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1人乗り自動車の存在を知っていますか?ダイハツミゼットⅡならではの特徴と魅力とは?

1人乗り自動車の存在を知っていますか?ダイハツミゼットⅡならではの特徴と魅力とは?

自動車メーカーは時々「実験的」な車を作ることがあります。基本的には1人乗りの超コンパクトピックアップ・ダイハツ ミゼットIIもそんな車で、次世代のコンパクトカーを模索する中で生まれた非常にユニークな車でした。

すいすいくるくる、ミゼットⅡ

ミゼットⅡ 出典:https://ja.wikipedia.org/


1996年、「すいすいくるくる、」という軽やかなCMキャッチコピーとともに、1台の小さな軽商用車がデビューしました。

その名もダイハツ ミゼットⅡ(ツー)。

ハイゼットトラックのエンジンや駆動系などを流用しつつ、思い切って全長・全幅ともにコンパクトにまとめ、ボディはトラックと後に追加されたカーゴの2種類。

発売時は1人乗りしか無かったという非常にユニークな車です。

それまでの軽自動車と言えば規格で許された枠一杯にサイズをパンパンに拡大、デザインやメカニズムで何とか差別化はしていたものの、車好き以外からはどれも同じ車のデザイン違いに見えたものでした。

その状況を逆手に取るように全長を切り詰めて小回りを効かせ、全幅を狭くしてどんなところにでも入っていけそうなコンパクトさは注目を浴びました。

結果的に実用性で言えば多人数乗車・なるべく多く積める積載性に越したことは無いとセールスは振るいませんでしたが、技術者育成のためにあえて専門工房で手作業を多用するなど、ダイハツの中で大きな役割を果たしていました。
 

ミゼットIIの特徴・特色

ミゼットⅡ 出典:https://ja.wikipedia.org/
 

とにかくコンパクトなボディ

ミゼットⅡ

Photo by dave_7

ミゼットII最大の、そして誰もがひと目でそれとわかる特徴は、非常にコンパクトなボディです。

メカニズムの下である軽トラック、ハイゼットより全長で400mm短く、全幅も60mm狭くなっており、その上キャビンは全幅一杯ではなく、フェンダーで上部をカバーされたフロントタイヤの内側に、1人が余裕を持って乗車できる程度の幅しかありませんでした。

当然デビュー当時の定員も1名で、荷台・荷室の幅は一杯に取られていたものの短いので載る荷物はそれなり、最大積載量も150kgに過ぎず、1人で積み下ろしは十分だったのです。

車を止めるスペースの少ない酒屋などで下町の狭い道を得意先回りするような用途には十分で、また1人用レジャービーグルとしても使われました。

いわば自動車というよりも屋根付き4輪バイクのような車だったのです。
 

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何と2人乗りまであった

ミゼットⅡ Photo by dave_7


1人乗るのに余裕があるなら、詰めれば2人座れるだろう…というのは飲食店や酒場ではよくある話ですが、ミゼットⅡも同じように「詰めれば座れる」2人乗り仕様がありました。

CMで大柄の外国人女性が肩寄せあわせて「ギュッギュッ」と楽しそうに乗っているCMはある種異様で、スペース効率や快適空間ばかりアピールしていた日本の自動車に対する、強烈なアンチテーゼだったのです。

もちろん実用性も何も無く、元々1人乗りの車でいざとなれば2人乗っても合法という程度のものでしたが、それを機会に「助手席」が登場したので、左側の窓もはめ殺しから開閉可能になりました。
 

2001年まで生産した工房が、後に歴史的名車を生む

ミゼットⅡ 出典:https://ja.wikipedia.org/


面白いながらも商用としての実用性に欠け、乗用としても快適とは言い難いミゼットⅡは当然ヒット作というほど売れたわけではありませんでしたが、ダイハツというメーカーの中では販売台数の枠に留まらない重要な役割がありました。

