエボリューション 出典:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/


通称「ランエボ」。

GC8インプレッサWRXと同時期、全く同じ手法でギャランVR-4のパワートレーンを量販大衆車ランサーに移植してデビューしたのが、ランサーエボリューション。

あくまで限定車としての販売でしたが、三菱らしく低回転からトルクフルな4G63エンジンでもって、インプレッサとはまた違う魅力に惹かれたユーザーによりその人気を2分しました。

この時期のランエボはステーションワゴンモデルなど派生モデルは持たず、オートマ車の設定もありませんでしたが、インプレッサWRXとともに「2リッター4WDターボ・ピュアスポーツセダン」というカテゴリーはファミリーカー兼用も可能で大ヒットします。

エボVからワイドフェンダーで3ナンバー化して格段に戦闘力を高めたことにより、高速コーナリング性能でインプレッサを上回るようになりました。


トヨタ ST205 セリカGT-FOUR

トヨタ ST205 セリカGT-FOUR Photo by Neil


WRCでインプレッサやランサーエボリューションとともに「日本車黄金時代」を作った1台。

ベースとなったT200系セリカがバブル時代の開発で大きく重くなったためモータースポーツでは苦戦してしまうようになり、後継のWRカーにはやはり大衆車E110系カローラFX(日本未発売)にパワートレーンを移植しました。

そのためライバルとは異なりピュアスポーツではなくハイパワー4WDのラグジュアリークーペ路線となり、280馬力へのパワー競争にも参加しませんでしたが、それゆえ一般向け豪華路線と言う意味では成功したと言えます。


マツダ BG8Z ファミリアGT-X / GT-A / GT-R / GT-Ae

マツダ BG8Z ファミリア 出典:https://ja.wikipedia.org/


レガシィRSより以前にWRCに参戦、ギャランVR-4とともに国産4WDターボ・ラリーマシンの草分けでしたが、1980年代後半以降2リッター4WDターボ全盛の中で1.8リッターターボはややパワー不足で、インプレッサWRXデビュー前にWRCから撤退。

しかし、コンパクトハッチバックの4WDターボとしては日産パルサーGTi-R同様に貴重なモデルで、国内モータースポーツやWRCの市販車に近いグループNでは引き続き長い人気を誇りました。

初期のGT-Xと競技ベースのGT-A、後にパワーアップしたGT-Rと同GT-Aeに進化しています。
 

会員登録すれば500ポイント付与

GC8 インプレッサWRXの中古相場価格は?

スバルGC8インプレッサWRX Photo by Ben
 
スバル GC8 インプレッサWRX(22B除く)
中古車相場
15.8~219万円


ライバル車のお値段は?


三菱 CD9A/CE9A/CN9A/CP9A 第1~2世代ランサーエボリューション(エボI~VI TM)

中古車:35~259.9万円


トヨタ ST205 セリカGT-FOUR

中古車:45~109.8万円


マツダ BG8Z ファミリアGT-X / GT-A / GT-R / GT-Ae

中古車:-
 

GC8 インプレッサWRXの代表的なスペック

スバルGC8インプレッサWRX タイプRA STiバージョンVIリミテッド 1999年式 出典:https://ja.wikipedia.org/
スバル GC8 インプレッサWRX タイプRA STiバージョンⅥリミテッド 1999年式
全長×全幅×全高(mm):4,350×1,690×1,405
ホイールベース(mm):2,520
車両重量(kg):1,260
エンジン仕様・型式:EJ20 水平対向4気筒DOHC 16バルブ ICターボ
総排気量(cc):1,994cc
最高出力:280ps/6,500rpm
最大トルク:36.0kgm/4,000rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:4WD

GC8インプレッサWRXの派生車種および変わり種

22B(1998年3月)

スバルGC8インプレッサWRX 22B Photo by ilikewaffles11


1997年シーズンのWRCでメイクスタイトル獲得を記念し、2ドアクーペをベースにWRカー風に仕立てた400台限定車。

通常、この種の記念車はオリジナルのエアロパーツやホイール、シートなど内外装が少し違うお買い得モデルで済ませることも多いのですが、22Bはかなり本気で作りこんであり、ワドボディ化のための専用前後ワイドフェンダーはハンドメイドで交換されています。

前後バンパーなど外装パーツはWRカーのイメージ(WRカーは市販車と似すぎてはいけないため、そのものではない)で、エンジンも22B専用のEJ22改2.2リッターターボです。

500万円以上の高価モデルながらあっという間に完売したレアモデル。


S201 STi Version(2000年4月)

スバルGC8インプレッサWRX S201 STi Version 出典:https://upload.wikimedia.org/


STI(当時はSTi)初のオリジナルコンプリートカーで、前年の東京モーターショーで初公開された時の名前から「エレクトラ・ワン」と呼ばれることも。

前後バンパーやリアスポイラーなどエアロパーツやサスペンションがSTiオリジナルで、エンジンも300馬力までパワーアップされています。


SRX(1998年9月~2000年8月)

スバルGC8インプレッサSRX Photo by FotoSleuth


WRXルックのNAスポーツセダン仕様で、EJ20のNA仕様に吸気側のみながら可変バルブ機構AVCSを組み込み155馬力を発揮。

4WDとはいえ、後の86 / BRZのご先祖的モデルと言えるかもしれません。

ある自動車雑誌がそこに目をつけ、SRXをベースにFR化して「パワーに頼らない軽快なFRスポーツセダンを作る」という連載をしていたこともありました。
 

会員登録すれば500ポイント付与

まとめ

Photo by Gokhan Karakus

ショートストロークで高回転まで小気味よく回るEJ20ターボと、小型軽量ボディの組み合わせ、しかも今のシンメトリカルAWDと変わらない優れた左右重量バランスで、「俊敏かつパワフル」だったGC8インプレッサ。

ライバルが3ナンバー化したため、総合的な走行性能で対抗したため大型ハイパワー化していった2代目GDBとは全く異なる魅力がありました。

タイヤサイズやトレッドの問題で高速コーナリング性能など最新マシンに比べれば昔の車とも思いますが、レスポンスに優れた低速での回頭性などは、今乗っても十分楽しいと思います。

このサイズ感から来る人馬一体的な感覚は、今の車ではなかなか味わえないかもしれません。
 

会員登録すれば500ポイント付与

この記事をシェアする!