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スウォッチとダイムラーという異色のコラボ、スマートフォーツーの魅力とは?

スウォッチとダイムラーという異色のコラボ、スマートフォーツーの魅力とは?

異色のコラボレーションで生み出された2シーターマイクロカー、スマート フォーツー。

その初代モデルは潔いまでの割り切りと優れたデザインで、ちょっとした人気に。現在の3代目はルノー トゥインゴの兄弟車となっていますが、2代目までは原点の初代モデルの影響を色濃く残していました。

時計会社と高級車メーカー、異色のタッグで生まれる

フォーツークーペ Photo by sv1ambo


「時計会社のスウォッチが”スウォッチカーを作る”」「デザインはスウォッチで、開発・生産はダイムラー・ベンツが担当」このニュースは世界に驚きと共に駆け巡りました。

若者向けにファンシーなデザインの時計を数多くリリースしていたスウォッチ、そして高級乗用車”メルセデス・ベンツ”ブランドで知られるダイムラー・ベンツ(現在のダイムラー)との提携は、両社のそれまでの印象を大きく変えたからです。

1995年に発表したスウォッチカー、スマート フォーツー(1997年発売)は2人乗りシティコミューターに特化した極端に短いボディをリアに搭載した小排気量エンジンで走らせる、何とも独特な車でした。

まだ初代メルセデス・ベンツ Aクラスを開発中でこの種の車の経験が浅かったダイムラー・クライスラー(1998年に改称)ですが、Aクラス同様安定性の見直しなどに苦労しつつ次第に改良を進めます。

スウォッチが2000年に撤退してダイムラー・クライスター単独となってからも粘り強く事業を継続し、2017年現在ではダイムラー(2007年に改称)のスマート部門として、メルセデス・ベンツと並ぶ乗用車部門の両輪となりました。

初代モデルは軽自動車登録を可能なように加工した並行輸入車や純正でその改良を施したスマートKの存在もあり、日本では比較的よく見かけたもので。スズキ ツインやトヨタ iQなど同様のコンセプトを持つ車の登場を促しました。

2007年にはボディやエンジンを大型化した第2世代スマートに移行しています。
 

2代目スマート フォーツークーペの特徴・特色

フォーツークーペPhoto by velkr0
 

基本的には初代を熟成した大型・大排気量版

フォーツークーペ 出典:https://en.wikipedia.org/


2007年にデビューした2代目スマート フォーツークーペはダイムラー単独事業となってから初のモデルとなりましたが、ややデザインが直線的になったものの、基本コンセプトは初代から継承されました。

すなわち「2人乗りのシティコミューター」に特化したものでしたが、日本でも販売された同種車に比較すると長い時間をかけてブランドイメージを確立した甲斐があり、プレミアムコンパクトならぬ「プレミアムマイクロカー」として受け入れられています。

大型化による快適性や衝突安全性能の強化、大排気量化により走行性能に余裕が出たことも歓迎されました。

特に初代ではややギクシャク感のあった6速シーケンシャルセミAT(実際は副変速機でハイロー切り替え式3速AT)が普通の5速マニュアルモードつきATになったことは喜ばしい進化で、見た目とは裏腹に堅実なメカニズムで完成度は高まっています。
 

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三菱製1リッターエンジンを搭載

フォーツークーペ 出典:https://en.wikipedia.org/


エンジンは2001年から2005年まで傘下に収めていた三菱自動車から供給された、999ccの3B21エンジン(メルセデス・ベンツでの名称はM137)が搭載されていました。

これは三菱 i(アイ)が搭載していた659cc3気筒DOHCエンジン、3B20を排気量拡大したもので、元々フォーツークーペ同様にリアにエンジンを搭載していたiの同系エンジンですから、フォーツークーペ用としても最適だったと言えます。

日本では71馬力のNA(自然吸気)仕様のほか、84馬力のターボ仕様が設定され、さらにヨーロッパではメルセデス・ベンツ製の799ccディーゼルターボエンジン搭載モデルもありました。

さらに2012年には日本でもEV仕様の「エレクトリックドライブ」が追加されています。
 

拡大されたボディに解放感あるグラスルーフ

フォーツークーペ Photo by Ricardo Ricote Rodríguez


ボディは主に衝突安全性能強化を目的として、全長で180mm、全幅で45mm拡大され、それにより40kgの車重増加となりましたが、エンジンが55馬力の599ccからパワーアップしていたので、走行性能はむしろ向上しています。

大型化で初代よりドッシリとしたイメージにはなったものの、依然として全長わずか2,560mmと日本の軽自動車よりはるかに短く、全体的なデザインも初代のイメージを残したことから、違和感無く引き続き日本でも受け入れられました。

また、天井は透明な樹脂製(ポリカーポネート)の大きなグラスルーフで、オープンモデルのフォーツーカブリオ並の解放感とセキュリティ性を両立しています。
 

2代目スマート フォーツークーペのライバル車

スズキ EC22S ツイン

スズキ ツイン 出典:https://ja.wikipedia.org/


フォーツークーペ同様、全長の短い2シーターシティコミューターというコンセプトで作られた軽自動車。

ただし、軽自動車そのものの非力なエンジンや3速AT(ガソリン車)、リアハッチを持たずガラスハッチしか開かないためラゲッジへのアクセスが不便など極端なコストダウンで商品力が低く、スマートのようなプレミアムマイクロカーとは別種の車でした。