それがエンジニアの技術力維持を図るための「ミゼット工房」で、流れ作業の機会式ラインではなく、手作業を多用した文字通りミゼット生産用の工房で作られていたのです。

そのため、販売台数に関わらず1996年の登場以来早期打ち切りになることもなく、1998年に軽自動車が新規格に移行してからも、衝突安全基準への対応や新エンジン搭載など最低限の変更のみで2001年まで作られました。

その工房はミゼットⅡ生産終了後に閉鎖されることなく、新たな価値観の提案のため、画期的な新型車の生産に移行しました。

それが2002年にデビューした初代コペンで、ミゼットⅡを作っていたクラフトマンシップは、軽オープンカーの名車づくりに引き継がれています。
 

ミゼットⅡと同種の実験的な軽自動車

スマートK

スマートK 出典:https://ja.wikipedia.org/


ミゼットⅡは一種の実験車でありエンジニアの技術維持というセールスを重視しない目的もあったので、直接的なライバル車が存在しません。

しかし、「極めてコンパクトで少人数乗車のシティコミューターの可能性」が語られる時にはミゼットⅡの名が出ることも多く、その時同時に語られるのがスマートKです。

ドイツのダイムラーと時計メーカーのスウォッチの共同企画として誕生したスマートクーペ(後のスマートフォーツー)は全長全幅ともに非常にコンパクトな2シーターシティコミューターで、全長全幅ともに非常にコンパクト。

全幅がわずかに軽自動車枠を超えていたので小型車登録でしたが、フェンダーを少し狭くすれば軽自動車登録が可能だったので、日本での正式デビュー前から並行輸入車で軽登録車が存在しており、正式導入された時にはスマートKとしてラインナップされました。

スズキ EC22S ツイン

スズキ ツイン 出典:https://ja.wikipedia.org/


ミゼットⅡと同時期に販売されていたスマートKに対し、ミゼットⅡ販売終了後にデビューしたのがスズキ ツインです。

スマートK同様に2シーターのシティコミューターでしたが、ブランド力の差からコストダウン部分が好意的に解釈されず、スマートKほどのセールスも記録できなかったため3年足らずの短期間の販売で終わりました。

これもスズキとしては将来的なシティコミューターの方向性を探る実験的な意味合いが強く、多数の鉛バッテリーを搭載した簡易的なハイブリッド車を設定するなど、ユニークな車だったのです。
 

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ミゼットⅡの中古相場価格は?

ミゼットⅡ Photo by fletcherjcm
 
ダイハツ K100C / K100P ミゼットⅡ
中古車相場
17~88万円

ライバル車のお値段は?

スマートK

中古車:14.8~89.9万円

スズキ EC22S ツイン

中古車:16.9~88万円

ミゼットⅡの代表的なスペック

ダイハツ K100P ミゼットII ピックBタイプ Photo by dave_7
 
ダイハツ K100P ミゼットII ピックBタイプ 1999年式
全長×全幅×全高(mm):2,895×1,295×1,650
ホイールベース(mm):1,840
車両重量(kg):580
エンジン仕様・型式:EF-SE 直列3気筒SOHC6バルブ
総排気量(cc):659cc
最高出力:33ps/4,900rpm
最大トルク:5.2kgm/4,000pm
トランスミッション:4MT
駆動方式:FR

まとめ

ミゼットⅡ

Photo by Andrew Bone

ミゼットⅡは販売台数こそ少なかったものの、「機械生産ラインではなく手作業を多用する工房で作れば、多様な価値観に対応できる趣味性の高い車も少量生産可能」という実績を残した意味で成功した車でした。

その実績を元に「エキスパートセンター」と名前を変えて初代コペンを10年もの長きに渡るロングセラーとして作り続け、現在はさらに「コペンファクトリー」と名を変えて現行コペンを作っています。

一見軽ピックアップと軽オープンスポーツでは全く違う車に思えますが、数は少なくとも愛される車を長く作り続けるための礎になったのが、ミゼットⅡでした。

コペンと同じように手作業で作られた車と考えると、あなたのミゼットⅡを見る目も少しは変わってくるのではないでしょうか?
 

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