
ステアリングってどうやって交換するの?純正ステアリングを外すには?
特集
長い期間車に乗っていると、ハンドルの素材によっては表面が破けてしまうといった破損に繋がることもあるのではないでしょうか?
また自分が操作しやすいハンドルにしたり、気に入ったデザインのハンドルにしたり、交換の目的はたくさんあります。
ハンドル交換による効果、交換の仕方、交換した際の注意点についてご紹介します。
Contents
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ハンドルを交換すると

ハンドルを交換すると、もとのハンドルと変更できる点が4つあります。
1つ目はスポークのある位置です。
握りやすいものがオススメです。デザインにも大きく関わってきます。
2つ目はハンドルの太さです。
太いものから細いものまで幅広くあるので、お店などで自分がどのくらいの太さが合っているのか探すのも面白いと思います。
3つ目はハンドルの直径です。
回しやすいサイズを選びましょう。大きい方があまり力を使わずに回せますが、小さい方が早く回すことに適しています。
4つ目は運転者との距離です。
ハンドルの深さを変更することで、運転姿勢の改善に繋がります。
気をつけること

ハンドルを交換したことにより、車検に通らなくなるケースがあります。
主なポイントとしては、ハンドルにホーンボタンが付いていること、運転者が走行中に容易にスピードメーターを確認できること、衝突などの衝撃を受けたときに運転者の安全を確保できていることなどがあります。
最も注意すべきポイントは、2017年2月1日より「警告灯(メーター内のインジケータランプ)が点灯又は点滅している自動車は車検の審査を行わない」という規定が追加されました。
エアバッグ付きの純正ハンドルから、エアバッグレスのハンドルに交換した場合、そのままだとエアバッグの警告灯が点灯したままになってしまいます。
対策としては警告灯のキャンセラー等を利用し、エアバッグの警告灯が点灯しないようにしなくてはなりませんので必ず改善するようにしましょう。
交換の手順

では、ここから実際に交換する手順を紹介していきます。
①邪魔にならない平らな場所でハンドルをセンターに合わせて車を止める
ここでのセンター出しがその後のハンドルのズレを左右すると言っても過言ではありません。
ハンドルは360度どの方向にも回るので、まっすぐ取り付けをしなければ左右どちらかに傾いての取り付けになり、センターとズレが生じます。
その為、タイヤを進行方向真っ直ぐに車を止め、エンジンを停止させましょう。
②エンジン停止後、10分程放置する
エンジン停止後に10分程待ちましょう。これには、カーナビ等の機器の保護を目的としています。
③バッテリーのマイナス端子を外し、再度放置する
これは残留電圧を放電する目的があり、電圧が残っているとエアバッグの誤展開し、重大な事故に繋がるので最低でも10分は放置し、放電しましょう。
④ハンドルの下周りのカバーを分解する
ハンドルの下側にカバーが付いている場合は、これを分解します。
エアバッグ裏にはカプラーが付いており、脱落防止ロックがあるのでこれを引き上げながらカプラーを引き抜きます。
⑤ハンドルの両サイドのカバーを分解する
カバーを外すと中に、いじり止めトルクスボルトがあります。専用工具での取り外しが必要になりますが、このソケットはホームセンター等に置いてある事が多いのでサイズの合った物を用意しましょう。
このボルトは保安上かなり硬く締められているので、なめないように注意が必要です。
⑥エアバッグ・ホーン部を取り外す
手前に引き抜くと外れます。その際に他の配線やカプラーが繋がっている事があります。
これらを外し、エアバッグ・ホーン部は邪魔にならない所に置きましょう。
⑦センターナット緩める
エアバッグ・ホーン部が外れると、中央部にナットが取り付けられていますので、これを外します。
外す前にボルトの頭に印を付けておくと、後でわかりやすくなるでしょう。また、ナットは奥まっている場所にあるのでロングソケット等があると外しやすいです。
⑧ハンドルを外す
手前に引き抜くと外れます。
この際固着しているならば、左右に揺すりながら引き抜くと外れやすいです。
⑨新しいハンドルを装着する
車種ごとのステアリングボスを装着した上で、新しく用意したハンドルをセンターを注意しながら装着します。この際に噛み合う刻み面を傷つけないように注意しましょう。
センターナットは30~40N・m又は、約3~4kgf・mでの締め付けが必要です。ここで締めすぎるとナットやボルトを破損してしまうので、必ず説明書通りの規定トルクで締め付けてください。
⑩周辺を戻す
外した手順で取り外したものを戻していきます。
カプラーの繋ぎ忘れやエアバッグの誤展開に注意しながら作業を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか。
交換の目的は様々ですが、交換の価値は大いにあると思います。
ハンドルは種類が豊富なため、カーショップに行くとたくさんの種類のハンドルを見ることができます。
自分に合ったハンドルを探してみてはどうでしょうか。
交換の目的は様々ですが、交換の価値は大いにあると思います。
ハンドルは種類が豊富なため、カーショップに行くとたくさんの種類のハンドルを見ることができます。
自分に合ったハンドルを探してみてはどうでしょうか。