ハイブリッド車もありましたが、二輪車用12V鉛バッテリーを16個搭載するという異様な1モーター式簡易ハイブリッドで、ガソリン車ともども市場に受け入れられず3年足らずで廃止されています。

スバル RJ1 / 2 R1

スバル RJ1 出典:https://ja.wikipedia.org/


まだスバルが独自に軽自動車を開発していた時代の末期、R2のショートボディ3ドアクーペ版として開発されたのがR1で、2+2的とはいえ4人乗りでフォーツークーペやツインより全長は長かったのが相違点です。

デザインがあまり一般受けしなかったので人気モデルにはなりませんでしたが、スバルオリジナルの軽自動車らしく4輪独立懸架のサスペンションや静粛性の高い4気筒エンジンなど、プレミアムマイクロカー的な意味ではフォーツークーペに近かったと言えます。

トヨタ KGJ10 / NGJ10 iQ

トヨタ KGJ110 出典:https://ja.wikipedia.org/


国産車で一番フォーツークーペに近かったのがiQで、全長はツインとR1の中間ほどながら4人乗りとしていました。

後席スペースはミニマムだったものの、助手席側ダッシュボードを前方にえぐることで前に出し、助手席側後席の足元空間を確保した実質3+1シートとでも言うべき特異なシートレイアウトが特徴。

1.3リッタースーパーチャージャーに6速MTを組み合わせたGRMN仕様やEV(電気自動車)版のeQ、英アストンマーチン版の超高級マイクロカー、シグネットもありました。

しかし日本ではツイン、R1ともども販売面で成功したとは言えず、ブランド力が確立していたフォーツークーペの強さが際立つ結果となっています。
 

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2代目スマート フォーツークーペの中古相場価格は?

フォーツークーペ 出典:https://en.wikipedia.org/
2代目スマート フォーツークーペ
※ブラバス、エレクトリックドライブを含む
中古車相場
19.8~228万円


ライバル車のお値段は?


スズキ EC22S ツイン

中古車:16.9~88万円


スバル RJ1 / 2 R1

中古車:9.9~122万円


トヨタ KGJ10 / NGJ10 iQ

中古車:19~135万円
 

2代目スマート フォーツークーペの代表的なスペック

フォーツークーペ 出典:https://en.wikipedia.org/
2代目スマート フォーツークーペ ベースグレード 2007年式
全長×全幅×全高(mm):2,720×1,560×1,540
ホイールベース(mm):1,865
車両重量(kg):810
エンジン仕様・型式:3B21 直列3気筒DOHC MIVEC
総排気量(cc):999cc
最高出力:71ps/5,800rpm
最大トルク:9.4kgm/4,500rpm
トランスミッション:5AT
駆動方式:RR

2代目スマート フォーツークーペの派生車種

ブラバス

フォーツークーペ ブラバス 出典:https://en.wikipedia.org/


初代に引き続き設定された、メルセデス・ベンツ公認チューナーのブラバス仕様。

2代目フォーツークーペのターボ車は当初このブラバス仕様のみで、2012年に通常モデルに追加されたターボ車が84馬力だったのに対し、ブラバス仕様は当初98馬力、最終的には102馬力を発揮しています。

それに合わせてクラッチ容量拡大やサスペンションの見直しも行われており、「フォーツーエボ」的なモデルでした。

カブリオ

フォーツークーペ 出典:https://en.wikipedia.org/


これも初代同様、オープンモデルのカブリオが2代目にも設定。

転倒時安全用のフレームが残る電動トップでしたが、全長が短いゆえにそれだけでフルオープン並の解放感がありました。

クーペ同様、ターボ車やブラバス仕様もあり。

ただし、ルーフやフロントウィンドウ、ドアまで撤去して、幌すら無い潔いフルオープンモデル、クロスブレードは2代目以降設定されていません。

同様に車高が低くロングノーズショートデッキ風のスポーティなロードスターや、軽自動車版のスマートKも廃止されて、2代目でラインナップは大幅に整理されています。
 

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まとめ

フォーツークーペ

Photo by David Villarreal Fernández

デザインは斬新だったものの、完成度がまだ低く、マイクロカーというよりトイカー的に豊富なラインナップを持っていた初代スマートフォーツークーペでしたが、2代目はそれを整理した代わり、大幅に実用性や安全性、完成度を上げました。

その結果、2015年には3代目に移行してルノー トゥインゴと兄弟車になるなど「スマート」車の基盤を盤石にしたモデルだと言えます。

初期のスマートらしさを色濃く残しつつ、現在でも通用する完成度を持った2代目フォーツークーペは、手頃な中古車も出ていますから、2シーターコミューターと割り切れる人ならば断然「買い」でしょう。
 

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