エキマニはエンジンで爆発したてのほっかほか……どころか超高温となった燃焼ガスが直接流れ込んでくる部品なので、エンジン外部の中で最も高温になる部品です。
つまり、排気系パーツの中でも最も負荷がかかるアイテムなので、耐久面はもちろん排気効率の要となるパーツでもあるため、しっかりとした目で選びたいですね。
エキマニは大まかに分けて、パイプ製と鋳鉄製の2タイプに分けられます。
鋳鉄製のエキマニ

鋳鉄というのは型に鉄を流し込む事で製造する『鋳物(いもの)』なので量産に適していることから、メーカー純正状態で付いているエキマニはおおよそ鋳鉄タイプとなっています。

しかし、鋳鉄は非常に錆びやすい傾向があり、特にエキゾーストマニホールドは超高温状態に晒されるので信じられないほど錆が発生します。
皆さんもエンジンルーム内で、画像のように真っ赤になっているエキマニを見たことありませんか?
パイプ製のエキマニ

パイプ製のエキマニには大まかにチタン、ステン、インコネル、鉄などの材質が用いられます。
金属の中でも比較的さびにくいステンレスや、重量を軽くすることができるチタン、インコネルなどが人気です。
製造過程において曲げ加工や溶接など、生産工程に手間がかかることから比較的高価なパーツとなってしまいますが、純正の鋳鉄から交換するだけで、軽さはもちろん排気効率も考えられた設計となっているため、圧倒的にパフォーマンスを向上させることが出来るのです!