FL5型シビックタイプRどうイジる?正常進化というよりメーカーチューンド!?

FL5型シビックタイプRどうイジる?正常進化というよりメーカーチューンド!?

初代EK9型シビックタイプRからフルモデルチェンジをすること5回。2022年9月1日、6代目FL5型シビックタイプRがデビューしました。
先代5代目FK8シビックタイプRのホンダオブザユーケーから車名としてはホンダへ変更。3代目FD2型以来の国産シビックタイプRの復活です。
ベース車両となるFL型シビックハッチバックと何が異なるのか?先代FK8型シビックタイプRと何が違うのか?モタガレ的新型車レビューをお届けします!

外装

純正アクセサリー装着車 / ©︎モタガレ

FL型シビックハッチバックをベースに、サーキットにおけるタイムを追い求め、専用フロントバンパー、前後ブリスターフェンダー、専用リアバンパー、リアGTウイングを装備し、正常進化を果たしているFL5型シビックタイプR。

大袈裟なエアロパーツを装うことなく、スッキリとしたスタイリングでありながら性能向上が図られた機能的なデザインは、FK8型をドラゴ◯ボールのフ◯ーザ第3形態とするならば、FL5型は最終形態と言ったところでしょうか。

実際に初代EK9型のように大袈裟なエアロパーツが無いことで、当時を彷彿とさせるコンセプトが購入意欲に繋がっているオーナーも多いようです。

FL型シビックハッチバックとの違い

FL5型シビックタイプR / ©︎モタガレ

FL4型シビックハッチバックe:HEV / ©︎モタガレ

外装におけるベース車両との違いにおいて、最も大きなポイントとなるのが前後の大きく張り出したブリスターフェンダーです。

全幅は

FL型シビックハッチバック:1800mm
FL5型シビックタイプR:1890mm

となっており片側45mm、両側で90mmの拡幅。

オーバーフェンダー化に伴い前後トレッド幅は

FL型シビックハッチバック:前1535mm/後1565mm
FL5型シビックタイプR:前1625mm/後1615mm

となり、フロントが90mm、リアが50mmと拡幅されています。

またリアGTウイングが装備されており、サーキット走行をする上でのダウンフォース向上にも抜かりはありません。

先代FK8型シビックタイプRとの違い

FL5型シビックタイプR ボンネットアウトレットダクト / ©︎モタガレ

FK8型シビックタイプR ボンネットインテークダクト / ©︎モタガレ

スッキリとしたスタイリングはもちろんのこと、先代タイプRと異なる点として挙げられるのがボンネットのエアダクトです。

FK8型ではボンネット後方に設置することで、エアクリーナーに向けての「インテークダクト」としての役割を果たしていましたが、FL5型ではボンネット前方に設置し、ラジエーターからの熱を逃すための「アウトレットダクト」として変更が加えられています。

FL5型シビックタイプR / ©︎モタガレ

FK8型シビックタイプR 無限パーツ装着車 / ©︎モタガレ

またフロントバンパーデザインが異なることはもちろんであるものの、より効率的に走行風を取り入れるために、グリル内部の空洞をより広く効果的に確保されていることが挙げられます。

瞬間的なパワーを求めたFK8、持続的な速さを求めたFL5、と言ったように走りに対するスタンスも違うことがポイントです。

外装カスタムのポイント

©︎モタガレ

FL5型シビックタイプRの外装をカスタムしていく上でのポイントは、あくまでも純正エアロパーツを基点としたチューニングではないでしょうか?

実際に純正アクセサリーではチューニング要素のあるパーツが少なく、カーボンテールゲートスポイラーに留まるのみ。

ホンダセンシングなど安全装備の兼ね合いから純正バンパーにセンサー類が埋め込まれている関係で、フルバンパー交換にはアフターパーツメーカーも開発時間が掛かることが見込まれます。

そのため既存の他の車種と同様に、フロントハーフスポイラーやリアアンダースポイラーといった、純正エアロに被せて装着するパーツが主流になると考えられます。

もちろん速さを求めるのであれば、純正エアロに装着可能なフロントカナード、大型ウイング、軽量化などがポイントとなりそうです。

内装

出典:https://www.honda.co.jp/

FL5型シビックタイプRの内装のポイントとして挙げられるのが、赤いベースカーペットではないでしょうか?

