東京都日野市にあるショップ「YR-Advance」はランサーエボリューションを中心とした三菱車と、スバル車用のオリジナルパーツを展開しているショップだ。400点を超えるオリジナルパーツを製作してきた同ショップ代表、山下実さんに、ものづくりに対するこだわりや人気パーツの製作秘話などを訊ねてきました。
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ランサーエボリューションに魅せられた男、山下 実
©︎Motorz
「そもそもは、ただのランサーエボリューション好きでした。」と語ってくれたのは、東京都日野市にショップを構える「YR-Advance」の代表、山下 実さん。
一般企業でサラリーマンをしていた山下さんはランエボでサーキットを走るのが好きな、本当にごく普通の会社員として生活を送っていたそうです。
ただ唯一、普通ではないと言えることがあるとするならば、”ランエボが好きすぎた”という点。
当時、山下さんがお世話になっていたショップは、彼に工場の隅を貸す代わりに自分で購入したパーツは自分で装着しろ!というスタンスの変わったお店でした。
それによって工賃が浮いたのは当然ですが、この時に得た経験で、独立するのに必要な整備のノウハウも同時に学んでしまいます。
こうしてランエボにどっぷりとハマってしまった山下さんは意を決して脱サラをし、独立する程にランエボにのめり込んでいったのです。
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「そもそもは、ただのランサーエボリューション好きでした。」と語ってくれたのは、東京都日野市にショップを構える「YR-Advance」の代表、山下 実さん。
一般企業でサラリーマンをしていた山下さんはランエボでサーキットを走るのが好きな、本当にごく普通の会社員として生活を送っていたそうです。
ただ唯一、普通ではないと言えることがあるとするならば、”ランエボが好きすぎた”という点。
当時、山下さんがお世話になっていたショップは、彼に工場の隅を貸す代わりに自分で購入したパーツは自分で装着しろ!というスタンスの変わったお店でした。
それによって工賃が浮いたのは当然ですが、この時に得た経験で、独立するのに必要な整備のノウハウも同時に学んでしまいます。
こうしてランエボにどっぷりとハマってしまった山下さんは意を決して脱サラをし、独立する程にランエボにのめり込んでいったのです。
©︎Motorz
YR-Advanceとは?
同日に取材を行った東京都西多摩郡にあるショップ『フナッツ』もまた、同じくYR-Advanceに信頼を寄せるショップのひとつで、YR-Advanceが東京オートサロン(TAS)に出展した際に同社のブースを間借りしてTAS初出店を果たしました。
また、神奈川県相模原市にあるエアロパーツで有名なメーカー『VARIS』とも親交が厚く、同社のデモカーの整備なども数多く手がけているそう。
ランエボを中心とした三菱系がメインで始まった同ショップですが、近年ではBRZやWRXといったスバル系にも強く、独立前に鍛え上げられた”何でも自前でやってみよう精神”でチューニングメニューのみならず、オリジナルパーツの製作も積極的に行っています。
ホイールメーカー『RAYS』のNo.1ショップでもあるYR-Advanceでは、三菱・スバル系の車両に装着可能なRAYSホイールの在庫も取り揃えており、持ち前の商品提案力で過去に何度か極小ロットのオリジナルホイールを制作したこともあるそうです。 近年ではWRXやBRZ/86といったスバル系の車種のチューニングも手がけています。 ©︎Motorz
取材当日もVARISさんのデモカーが入庫していました。 ©︎Motorz
RAYSに依頼して製作した世界で唯一のランエボX用の19インチ鍛造ホイール ©︎Motorz
アイデアを形にして届ける
普段からデモカーで通勤や買い物をされている山下さんは、オーナーならではの「ああ、このクルマ、こうなれば良いのに……。」という細かい悩みを見つけると、すぐさまそれを解決できる方法や解決するための形状や実寸大の模型を作って検討するのだそう。
商品開発の現場で取り入れられている手法のひとつにラピッドプロトタイピングと呼ばれるものがあるのですが、山下さんはまさにこれを昔からずっと実行しているのです。
思いついたアイデアで、すぐに実寸大のモックアップモデルを試作し、検討してみる。
そして、思い描いたような機能が正常に動くか検証してみるというのが、このラピッドプロトタイピングの主たる目的です。
ちなみに近年では3DCADソフトの台頭により、直ぐにデータで図面を引き、3Dプリンターで立体化させるというのが主流になりつつあります。
そんな歯車1枚まで精巧な試作品が作成可能で、機構などの検証も容易な3Dプリンターには劣りますが、「アイデアを検討する」という点では、まだまだこのような昔ながらの検証方法も有効な手法です。
YR-Advanceではこのようにして生まれた、三菱・スバル車オーナーのまさに痒いところに手が届くオリジナルパーツをこれまでに400点以上(!)もリリースしてきました。
何の変哲もないベニヤ板のように見えるこの1枚 。©︎Motorz
手に持っていたベニヤ板は実寸大のモックアップモデルでした。山下さんの頭の中ではこのような完成図が見えていたのです。こちらはYR-Advanceオリジナルのカーボンリアディフューザー。 ©︎Motorz
ショップ情報
住所:〒191-0065 東京都日野市旭ヶ丘3-3-19
営業時間:10:00〜19:00
定休日:木曜日
TEL/FAX:042-581-7135/042-581-7152
E-mail:evo@yr-advance.com
まとめ
同ショップは、今回ご紹介した他にも中古パーツコーナーなどもかなり充実しており、欲しかったあのパーツが安価で手に入るかもしれません。
代表の山下さんはとても気さくで、何よりその知識と経験量は頼りになること間違いなし!
気になった方はぜひ気軽に、1度足を運んでみてはいかがでしょうか。 三菱車やスバル車のものがメインとなってしまいますが、中古パーツコーナーには掘り出し物も多いです。 ©︎Motorz
新品同様の美品マフラーがこの値段!三菱・スバル車のオーナーであれば、一度行ってみることを強くオススメします。 ©︎Motorz
モタガレに登録されているYR-ADVANCEのデモカーはこちら!