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RB26を積んだ最後のGT-R、BNR34の性能や技術に迫る

RB26を積んだ最後のGT-R、BNR34の性能や技術に迫る

第2世代最初のモデルであるBNR32のデビューから13年、3世代にわたって日本のスポーツカー界で王者に君臨していたスカイラインGT-Rも、このBNR34がついに最後のモデルとなりました。1990年代を全開で駆け抜けた王者には、その最後にふさわしいスペックや特別仕様車が存在するのです。

最後のスカイラインGT-R、BNR34

出典:http://www.nissan.co.jp/

1999年1月、第2世代最後にしてスカイラインGT-Rとしても最後となるBNR34がデビューしました。

当時の日産は「1990年代に技術力世界一を目指す」という高い志で開発し、1980年代中盤から1990年頃にかけてデビューした新型車がいずれも大好評で、今なお語り継がれる名車が多数存在しました。

しかし、1990年代前半以降のモデルチェンジや新型車に目立ったヒットは無く、苦しい時期が続いたのです。

そんな中でも、R33から再びシェイプアップを図ったR34スカイライン。そしてそれをベースとしたBNR34は苦戦しながらもデビューし、一定の評価を得る事に成功するのです。

そしてBNR34のデビュー直後である1999年3月、日産はフランスのルノー傘下に入り、現在まで続くルノー・日産連合として新たなスタートを切る事になりました。

その後、スカイラインとGT-Rは切り離され、前者は高級ブランド「インフィニティ」の高級スポーツセダン / クーペとなり(日本ではスカイラインとして継続)、後者はスーパースポーツとして独立したブランドとして別々の道を歩みます。

こうしてBNR34は多くの人々に惜しまれつつ、最後のスカイラインGT-Rとなったのです。
 

R34スカイラインGT-Rの特徴・特色・新技術

削り、縮め、強化したボディ

出典:http://www.nissan.co.jp/

ベースであるR34スカイラインが「ボディは力だ」というキャッチコピーを掲げ、基礎となるFRスポーツのスカイラインGTを遅まきながら強化します。

BNR34も同様で、全長は75mm、ホイールベースも55mmと短縮されたことで、同じプラットフォームを持つローレルとは異なるスペックになりました。

そうして先代BCNR33より若干重くはなりましたが、後にR35GT-Rがあえて重量を増してトラクション向上を狙ったことを考えれば、この重量化は成功と言えるのではないでしょうか。

さらに増大分は走行性能向上のための技術が投入されました。
 

量産車初のアドバンズドエアロボディ

出典:http://www.nissan.co.jp/

BNR34で量産車初採用となったのが、Vスペックに採用されたアドバンズドエアロボディです。

車体底部前後に装着した空力パーツ「ディフューザー」によって、車体下部を通過する空気を整流・圧縮・後部で拡散させることにより、ダウンフォースを向上させています。

同時に可変2段リアスポイラーも効果を発揮し、第2世代スカイラインGT-R最高の空力効果を手に入れたのです。

さらにフロントバンパーの幅を拡大することで、直後のタイヤハウジング内に空気を滞留させ、負圧でブレーキの放熱効果を出すなど、車体周りの空気をフル活用しています。
 

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ゲトラグ製6速トランスミッション

出典:https://upload.wikimedia.org/

最後のスカイラインGT-Rにして、ようやくゲトラグと共同開発した6速マニュアルが搭載されました。

それも6速を追加した高速巡航型ではなく、4速直結から5速直結として1~5速を従来よりクロスさせた「走りの6速ミッション」です。
 

セラミックタービンの採用

出典:German Medeot

BNR32以来使われ続けた名機RB26DETT本体そのものに大きな変更はありませんが、タービンをギャレット製セラミックタービンに換装して最大トルクを向上。

低回転域からのトルク立ち上がりがスムーズとなり、低速域からのアクセル応答性が向上しています。
 

量産車初のカーボンボンネット採用 量産車初のカーボンボンネット採用

出典:FotoSleuth

チューニングパーツでよくあるカーボンシート地では無いので一見わかりませんが、2000年10月のマイナーチェンジで量産車初のカーボンボンネットが採用となっています。

また軽量化されただけで無く、タービン付近の冷却に効果のあるエアダクトも搭載されました。
 

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最後のスカイラインGT-Rは即完売

出典:https://ja.wikipedia.org/

BNR34が最後のスカイラインGT-Rだという事が判明すると同時に人気は沸騰し、それまでGT-Rが憧れの存在だったユーザー層も最後の機会にと購入。そうしたライトユーザー向けにクラッチペダルを軽くするパーツも存在しています。

