新型ジムニーシエラ!ゆとりのエンジンにオーバーフェンダーで話題沸騰!

新型ジムニーシエラ!ゆとりのエンジンにオーバーフェンダーで話題沸騰!

ジムニーに比べて存在意義が希薄なように思えますが、ファンにとってはサイズ面でも動力面でも軽自動車という枠内を超えたカスタマイズが可能なジムニーシエラは常に魅力的です。そのため輸出仕様右ハンドル版は初代から2代目途中で名称変更したジムニーシエラまで根強い需要に支えられ、2018年7月5日にモデルチェンジした新型でも、しっかりラインナップされています。それも歴代最強の1.5リッター版!

3代目スズキ ジムニーシエラとは

ジムニーシエラ

出典:http://www.suzuki.co.jp/

1970年に発売された初代ジムニーには800ccエンジンを搭載した輸出仕様が存在し、それを1977年にジムニー8として日本でも発売したのがジムニーシエラのもっとも古いご先祖です。

ただし売れ行き良好とはいかなかったので、スズキとしてはあまり積極的にラインナップし続ける気は無かったのですが、熱心なユーザーからの要望もあって2代目ジムニーでもジムニー1000、ジムニー1300が相次いで発売。

1993年にはジムニー1300がオーストラリア向けジムニーの名前をサブネームとした『ジムニーシエラ』と改名し、これが以後の輸出仕様を日本で販売する小型車版ジムニーの車名として定着しました。

ジムニーシエラはジムニーと比較して一部補強や強化が為されている部分や、あるいはオーバーフェンダーを装着して幅広の大径タイヤ装着や、エンジンの排気量を上げても軽自動車枠にとらわれるジムニーとは異なる自由度の高さから、常に一定の需要があったのです。

2代目(ジムニーでは3代目)で一時期『ジムニーワイド』と改称されたものの、すぐジムニーシエラに戻ってからはそのままジムニーと同じ道を歩み、2018年7月5日にジムニーと同時モデルチェンジによって3代目となりました。

なお、ジムニー8 / 1000 / 1300 /初代シエラとも途中設定、2代目ジムニーシエラは先行して登場したため、ジムニーシエラがジムニーと同時モデルチェンジしたのは今回が初めてのことです。

3代目ジムニーシエラの特徴

ジムニーシエラ

出典:http://www.suzuki.co.jp/

ジムニーと異なるのは1.5リッター自然吸気エンジンの搭載とオーバーフェンダー、タイヤの違いによるワイドトレッド化や、前後バンパーの形状違いで全長・全幅が大きく異なるくらいで、基本ボディは同一です。

また、スパルタンな最廉価グレードはジムニーシエラに設定されていません。

基本的にはジムニーと同じ以下の特徴を先代から引き続き持ちます。
・ラダーフレーム上に完全別体で乗せられたボディ
・信頼性と駆動のダイレクト感が秀逸な副変速機つきパートタイム4WD
・先代途中からコイルサスにはなったものの、相変わらず前後3リンクリジッドサス
上記に加え、ラダーフレームはXメンバーと前後クロスメンバー追加によりさらに強固になってオフローダーとしての魅力アップした上に、乗員の疲労を抑えるためと操縦安定性を高めるため、ラダーフレームとボディを接続するボディーマウントゴムも新設計です。

また、3代目途中からプッシュボタン式となっていた副変速機の切り替えは、ダイレクトな操作感のあるトランスファーレバー式に戻されて『軟派感』を解消。

悪路走行時にステアリングへのキックバックを低減し、ハンドルを取られて思わぬ操作になるのを抑えると共に、高速走行時のステアリングの振動やふらつきも抑えるステアリングダンパーを装着しました。

まさに『古き良き本格オフローダーの正常進化』と言えますが、もちろん近代的な車らしい最新技術も搭載されており、ユーザーの間口は広げています。

まず車輪の空転により逃げてしまう駆動力対策には、機械式LSDではなく電子制御で空転輪にブレーキをかける『ブレーキLSDトラクションコントロール』を装備、ややクロスオーバーSUV的ですが、効果的な装備には違いありません。

さらに登坂路での停車から再発進時にはブレーキを最長2秒保持し、坂道発進を助ける『ヒルホールドコントロール』や、急な下り坂でブレーキを自動制御し、増速を抑え定速でステアリング操作に専念できる『ヒルディセントコントトール』も装備しました。

以上のように悪路での走りを支える装備に加え、肝心なエンジンも現在のスズキで一般的な新型R06Aを、低中速向けチューニングや風雪、水、飛び石への対策の上で搭載。

安全装備の面でも、最上級の『JC』グレードに単眼カメラとレーザーレーダーのデュアルセンサーを持つ衝突被害経験ブレーキや、車線逸脱警報、ハイビームアシスト、標識認識、誤発進抑制機能などを盛り込んだ『スズキセーフティサポート』を標準装備。

『JL』グレードにもメーカーオプションで追加可能で、現在の車では当たり前になっている安全装備にも怠りはありません。

3代目ジムニーシエラのライバル車

スズキsuv

出典:http://www.suzuki.co.jp

何しろ軽自動車やリッターカークラスのSUVや、クロカン4WDを発売しているのがほとんどスズキなので、直接的なライバルは同じスズキのジムニーくらいで、あえてどちらにするか?と考えるならば以下の2車になります。
カスタムカーカタログ公開中!カスタムカーカタログはこちら