初代EK9シビックタイプRを彷彿とさせる赤カーペットで、2〜5代目までは黒いベースカーペットであったことから、原点回帰とも言えるポイント。

FL型シビックハッチバック同様に大きなラゲッジスペースが確保されており、日常使いからサーキットまで、多くの荷物を収納できます。

ドリンクホルダーも前席に4つ、後席に4つ確保されており、4名乗車でも室内空間の快適性は損なわれていません。

FL型シビックハッチバックとの違い

出典:https://www.honda.co.jp/

内装におけるFL型シビックハッチバックとFL5型シビックタイプRの違いとして挙げられるのが、各部の配色、素材の違いと乗車定員になります。

タイプR伝統とも言える、赤を基調とした専用セミバケットシートを始め、ベースカーペットカラーが異なります。

またステアリングは同形状とするものの、グリップ部分はアルカンターラが用いられており、レーシンググローブ着用時でも確実なグリップを発揮。

ステアリング以外にもフロント周りはスムースレザーからアルカンターラ、アルミアルミセンターコンソールパネルといった、走りを意識たテイストへ変更。

乗車定員はタイプRの場合、後部座席の中央にアームレストはなく、シートにドリンクホルダーが埋め込まれているため、4名乗車となっています。

先代FK8型シビックタイプRとの違い

FK8型シビックタイプR内装 / 出典:https://www.honda.co.jp/

先代FK8型シビックタイプRとの違いで挙げられるのは、モデルが違うことでデザインが異なることはもちろんのこと、配色が大きく異なります。

FK8ではインテリアパネルやステアリングに、差し色として多くの赤色が配置されており、スポーティさをアピールしていましたが、FL5では赤い配色は抑えられており、ダッシュボード周りはベースのFLシビックハッチバックとほぼ同様のシックな落ち着きのある仕上がりに。

特にエアコン吹き出し口は、直線基調のインパネにハニカムメッシュ構造のパネルを配し、その中に隠すよう設置されているので、よりスッキリさが際立ちます。

内装カスタムのポイント

出典:https://www.honda.co.jp/

FL5型シビックタイプRの内装をカスタムする上でのポイントは、サーキット走行向けにフルバケットシートへの交換などはもちろんではあるものの、エアコン吹き出し口が特殊な形状をしていることによるアクセサリーパーツの設置がポイントとして挙げられます。

先代FK8や他車のようにエアコン吹き出し口がある場合、吹き出し口に取り付けるドリンクホルダーであったりスマホホルダーを設置しやすいのですが、新型FL5型シビックタイプRでは、その手のパーツを設置することが難しく既存のアイテムでは設置はほぼ不可、となります。

ダッシュボードに貼り付けて装着するタイプがメインになると思いますが、ダッシュボードも水平であるもののフラットではないため、吸盤や粘着シートなどを活用して固定する必要がありそうです。

ラゲッジルームに関しては、ベースのFL型シビックハッチバックと同様に、段差が発生するため、フラットにして活用したい場合は、バスマットや毛布などを活用して隙間を埋めるようにしましょう。

マフラー・排気系

出典:https://www.honda.co.jp/

先代同様にFL5型シビックタイプRでは3本出しマフラーが採用。

FK8型と異なるのはマフラーエンド部分の径が異なり、FK8型では3本あるうちの左右2本が太かったですが、FL5型では真ん中の1本が太くなっています。

排気系カスタムのポイント

©︎モタガレ

マフラー関係をカスタムする上では材質変更や排気効率の向上が挙げられるのではないでしょうか?

