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戦後初のアメリカ車右ハンドルなど話題に、ジープXJ型チェロキーの魅力と人気の理由

戦後初のアメリカ車右ハンドルなど話題に、ジープXJ型チェロキーの魅力と人気の理由

「ジープ」と言えば今やアメ車の中でも唯一日本市場で絶好調、クライスラー撤退後も引き続き日本で販売される数少ないブランドですが、そこに至るまでのブランディングに大きく貢献したのが2代目XJ型ジープ チェロキーです。

クロカン型クロスオーバーSUVの元祖、XJ型チェロキー

XJチェロキーPhoto by J. Squires
 

ジープ チェロキーは元々クライスラーに買収される以前にAMC(アメリカン・モーターズ)が開発した小型SUVで、フルサイズSUVであるワゴニアの縮小版でした。

その初代SJ型チェロキーを完全新設計してモデルチェンジ、1984年に登場したのがXJ型チェロキーです。

それまでの無骨なアメリカンスタイルから一転、当時AMCを傘下に置いていたフランスのルノーから影響を受けたヨーロピアンスタイルとなり、ラダーフレームに載せられた本格クロカンボディからモノコックボディへと変更。

乗用車をベースにしてはいませんが、元祖クロスオーバーというべき構造をしており、大幅に軽量化されたことから軽快な走りが受け、スタイルと相まって北米のみならず日本も含め世界でヒット作となりました。

現在の「ジープ」ブランドがアメ車の中では一線を画す安定した人気を世界中で得るキッカケとなったモデルで、チェロキー自体もメーカーがクライスラー(現在のFCA、フィアットクライスラー)に買収され、モデルチェンジを繰り返しながら今も健在です。
 

ジープ チェロキー(XJ型)の特徴・特色

XJチェロキーPhoto by Zhang Yu
 

当時としてはアメ車離れしたモダンなヨーロピアンスタイル

ジープXJチェロキー Photo by Zhang Yu
 

XJチェロキー最大の特徴は、まずそのアクステリアデザインです。

当時のAMCは1979年に買収したフランスのルノー傘下でその影響を色濃く受けており、ほど良いサイズ感とヨーロピアンテイストのデザインは、まさにアメ車離れしていました。

ヨーロッパにもオフローダー需要はありましたが高価、あるいは質素すぎるモデルが多く、かといってアメリカンスタイルはヨーロッパ市場に馴染まなかったので、XJチェロキーのスタイルはまさに「画期的」だったのです。

それゆえ1980年代にはアメ車よりヨーロッパ車志向の強かった日本でもXjチェロキーは受け、クロカンブームを相まって人気の輸入車となりました。
 

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モノコックボディながらサスペンションは本格クロカン並

ジープXJチェロキー Photo by Powhusku
 

もうひとつXJチェロキーの大きな特徴はサスペンション(足回り)で、フロントこそコイルスプリングを使ったものの3リンクリジッド、リアはリーフリジッドの前後リジッドアクスルで、オフローダー並のタフさを持っていました。

それでいてラダーフレーム式ではなくモノコックボディなので車重は軽く、当時の4WDオオフロード車としては例外的なほど、通常の舗装路でも軽快な走りを実現しています。

これを通常の乗用車ベースにしてサスペンションや駆動システムも舗装路向きにしたものが現在のクロスオーバーSUVですが、XJチェロキーはその元祖です。
 

アメ車として初の一般向け右ハンドル仕様を設定

JEEPXJチェロキー Photo by Jeepalooza
 

XJチェロキーで最後に画期的だったのは、「右ハンドル仕様」の一般販売です。

ヨーロッパ車とは違い、それまでのアメ車は頑なに左ハンドルにこだわってきましたが、右ハンドル圏では「外車らしさを見せるステイタス」でこそすれ、実用面では不便であり、アメリカの自動車メーカーが輸出する際の障壁になっていました。

そこで、XJチェロキーでは郵便仕様(道路に面したポストから素早く郵便物を回収するため、右ハンドルだった)をベースに右ハンドル車を一般向けにも設定し、これを輸出したのです。

そのため右ハンドル圏でも実用性に問題が無くなり、比較的安価だったことも相まってヒット作になりました。
 

ジープ チェロキー(XJ型)のライバル

トヨタ ランドクルーザー(70系ワゴン / プラド)

トヨタ70ランクルプラド 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
 

2017年現在も日本国外では販売が続く小型本格クロカン4WD、70系ランクルにはライトデューティー版として軽量化と車内装備を乗用車並にした70系ワゴン、後の「ランドクルーザープラド」がありました。

デビューはXJチェロキー(日本での発売は1985年)と同時期の1984年でしたが、当時の日本でクロカンブームの最先端にいた三菱 パジェロをターゲットとしています。

 

三菱 パジェロ(初代)

三菱パジェロ 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
 

長いこと日本国内では三菱が生産・販売していた軍用車両由来のジープが「タフな4WDの代名詞」として官民問わず使われてきました。

それを、より乗用車的に使えるようにとピックアップトラックのフォルテをベースにクロカンSUV化したのが初代パジェロで、1982年にヒットするや大人気となります。

前記ランドクルーザー70系ワゴンなど追従車種を生み出し、オフロード走行の必要性の有無に関わらず、この種のSUVがヒットするキッカケとなりました。

 

いすゞ ビッグホーン(初代)

いすゞビッグホーン 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
 

ピックアップトラックのファスター / ファスターロデオがベースという意味でパジェロと同様の出自を持つクロカンSUV。

パジェロより1年早くデビューしていましたが、初期に乗用登録が無く装備も簡素だったので、常に人気の面でパジェロやランドクルーザーに劣ってしまうという苦い経験を持ちます。

ただ、「イルムシャー」や「ハンドリング by ロータス」などスポーティな特別仕様の積極的な投入で独特なポジションに人気があり、モデルチェンジやビッグマイナーチェンジを繰り返しながら、乗用車から完全撤退するまでのいすゞを支えました。
 

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ジープ チェロキー(XJ型)とライバルの中古相場は?

ジープXJチェロキー Photo by Zhang Yu
 
ジープ チェロキー(XJ型)
中古車相場
58.5~68万円

ライバル車のお値段は?

トヨタ ランドクルーザー(70系ワゴン / プラド)

中古車:45万~299.8万円

三菱 パジェロ(初代)

中古車:55万~189.9万円

いすゞ ビッグホーン(初代)

中古車:-万円
 

ジープ チェロキー(XJ型)の代表的なスペック

ジープXJチェロキー Photo by Powhusku
 
ジープ チェロキー リミテッド 1989年式
全長×全幅×全高(mm):4,280×1,780×1,635
ホイールベース(mm):2,575
車両重量(kg):1,550
エンジン仕様・型式:直列6気筒OHV12バルブ
総排気量(cc):3,959
最高出力:175ps/4,500rpm
最大トルク:30.4kgm/2,500rpm
トランスミッション:4AT
駆動方式:4WD

まとめ

ジープXJチェロキーPhoto by Zhang Yu

1980年代後半に日米貿易摩擦が激しかった頃、「日本人がアメリカの車を買えば解決するのになぜ買わないのか」「左ハンドルしか無いし大きすぎるから当たり前だろう」という議論は、既にその頃からありました。

それに対していち早く、「右ハンドルで比較的小型のヨーロピアンスタイルなSUV」という絶好の回答を示したのがXJチェロキーで、おかげで「ジープ」ブランドは日本で定着、数少ない「売れるアメ車」となっています。

ジープブランドの中でも歴史的名車であると同時に、水と油のような日米自動車関係の数少ない貴重な架け橋として、現在でも人気です。
 

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