スズキ クロスビー

スズキクロスビー出典:http://www.suzuki.co.jp/

ジムニーにおけるハスラーと同様、『ジムニーほどタフである必要は無いものの、いざというより少し頼りになって、普段は普通の軽自動車として使える』という意味でジムニーシエラとどちらにするか比較されそうなのがクロスビーです。

サスペンションと大径タイヤによって最低地上高を上げ、駆動メカニズムはスイフトやイグニス、ソリオなどと変わらないものの、駆動系やブレーキへの電子制御の活用でソコソコの悪路走破性は持ち、外観もそれを期待させてくれます。

ある意味ライトデューティー系のユーザーにはこれで十分という車で、実際には軽自動車のハスラーとどちらにするか迷うべき車です。

ジープ ラングラー

ジープラングラー出典:https://www.jeep-japan.com/

ジムニーが軽ジープ的な車であるならば、元祖ジープの直系子孫たるジープ ラングラーが検討候補に挙がるのは当然のこと。

ただしジムニーの中でも比較対象になるのは、追加フェンダーでより幅広のタイヤを履いても軽自動車の全幅を気にしなくても良いジムニーシエラの方だと思われます。

ジムニーシエラ、ラングラーともにカスタムベースとして派手な本格オフローダー向け改造に供されていた歴史があり、新型ジムニーシエラ、そして間もなく新型へモデルチェンジするラングラーでも、それは変わりが無いはずです。

3代目ジムニーシエラの新車価格

スズキジムニーシエラ

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

2018年7月現在、3代目ジムニーシエラの新車価格は以下のようになっています。

※全て4WD・1.5リッターガソリン車。()内は4AT車

JL:176万0,400円(185万7,600円)
JC:192万2,400円(201万9,600円)


このうち単眼カメラ+レーザーレーダー式のデュアルブレーキサポートなど安全運転支援装備『スズキセーフティサポート』を標準装備しているのは『JC』のみで、『JL』は42,120円でメーカーオプション。

その他の主な標準装備差は以下。

【安全装備】
・LEDヘッドランプ(JC)・マルリフレクターハロゲンヘッドランプ(JL)
・ヘッドランプウォッシャー(JC)・無し(JL)
・オートライト / ライト自動消灯(JCおよびセーフティサポート装着車)・無し(JL)
【快適装備】
・クルーズコントロール(JC)・無し(JL)
【エクステリア】
・ブラック2トーンルーフ(JCにメーカーオプション)・無し(JL)


つまり、快適装備が若干強化されているのがJL、一般的な軽乗用車並の安全装備や快適装備、内外装も豪華なのがJCとなりますが、肝心の悪路走破性という面ではどちらグレードでも劣るところは一切ありません。

なお、ジムニーで設定されている装備簡素化スパルタン仕様のXGに相当するモデルは、ジムニーシエラには無し。

取扱ブランドは日本最大級!パーツブランドはこちら

3代目ジムニーシエラ 主なグレードのスペック

スズキジムニーシエラ出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

スズキ JB74W ジムニーシエラ JC 2018年式
全長×全幅×全高(mm):3,550×1,645×1,730
ホイールベース(mm):2,250
車両重量(kg):1,070
エンジン仕様・型式:K15B 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量(cc):1,460
最高出力:75kw(102ps)/6,000rpm
最大トルク:130N・m(13.3kgm)/4,000pm
トランスミッション:5MT
駆動方式:4WD
WLTCモード燃費(平均):15.0km/L
WLTCモード燃費(市街地モード):12.8km/L
WLTCモード燃費(郊外モード):15.8km/L
WLTCモード燃費(高速道路モード):15.9km/L

まとめ

スズキジムニーシエラ出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/

あくまで軽自動車規格の真髄にこだわりジムニーを選ぶか?カスタムベースとしての拡張性の高さでジムニーシエラを選ぶか?ユーザー層の厚さからどうしても後者は少数派になりますが、軽自動車に魅力的なモデルが登場すると、その小型車版の需要が高まるのも事実です。

その意味で20年ぶりのモデルチェンジで人気再燃しそうなジムニーに対し、高速巡航性能でゆとりがありそうでオーバーフェンダーも勇ましいジムニーシエラが、もしかすると今までに無い人気を集める可能性もあります。

もちろん、基本ボディはジムニーと全く同一なので、定員4名や積載スペースについては全く差が無いのですが、軽自動車より小型車を選ぶユーザーにとり、実際の性能や使い勝手よりイメージの差は大きいものです。

さらに欲を出して、ジープ ラングラーのようにロングホイールベースの5ドア版があれば…と考える人が今後は国内に限らず出てくるかもしれず、そうしたユーザーの多様化にスズキがどこまで付き合うかには、興味があります。

あわせて読みたい

新型ジムニーに関する情報はこちらからチェック!
愛車に付けるパーツを探そう!カスタムパーツ探しはこちら

この記事をシェアする!