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現代に蘇った伝統のコンパクトカー、FIAT500(チンクエチェント)の魅力とは?

現代に蘇った伝統のコンパクトカー、FIAT500(チンクエチェント)の魅力とは?

古くから自動車を製造し文化も盛ん、「復活に値する名車」にも事欠かないヨーロッパですが、その中でも厳選されたかのようにリメイクされたのはやはり「超名車級」。

VW タイプ1(ビートル)のリメイク版に始まり、BMWの手でリメイクされたミニ、そして3番手がこのフィアット 500でした。

超名車、"ヌォーバ・チンク"のリメイク版、3代目フィアット500

フィアット 500 出典:http://www.fiat-auto.co.jp/


石油価格の高さや狭い道も多い事から小排気量コンパクトが発展する土壌があり、日本市場との親和性も高いヨーロッパはイタリア半島。

そこで簡便な移動手段として第2次世界大戦前の1936年から戦後1955年まで生産されたコンパクトカー、フィアット 500(トポリーノ)の後継として1957年にデビュー、これまた1977年まで20年の長きに渡って作られたのが2代目フィアット 500(チンクチェント)。

またの名を「チンク」「ヌォーバ・チンクチェント(イタリア語で「新500」)」と呼ばれるチンクチェントはその愛らしいスタイルと2気筒小排気量エンジンによる懸命な走り、さらに名チューナー、アバルトによるチューニングモデルもあって大人気になりました。

名作アニメに登場したおかげで人気が高い日本も含め、2017年現在でも世界中に多くのチンクファンがおり、現代の技術で復活させても十分な人気が見込めることから、ビートルやミニに続いて2007年にリメイクされます。

同社のコンパクトカー、パンダをベースとしてメカニズムを共有しているためさすがにかつてのRRレイアウトは取れずFF車ではありますが、内外装とも見事に復刻してあり、アバルトチューンモデルさえあるのが嬉しいところです。
 

フィアット 500(ニューチンク)の特徴・特色

フィアット 500 出典:http://www.fiat-auto.co.jp/
 

パンダベースのFF車ながら、誰がどう見ても「チンクチェント」

フィアット 500 出典:http://www.fiat-auto.co.jp/


フィアット500の中で2代目「ヌォーバ・チンク」と区別する意味でも「ニューチンク」と呼ばれることもある3代目500ですが、パンダをベースとしたのでさすがにFF車。

加えて最新の衝突安全基準などはクリアし、はるかにパワーアップされたエンジンにも対応してリメイク元のヌォーバ・チンクよりかなり大柄です。

であるにも関わらず、リメイク元の特徴を再現、あるいは見る角度によっては同じように見える巧みなデザインによって、誰がどう見ても「チンクチェントにしか見えない!」という、素晴らしいデザインに仕上がっています。

さらに嬉しいのは、かつてのチンクが搭載していた空冷2気筒エンジンをモチーフにしつつ流行のダウンサイジングターボを取り入れた875cc水冷2気筒ターボエンジン「ツインエア」を新開発して搭載していることです。

チンクと言えばこの2気筒エンジンによる振動がつきもので、実用性だけ考えれば決して選択されることはなく、現に日本でもダイハツが3気筒の後継にしようと開発した軽自動車用2気筒エンジンをついにモノにできなかったのとは対象的。

もちろん、より現代的な動力性能を求めるユーザーには最大1.4リッターの4気筒DOHCエンジンも設定されています。
 

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嬉しいキャンバストップのカブリオレ「500C」

出典:http://www.fiat-auto.co.jp/


ボディはリアエンジンでは無いのでリアハッチのある3ドアハッチバック・クローズドボディのほかに、オープンモデルの500Cも設定。

このオープンモデルがまたチンクのファンには泣ける仕様で、初代(トッポリーノ)および2代目(チンク)同様にルーフ前端からリアウィンドウ下端まで開くセミオープンキャンバストップ。

リアエンジン時代は開放感と言うより車内にエンジン音をこもらせない騒音対策でしたが、その必要が無いニューチンクでも騒音以外は見事に再現されています。

さすがに開閉だけは電動式となていますが、これも「誰がどこから見てもチンク」な理由のひとつです。
 

もちろんサソリマークのアバルトまであるのが泣かせる

フィアット 500 出典:http://www.abarth.jp/


そしてチンクと言えば欠かせないのがアバルトチューンモデルで、かつてのアバルトはフィアット傘下でフィアットグループのモータースポーツ活動を支えたものの一時期ブランドが消滅、アバルトモデルが無い時期もありました。

しかし、ニューチンク登場までに復活したアバルトによって「595」や「695」といったオールドファンにとって忘れられないチューンドチンクも再現。

695トリビュートフェラーリなどサブネームのついたさまざまな特別仕様車、コラボレーションモデルが発売されました。

さらにそれらは単に「ブランドのロゴをあしらったりモチーフにした」などという見栄えだけの特別仕様車ではありません。

強力なエンジンやカスタムマスフラーはもちろん、695ピボストなどこのクラスの公道用量産コンパクトカーとしては世界で初めてノンシンクロのHパターンドグミッションを採用しているのです。

ちょっと無茶をするくらいが当たり前の1960年代カフェレーサーが駆った中でももっとも小さく過激だったかつてのチンクを魂レベルでリメイクするその精神には、「ただ雰囲気が少し似ている程度でリメイクとは言えない」と、深く考えさせられます。
 