そして生産終了直前に設定された各500台限定の最終記念車「VスペックII Nur(ニュル)」と「Mスペック Nur」は予約開始日に完売し、スカイラインGT-Rの有終の美を飾る事となりました。
 

R34スカイラインGT-Rの特別版と亜種

Vスペック / VスペックII / N1

出典:http://nissan-heritage-collection.com/

BNR32、BCNR33でも設定されていた上級グレード、およびN1はスーパー耐久レース(1995年ニN1耐久から改称)用のベース車としても人気です。

VスペックはBCNR33同様にアクティブLSD、アテーサE-TS PROを搭載しているほか、アドバンズドエアロシステムを装備しているのです。

そしてN1はエンジンやタービンがN1仕様となるほか、レース用に快適装備が簡略化されたものとなっています。
 

Mスペック

出典:MIKI Yoshihito

サスペンションセッティングを変更し、鋭い走りより上質感を追求したモデルで、ヒーターつき本革シートなど、豪華内装の高級GT仕様となっています。
 

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VスペックII Nur / Mスペック Nur

出典:http://nissan-heritage-collection.com/

BNR32以来スカイラインGT-Rが開発テストを行ったドイツのニュルブルクリンクサーキットをその名の由来とした、BNR34生産終了記念特別仕様車です。

VスペックII、Mスペックのそれぞれをベースに各500台が限定販売され、パワーユニットはN1仕様で、300km/hフルスケールメーターを装備し、金色のコーションプレートを装着するなど、スカイラインGT-Rの最後にふさわしい仕様となっています。
 

NISMO R34GT-R Z-tune

出典:http://www.nismo.co.jp/

Vスペックをベースに、NISMO400Rと同様、RB26DETTを2.8リッター化した上で、500馬力までパワーアップしたRB26DETT改 Z2エンジンを搭載し、ニスモのスペシャルパーツを多数組み込んだスペシャルGT-Rで、わずか19台しか生産されなかった希少モデルです。
 

ほとんどが共に終焉を迎えた、BNR34のライバル車

BNR34がその生産を終えた2002年は、排ガス規制の強化で旧世代の多くの車が廃盤となりました。

中でもスポーツカーは販売台数が激減していたこともあり、排ガス対策が施され継続されたものはごくわずかで、BNR34のライバル車もそのほとんどが同時に姿を消しています。
 

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ひと足先に消えた、三菱 Z15A / Z16A GTO

出典:Bryce Womeldurf

初期型がN1耐久レースでBNR32スカイラインGT-Rに肉薄するポテンシャルを見せたのが、この三菱GTOです。

「雪道発進で威力を発揮する低回転大トルク4WDスポーツ」という一芸を持ち、メディアにも注目されていました。

主要市場である北米では人気があり、2度にわたるビッグマイナーチェンジが施され、外観がかなり変化していきました。

しかし、北米でのスポーツカー人気が低迷した事により、排ガス規制の期限を待たず、2001年3月にひっそりと販売を終了させたのです。
 

VVT-iでさらにトルクアップしていたトヨタ JZA80スープラ

出典:https://ja.wikipedia.org

BNR32の終盤からスカイラインGT-Rのよきライバルとなっていたのが80スープラです。

1997年8月のマイナーチェンジで3リッターターボの2JZ-GTEエンジンをVVT-i化、GT-Rや三菱 GTOすら上回る大トルクを手に入れていました。

同時にヤマハとトヨタが共同開発した新型サスペンション「REAS(相互連携アブソーバーシステム)」を装着するなど改良されたものの、その後2002年8月の生産終了まで、大きな変更はありませんでした。
 

最後まで愛されたロータリーターボ、マツダ FD3S RX-7

出典:https://ja.wikipedia.org/

数度のマイナーチェンジで当時の国産車自主規制値である280馬力に到達、BNR32からBNR34まで第2世代スカイライン3代とライバルでありつづけたRX-7も、2002年8月で廃盤となっています。

以降、NAロータリースポーツのRX-8は販売されていましたが、2017年3月現在までロータリーターボ車は生産されていません。

マツダの魂とも言えるモデルとして、生産終了年に最後の特別限定車「スピリットR」が販売されるなど、惜しまれつつの最後となりました。
 

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しぶとくロングライフを貫いたホンダ NA1 / 2 NSX