純正ではサイレンサー中央にアクティブ・エキゾーストバルブ機構を搭載しており、回転数に応じてバルブ開度をコントロール。室内音を演出するなど役立っています。

しかしながら重量はあるため、軽量なチタン素材のマフラーなどに交換することで、軽量化とサウンド向上を見込むことができます。

FL5型シビックタイプRはタービンが見直され、小型化と高回転化が図られており、低速のトルクと高回転のパワーを両立しています。

排気管径が太いものに交換することで、排気効率は向上しますが、純正からのバランスは崩れてしまうため、純正マフラーで低速側を活かすか、社外マフラーで高回転重視にするか、走るステージによって選ぶ必要がありそうです。

タイヤ&ホイール

出典:https://www.honda.co.jp/

通常であればモデルチェンジをしてボディの大型化が進み、スタイリングなどを含めるとタイヤとホイールのインチアップが進んでいきます。

今回のFL5型シビックタイプRでは265/30ZR19と、メーカー純正のFF車が装着するサイズとしては異例とも言える幅広サイズ。

一昔前の4WDスポーツカーの社外アルミホイールに履かせるサイズが265/35R18といったサイズになるため、純正で既に十分ボリュームがあるサイズであることがわかります。

FL型シビックハッチバックとの違い

©︎モタガレ

FL型シビックハッチバックから大きく全幅が拡幅されたことでタイヤサイズは

FL型シビックハッチバック:前後235/40ZR18
FL5型シビックタイプR:前後265/30ZR19

とシビックタイプR史上最大のタイヤ幅を与えられています。

先代FK8型シビックタイプRとの違い

出典:https://www.honda.co.jp/

先代のFK8が245/30ZR20に対し、FL5は265/30ZR19とインチダウンになるものの、タイヤ幅は2サイズアップ。

FFスポーツカーの純正サイズとしてはかなり幅広サイズとなっていることが、先代と比較することでよりハッキリと分かるところ。

タイヤ&ホイールカスタムのポイント

©︎モタガレ

純正で既に十分すぎるサイズが与えられているものの、やはりシビックタイプRはイジってナンボ。

純正のホイールサイズは
リム径:19インチ
インセット:60mm
リム幅:9.5
P.C.D:120mm
穴数:5穴

が与えられており、インセット60mmはやはりホンダサイズといったところ。

リム幅に至っては先代FK8型の社外品サイズが純正で与えられており、純正状態でもかなりキツめのサイズとなっているため、さらなる拡幅はなんとも言えないところ。

FK8型の1390kgに対して、FL5型は1430kgと重量は増えているものの、純正以上のタイヤ幅は面圧低下にも繋がるため、バランスを考えてチューニングをしていきましょう。

寸法比較

各車の寸法を部位別に比較します。

前提条件
FL5型シビックタイプR 6MT(以下、FL5)
FL1型シビックハッチバック EX 6MT(以下、FL1)
FK8型シビックタイプR 6MT(以下、FK8)

全長/全幅/全高
FL5:4.595m/1.890m/1.405m
FL1:4.550m/1.800m/1.415m
FK8:4.560m/1.875m/1.435m

ホイールベース
FL5:2.735m
FL1:2.735m
FK8:2.700m

トレッド前/後
FL5:1.625m/1.615m
FL1:1.535m/1.565m
FK8:1.600m/1.595m

車両重量
FL5:1,430kg
FL1:1,340kg
FK8:1,390kg

客室内寸法(長さ/幅/高さ)
FL5:1.915m/1.545m/1.145m
FL1:1.915m/1.545m/1.145m
FK8:1.905m/1.465m/1.160m

燃料タンク容量
FL5:47L
FL1:47L
FK8:46L
 

まとめ

©︎モタガレ

今回はFL5型シビックタイプRについてカスタムするポイント予想をモタガレ独自目線でご紹介しました。

メーカーが「正常進化」とハッキリと言うほど、メーカーチューンドカーと言えるFL5型シビックタイプR。

新型車ということで注目を集めており、今後のカスタムパーツにも注目をしたいところです。

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