1996年から2001年まで製造販売された日産のステーションワゴンが、初代 ステージアです。ベースとなるプラットフォームは、スカイラインやローレルと共通で、全車直列6気筒エンジンを搭載していることが特徴となっています。また、スカイラインGT-Rのパワートレインを流用した「260RS」がオーテックジャパンから登場し、ステーションワゴンのGT-Rとして現在も高い人気を誇ります。走り好きから支持され、ドリ車としても活躍中です。
日産 初代 ステージア WC34とは
出典:http://history.nissan.co.jp/STAGEA/PAGES/MC0831/stagea1-large.html
日産 初代 ステージア WC34は、1996年に登場したステーションワゴンで、ファミリーカーや高級車からの乗り換えでも、不足を感じさせない仕上がりが特徴です。スクエアなスタイルのステージアは積載能力も高く、多くの荷物を積むことが可能。長距離ツーリングや家族旅行にも、最適なモデルとなっています。
また、スポーツカーとしても名高いスカイラインGT-Rのコンポーネンツを流用した「260RS」は、走り好きからの支持も厚く、現在でも高値で取引される個体もあるほどです。
おすすめポイント1:スポーツカーとワゴンの使い勝手を両立したステーションワゴン
出典:http://history.nissan.co.jp/STAGEA/WC34/0103/EXTERIOR/index.html
日産 ステージア WC34は、スカイラインやローレルのプラットフォームを流用して作られたステーションワゴンで、ベースとなるポテンシャルが非常に高いことがポイントです。スタイルはルーフラインの傾斜がないためスクエアな印象で、ワゴンとしての積載能力も十分。
ラゲッジルームの広さや高さは必要にして十分で、日常使いや家族旅行の荷物、お土産を積んでも十分なゆとりです。
出典:http://history.nissan.co.jp/STAGEA/WC34/0103/INTERIOR/index.html
全長4,800mm~4,885mm、全幅1,755mm、全高1,490~1,515mmと長く低いステーションワゴンで、横風の影響を受けにくく、安定した走行を実現しているのも特徴のひとつです。おすすめポイント2:全車直列6気筒エンジンを搭載したパワートレイン
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搭載されるエンジンは、全グレード直列6気筒エンジンで、2.0Lと2.5Lが設定されました。2.5Lには、自然吸気エンジンとターボエンジンを取り揃えており、前期と後期で出力が異なります。
中でも、2.5Lターボエンジン後期モデルは、自主規制の280馬力を発揮するハイパフォーマンスモデルであることが特徴です。
日産の名エンジンとして知られるRBシリーズを全車に搭載し、走りにも突出したステーションワゴン。
家族持ちの運転好きも納得できる、万能ステーションワゴンを探しているのであれば、候補から外すことができないモデルといえるでしょう。
おすすめポイント3:オーテックジャパンが手がけた「260RS」
出典:https://www.autech.co.jp/history/sv/stagea_autechversion260rs_1998.html
日産グループの子会社であり、日産の特装車を手がけるオーテックジャパンがチューニングを施したハイパフォーマンススポーツモデルが「260RS」です。グレード名にもなっている260からもわかるように、スカイラインGT-Rと同じRB26DETT型2.6Lツインターボエンジンを搭載し、5速MTのみがラインナップされました。
出典:https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/channel-NNG243?query=RB26DETT&selectedTabId=channel-NNG243-photos
現在でも高い人気を誇り、カスタムカーのベースにもなっています。
また、ドリフト走行にも使われるなど、高いパフォーマンスとポテンシャルを秘めているスポーツモデル。
まさに、ステーションワゴンのスタイルをしたGT-Rと表現するにふさわしいスペシャリティカーです。
おすすめポイント4:素性の良さからドリ車としても活躍
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スカイラインやローレルをベースとした初代 ステージア WC34は、基本となる骨格がしっかりとしているため、チューンアップをしてドリフト走行を楽しむために使われることもあります。そのため、修復歴がなく、サーキット走行歴がない個体を探すのは難しいのが実情です。
しかし、サーキット走行をしていても、メンテナンスをしっかりとすれば、通常走行に影響はないため、さほど心配することではないでしょう。
中古車相場価格
190万円
【中古車相場の価格帯】
30万円~350万円
(2020年7月時点)
維持費
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:21,550円
燃料費:175,000円
合計=264,650円
※2020年7月時点
※燃料費は、年間1万km走行、燃費8.0km/L、単価140円/Lで算出
※排気量2500cc、車両重量1500kgでの算出
スペック
エンジン:直列6気筒 2.6L RB26DETT型、直列6気筒 2.5L RB25DET型、直列6気筒 2.5L RB25DE型、直列6気筒 2.0L RB20DE型、直列6気筒 2.0L RB20E型
車両重量:1480kg~1720kg
燃料消費率:7.7km/L~11.0km/L
まとめ
出典:http://history.nissan.co.jp/STAGEA/PAGES/MC0831/stagea2-large.html
日産のLサイズステーションワゴンである初代 ステージア WC34は、スポーティーな走りとワゴンのユーティリティを高い次元で両立したモデルです。現在でも、状態が良い個体やスポーツグレードは高値で取引がされていますが、やみくもに値段が高いというわけではなく、内に秘めた素性や高い性能が評価されているためです。
単なるステーションワゴンではなく、スポーツ走行もユーティリティも犠牲にしたくないのであれば、ステージアは最適なパートナーといえるでしよう。