出典:https://ja.wikipedia.org/

BNR32がデビューした翌年の1990年にデビューし、途中で3.2リッターエンジンのNA2や、2度にわたりタイプRを設定してきたホンダ NSX。

バブル崩壊と共に比較的安価な中古車が増加し、スカイラインGT-Rのよきライバルとなりました。

環境対策に優れたNAスポーツエンジンだった事もあり、2002年の排ガス規制も乗り切って、2006年まで生産が継続されました。生産台数の少ないスーパーカーとはいえ、1代で16年ものロングライフを誇った歴史あるモデルとなりました。

結局、1990年代国産スポーツカー黄金期で最後まで生き残ったスポーツカーは、最も高価なスーパーカーのNSXだったのです。
 

R34スカイラインGT-Rの新車価格・中古相場価格は?

出典:Spanish Coches

新車価格

通常:499.8~514.8万円

Vスペック / VスペックII:559.8~574.8万円

VスペックN1:599.8~609.8万円

Mスペック:595万円

VスペックII Nur:610万円

Mスペック Nur:630万円

NISMO R34GT-R Z-tune:1,774.5万円

中古車相場

通常:469.8~788万円

Vスペック / VスペックII:449.9~1,199万円

Mスペック:764.8~780万円

VスペックII Nur:ASK

Mスペック Nur:ASK


ライバル車のお値段は?

三菱 Z15A / Z16A GTO(ターボのみ)

新車:398.5~432.3万円

中古車:49.7~320万円

トヨタ JZA80 スープラ(ターボのみ)

新車:398~472円

中古車:128.7~599.8万円

マツダ FD3S RX-7

新車:209.8~323万円

中古車:59~328万円

ホンダ NA1 / NA2 NSX

新車:800.3~1,005.7万円

中古車:268~1,030万円
 

R34スカイラインGT-Rの代表的なスペック

出典:Spanish Coches

日産 BNR34 スカイラインGT-R 1999年式

全長×全幅×全高(mm):4,600×1,785×1,360

ホイールベース(mm):2,655

車両重量(kg):1,540

エンジン仕様・型式:RB26DETT 直列6気筒DOHC 24バルブ ICツインターボ

総排気量(cc):2,568cc

最高出力:280ps/6,800rpm

最大トルク:40.0kgm/4,400rpm

トランスミッション:6MT

駆動方式:4WD
 

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歴代第2世代スカイラインGT-Rとの見分け方

第2世代2代目BCNR33(1995~1998年)

出典:D - 15 photography

全長やホイールベースの短縮と、空力や冷却性能を追求していった結果としてフロントマスクにエッジの効いた逞しさを感じるBNR34とは異なり、BCNR33は丸みを帯びた印象があります。

同じプラットフォームの4ドアセダンのローレルにホイールベースを合わせたデザインが、どこか柔らかい印象を与えているかもしれません。

また、外装まで含めたチューニングを施しても、全体の印象が大きく変わらないのも特徴です。

中古車相場は128~598万円と、第2世代スカイラインGT-Rの中ではやや安めの価格帯となっています。
 

第2世代初代BNR32(1989~1994年)

出典:http://nissan-heritage-collection.com/

「凝縮された塊感に、空力付加物の少ないスマートな印象」がBNR32ならではの特徴です。

特にボンネットが低く感じ、ドアから後ろのリアセクションが短く、それでいて拡幅されたフェンダーによるボリューム感は、BNR34のように後付けしたという印象を与えません。

BCNR33やBNR34が重厚感を感じさせるのとは対照的に、軽快感を感じさせるのがBNR32ではないでしょうか。

中古車相場は129.8~689万円と、程度のいい個体は現在でもかなり高価格で取引されています。
 

まとめ

国産スポーツカーやチューニングカーのあり方に革命をもたらしたと言える第2世代スカイラインGT-Rも、遂にこのBNR34で最後となってしまいました。

そしてそれは同時に、搭載されていたRB26DETTそのものだけでなく、日産最後の直列6気筒スポーツエンジンの終焉でもあったのです。

以後、日産はV型エンジンまたは直列4気筒エンジンをスポーツエンジンと位置付けます。

第2世代スカイラインGT-R、およびRB26DETTエンジンは様々なショップでリフレッシュメニューが提供されているので、日産の直6を楽しめる時代はもうしばらく続くのではないでしょうか。
 

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