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小型トールワゴンがブームとなるのか?!TOYOTAルーミーの魅力とライバル比較

小型トールワゴンがブームとなるのか?!TOYOTAルーミーの魅力とライバル比較

モデルチェンジを重ねて商品力を上げたスズキ ソリオに対し、従来のラクティスやbBでは日本市場における優位性が失われていたトヨタ。

巻き返しを図って軽 / コンパクトのエキスパートであるダイハツに開発させた小型トールワゴン4兄弟、そのトヨタ店およびカローラ店扱い車種が、トヨタ ルーミーです。

広大な室内スペースをコンパクトに実現した、トヨタ ルーミー

出典:http://toyota.jp/
 

三菱 初代ミニカトッポに始まりスズキ 初代ワゴンRで火が付いた軽トールワゴンですが、コンパクトカーをベースとしたその上級車種の登場と、そのヒットは必然でした。

それが1990年代末にデビューしたトヨタ ファンカーゴ(後にラクティス)や同bB、日産 キューブといった小型トールワゴン群で、その一角にありながらヒット作とは呼べなかったのが、ワゴンRワイドに始まり落ち着くまで車名が二転三転していたスズキ ソリオです。

しかし、スズキが新たな世界戦略としてプレミアム感のあう高品質小型車を重視するようになると、スペース効率に優れ軽自動車でつちかった環境性能を惜しみなくつぎ込んだソリオは、モデルチェンジのたびに商品性を上げてきます。

いわば「軽自動車の豪華版」として品質の高さを誇ったソリオに対し、トヨタや日産の同クラス車は「普通車の廉価版」という位置づけで力の入り方が違い、トヨタはラクティスがやや大きすぎ、bBは環境性能で時代遅れになっていました。

そこでこれら2車を統合した上でソリオ並のコンパクトさとスペース効率、環境性能を目指したアグレッシブなデザインの新たな小型トールワゴンが必要となり、その開発はトヨタグループの中でも軽自動車からコンパクトカーを専門とするダイハツが担当。

基本的には企画・開発・生産を行うダイハツ トールをOEM供給し、ポルテ後継としてトヨタ店で、ラクティス後継としてカローラ店で販売されているのがトヨタ ルーミーです。
 

トヨタ ルーミーの主な特徴・特色

出典:http://toyota.jp/roomy/interior/
 

車名通りルーミーなキャビンにアグレッシブなフロントマスク

出典:http://toyota.jp/
 

ルーミーも含まれるトール4兄弟以前のトヨタ小型トールワゴンは、スタイリッシュ、あるいはアグレッシブであり機能性の高いモデルもあったものの「ハコ」に徹したスズキ ソリオと比較して見た目でわかりやすい総合的なパッケージやデザインに欠けていました。

そこでルーミー(トール4兄弟)はフロントガラスを思い切って立てるとともにボディサイドを垂直とし、広いガラスエリアを前後に通すとともに、前後ドアのウィンドウは1段広くしたサーベル(剣)デザインを採用して開放感とアグレッシブさを演出。

リアもサイドと連動したデザインで見るからに「ハコ」と言える立体感と、大きく開口するテールゲートを設けました。

それでいてフロントはボンネットを水平に近くして厚みを持たせ、メッキパーツを多用したアグレッシブデザインを採用することでライバルに対抗しています。

なお、ルーミーのデザインはダイハツ トールの「カスタム」をベースとしてルーミー(標準車)およびドレスアップ版ルーミーカスタムとなっており、ルーミー(標準車)のデザインはスバル ジャスティ(標準車)と共通です。
 

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後席両側スライドドア採用で小型トールワゴンとしての弱点を解決

出典:http://toyota.jp/
 

2010年代に入って以降、日本市場でトールワゴンやミニバンが成功するためには後席スライドア採用が必須となっており、ルーミーも後席両側スライドドアを採用しました。

トヨタ店 / トヨペット店で販売していたポルテ、ネッツ店 / カローラ店で販売していたスペイドのように両側スライドドアながら後席ドアを持たなかったのは違い、前後ドアを持つ後席重視の仕様です。

