Autowearの210/215 ハイラックスサーフ用「本革シートカバー」です。

動物の皮膚は、銀面層と陳皮層に分けられます。

毛根（毛)がある表皮の表が銀面層で,銀面層を剥ぎ出した表皮の中が陳皮層になります。通常的に銀面層を使って加工した場合を皮で認識しています。

銀面層にある毛根部位の微細な穴は人体の肌と同じく呼吸をして汗を排出するようになります。また銀面層は皮の強さと柔らかい性質を同時に持っています。

一方,陳皮層を使って製作した皮は製作単価が安価ですが、毛根がない層を使うため革質が硬い特性があります。また陳皮層は筋(動脈,静脈)が通っている層のため皮の最大厚さが 1mm 内外で陳皮層(1.4mm)のように厚く製作することが難しくて、硬い特性によって表面処理が長期間経過の時した場合立ち上がる短所があります。

市場では、消費者の皮に対する専門知識不足と安価な単価を優先させ陳皮層皮製品が販売されているが、
素材を重要視するオートウェアは銀面層皮のみを使って安価な製品と差別化をしています。


背と尻部位は接触面積が広くて夏季汗をたくさんかく部位です。背もたれと座面部分は皮に微細な穴があいていて、汗が簡単にシートの中に吸収されます。
吸収された汗はシートに人が座っていないときなど、車内の高熱によって水蒸気になって蒸発にします。


本革使用部分は、身体が接する部分に使用しています。
市場には、ごく一部分のみ本革を使用して本革シートカバーとして販売されていますが、身体が接する部分に本革を使用し、本当の意味での本革シートカバーです。

部分的に使用するレザー生地は本革と同一感を演出するため表面模様、光沢を考慮して開発した生地を使用しています。本革とマッチする生地を使用するため100％本革使用の雰囲気を感じることが出来ます。

レザー生地を使用する理由は、100％本革よりもコストパフォーマンスを抑え、生地の収縮性により装着性を良くするためです。

本革シートカバーは特別な管理なしでも長期間使用が可能です。飲み物,アイスクリーム等で汚れた場合、雑巾で軽く拭き上げれば結構です。

特別に管理をする場合、本革用クリナー又は女性が使うクレンジングクリーム(別名コールドクリーム)で磨いていただけば結構です。

動物表皮である本革は、人体の肌のような特性を持つので、人が使う化粧品を使っていただければ結構です。

本革の材質に拘りたい、肌に触れる質感を重視したい、お手入れ不要で使い勝手が良いものにしたい、そんなハイラックスサーフユーザーにオススメできるシートカバーです。

◆性能
タイプ：ハイラックス サーフ 215系
品 番：2065
年 式：2002年 11月～生産中止
備 考：運転席電動シート不可

用途：自動車用シートカバー
構成：車両一台分