フィアット 500(ニューチンク)と主なライバル

フォルクスワーゲン ザ・ビートル

ザ・ビートル 出典:http://www.volkswagen.co.jp/


この種のリメイクで先陣を切ったのが1990年代末期に登場したフォルクスワーゲン ニュービートルですが、このモデルも純粋なリメイクに収まりません。

何しろ1930年代に開発、量産が開始されていたkdf、第2次世界大戦後にフォルクスワーゲン タイプ1(もっとも有名な通称が「ビートル」)がまだメキシコで生産中でしたから、リメイクというより「60年以上ぶりのモデルチェンジ」とも言えました。

リアエンジン車をFF車ゴルフをベースに復活させつつ、モチーフの特徴をよく活かすという点でニューチンクが後に同様の手法をとっており、いわば「お手本」とも言えます。

2010年にはモデルチェンジでザ・ビートルへと進化し、ルーフが低められてスポーティになった結果、ポルシェ356との中間的な雰囲気さえも併せ持つようになりました。

BMW ミニ

BMW mini 出典:https://www.mini.jp/


ニュービートルに続き2001年に登場したのがニューミニで、これも2000年までローバーが生産していた旧ミニ(1959年デビュー)の42年ぶり初のモデルチェンジ版と言えなくもありません。

しかし、開発当初こそローバーが基礎設計を作ったものの、結局は「ミニ」の商標権を得たドイツのBMWが仕上げを行い、実質的には「BMWミニ」としてデビューしました。

デザイン上のアクセントは活かしつつリメイク元より大幅に大型化されたので、名前は同じで雰囲気も似ていながら実質的に別車であり、クロスオーバーSUVモデルの追加など、独自の進化を遂げています。

それだけでなく、2シリーズツアラー系やX1などBMW盛んに投入し始めたFF車のベース車、先行開発車的な役割も持っており、むしろBMWがメカニズム面でミニに近づいて行っている印象すら受けるほどの重要なモデルです。

アルピーヌ・ルノー A110(新型)

アルピーヌ・ルノー A110 出典:https://group.renault.com/


ここまでは大衆車、実用車的なコンパクトカーのリメイクを紹介しましたが、1960年代から1970年代半ばまで長くラリーやレースで活躍したアルピーヌ ルノーA110も数年をかけたコンセプトカーを経て2017年にリメイク版登場が正式決定しました。

スーパーカーの世界の数十年でずいぶん変わったので新型A110も現代のテクノロジーの粋を集めた最新スーパーカーとしてデビュー予定であり、その発売が待たれています。

他にもアメリカのフォード GTなど、1960年代スポーツカーは数多く復刻、あるいは復刻計画があり、中にはEVでの登場が予想されるものまでありますから、今後が楽しみです。
 

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フィアット 500(ニューチンク)と主なライバルの新車価格・中古相場は?

フィアット 500 出典:http://www.fiat-auto.co.jp/about500/


※2017年9月現在、メーカーHPや大手中古車サイトより確認。

※新車および登録済み未走行車、低走行展示車、カスタムカーなどは除いています。

フィアット 500(ニューチンク・500Xとアバルトを除く各モデル)

新車:199万8,000~282万4,200円
中古車:36.8万~250万円

ライバル車のお値段は?

フォルクスワーゲン ザ・ビートル

新車:239万9,000~349万9,000円

中古車:95万~363.3万円

BMW ミニ(3代目各型)

新車:230万~556万円

中古車:109.9万~537万円

アルピーヌ・ルノー A110(新型)

新車:(デビュー前)

中古車:-
 

フィアット 500(ニューチンク)の代表的なスペック

フィアット 500 TwinAir Pop 出典:http://www.fiat-auto.co.jp/
 
フィアット 500 TwinAir Pop 2017年式

全長×全幅×全高(mm):3,570×1,625×1,515
ホイールベース(mm):2,300
車両重量(kg):1,010
エンジン仕様・型式:312A2 直列2気筒SOHC8バルブ ICターボ
総排気量(cc):875
最高出力:85ps/5,500rpm
最大トルク:14.8kgm/1,900rpm
トランスミッション:5AMT(デュアロジック)
駆動方式:FF

 

まとめ

出典:http://www.fiat-auto.co.jp/

この種の「ヨーロッパ、またはアメリカの名車リメイク」を見ていていつも考えさせられるのは、最新技術をうまく使いながら、決してデザインを勝手に解釈しないということです。

これが日本メーカーの作になると、いろいろな理由をつけては「現代風に解釈しました」と全く似ても似つかぬデザインとしてしまうのが常。

それには「60年代前半までの日本車は現代のリメイクに値するほどデザインが成熟していなかった」という理由もあるかと思いますが、結果的に昔の輸入車に似ているモデルはそこそこ成功するものの、国産車リメイクはなかなか難しいのが実情です。

つまり元となる自動車文化の成熟度が全く異なり、1950~60年代のヨーロッパ各国は「既に先進国だった」という現実を痛感させられます。

フィアット 500(ニューチンク)もそんな1台で、リメイク元を見ても「古さ」は感じられるものの「古臭さ」は感じさせません。

だからこそリメイクモデルも成立し、新旧モデルが並んでも違和感が無いのです。

チンクを持っている人がニューチンクを、ニューチンクを持っている人がチンクを買い、並べて時の流れを楽しむというカーライフも、またアリでは無いでしょうか。
 

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