これにより広い開口部と狭い場所での良好な乗降性、予約ロック機能とワンタッチオープン機能のついたパワースライドドア設定グレードでは両手が塞がっている時などの使い勝手も向上させています。

シートアレンジも前席フルリクライニング、後席は70度までリクライニング可能でゆったりとしたフルフラットモードや、後席を前方にダイブイン格納させれば、自転車やカーペットなど長尺物を積載可能な広大なスペースを作ることが可能です。
 

NAかターボか、1リッターに統一されたエンジン

出典:http://toyota.jp/
 

先代モデルでは1.3~1.5リッタークラスだったエンジンはダイハツ ブーン / トヨタ パッソと同じく税制面で有利な1リッター3気筒エンジンに統一されました。

NA(自然吸気エンジン)版の1KR-FE搭載グレードではCVTやスロットルバルブ制御の最適化で排気量は小さくとも軽快な加速感や登坂性能を実現。

よりパワフルさを求めるユーザーにはターボエンジンの1KR-VET搭載グレードもあり、従来の1.3リッターエンジンを上回る最高出力やトルクにより、高速巡航でもストレス無い力強い走りを得ています。

トヨタ ルーミーと主なライバルの燃費性能

出典:http://toyota.jp/
 

※JC08モード燃費、同クラス2列シート小型トールワゴン比較

トヨタ ルーミー(M900系)
1リッターガソリンターボ:21.8km/L(FFのみ)
1リッターガソリン:24.6km/L(4WDは22.0km/L)

気になるライバル車の燃費は?

出展:http://www.suzuki.co.jp/
 

スズキ ソリオ(4代目)

1.2リッターフルハイブリッド(MA46S):32.0km/L(FFのみ)

1.2リッターマイルドハイブリッド(MA36S):27.8km/L(4WDは23.8km/L)

1.2リッターガソリン(MA26S):24.8km/L(4WDは22.0km/L)

出展:https://www3.nissan.co.jp/
 

日産 キューブ(3代目Z12)

1.5リッターガソリン:19.0km/L(FFのみ)

出展:http://www.honda.co.jp/
 

ホンダ フリード+ / フリード+ハイブリッド

1.5リッターガソリン(GB5 / 6):19.0km/L(4WDは16.4~17.6km/L)

1.5リッターハイブリッド(GB7 / 8):26.6~27.2km/L(4WDは25.2km/L)
 

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気になるトヨタ ルーミーの新車・中古相場価格は?

出典:http://toyota.jp/
 
トヨタ ルーミー(M900系)
新車:146万3,400~196万5,600円
中古車:105万~253万円

トヨタ ルーミーと競合する車種のお値段は?

スズキ ソリオ(4代目)

新車:145万4,760~212万2,200円

中古車:75.5万~203万円

日産 キューブ(3代目Z12)

新車:162万~213万8,400円

中古車:1.5万~198万円

ホンダ フリード+ / フリード+ハイブリッド

新車:190万~274万8,200円

中古車:165万~269.8万円
 

トヨタ ルーミーの代表的なスペック

出典:http://toyota.jp/
 
トヨタ ルーミー カスタムG-T 2017年式
全長×全幅×全高(mm):3,725×1,670×1,735
ホイールベース(mm):2,490
車両重量(kg):1,100
エンジン仕様・型式:1KR-VET 直列3気筒DOHC12バルブ ICターボ
総排気量(cc):996
最高出力:98ps/6,000rpm
最大トルク:14.3kgm/2,400~4,000rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF

 

まとめ

出典:http://toyota.jp/

トヨタがそのグループ内のダイハツ(トール)やスバル(ジャスティ)でも販売させるため、軽自動車とコンパウトカーのエキスパートであるダイハツに開発させた小型トールワゴン4兄弟。

ルーミーはトヨタ店とカローラ店で販売していますが、トヨタ店では両側スライドドアのポルテをもっと安価なエントリーカーとして販売していたとはいえ、ラクティスやbBといった5ドア小型トールワゴンは初の取り扱い車種となっています。

一部の伝統的なモデルを除けばハイブリッド車以外で事実上同じ車種を、レクサス店を除くトヨタディーラー全系列で扱うことは珍しいことで、それだけトヨタにとって力の入った「買って損の無い」車種だと言えるでしょう。

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