BMW"Z4"は、メーカーラインナップで唯一の2シータータイプスポーツカーです。「Z3」の後継モデルとして登場した初代 E85/E86型は、ドライバーに走る歓びを与えてくれるメカニズムや装備が搭載されました。
Contents
- Page1
-
- BMW・Z4(E85/E86型)とは
- BMW・Z4(E85/E86型)最大の特徴は「2つのボディタイプ」
- BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその1:長いフロントノーズが際立つスタイリング
- BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその2:豊富なエンジンバリエーション
- BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその3:6速スポーツオートマチックトランスミッション
- BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその4:電動格納式ソフトトップに注目
- BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその5:スペシャルモデル「Mロードスター/Mクーペ」
- BMW・Z4(E85/E86型)の中古車相場
- BMW・Z4(E85/E86型)の維持費
- BMW・Z4(E85/E86型)スペック紹介
- まとめ
BMW・Z4(E85/E86型)とは
Z4は、BMWで唯一の2シータータイプスポーツカーです。
2002年にフランスで行われたパリ モーターショーで、初代 E85/E86型が登場。
当時ラインナップされていた「Z3」
その後、2代目 E89型を経て、3代目 G29型まで生産し続けられています。
BMW・Z4(E85/E86型)最大の特徴は「2つのボディタイプ」
E85/E86型Z4が持つ最大の特徴は、2つのボディタイプです。
開閉式ソフトトップを備えたロードスターと、ボディカウルを備えた
2002年の登場直後はロードスターのみでしたが、
好みにあったボディタイプのチョイスが可能となっています。
BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその1:長いフロントノーズが際立つスタイリング
エンジンやメカニズムを包み込むべく、長く面積が取られたフロント ノーズが目立つシルエットや、短いトランク部と併せて白黒を付けたデザインが取り入れられています。
BMW伝統のFR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトと、 50:50に整えられた重量バランスを引き継ぎ、 コーナリングでの安定感が高められたクルマ。
外観からの想像を超える、快適性を実現しています。
BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその2:豊富なエンジンバリエーション
E85/E86型Z4でオススメしたい2つ目のポイントは、
2.5リッター(2500cc)
2006年に導入されたグレード「3.0Si」に、
高出力エンジンで、
BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその3:6速スポーツオートマチックトランスミッション
特に2006年に追加されたグレード、「3.0Si」 に採用されたオートマチックトランスミッション(AT)には注目。
「6速スポーツAT」と呼ばれるトランスミッションは、 ステアリングにパドル式シフトが備えられ、 自由自在なギアチェンジが可能です。
レスポンスに優れたオートマチックで、楽しく快適なドライブが実現されました。
BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその4:電動格納式ソフトトップに注目
E85/E86型Z4でオススメしたい4つ目のポイントは、
特に、2006年のマイナーチェンジ前後に注目です。
マイナーチェンジ前までは3リッターエンジン仕様のみ、電動格納式
開閉が自動で行えるようになっています。
中古車を探す際は、
BMW・Z4(E85/E86型)オススメポイントその5:スペシャルモデル「Mロードスター/Mクーペ」
Photo by Lim Ashley
E85/E86型Z4でオススメしたい5つ目のポイントは、
BMWの子会社である「M社」が手掛けたチューニングにより、3. 2リッター(3200cc) エンジンは最高出力343馬力を発揮。
6速マニュアルトランスミッションとスポーツ走行に優れた前後サ スペンションを揃え、 どこまでも走りたくなる楽しみを提供してくれるモデルに仕上がっています 。
BMW・Z4(E85/E86型)の中古車相場
2020年8月現在の、BMW Z4(E85/E86型)の中古車相場は、以下のとおりです。
最低中古価格:22万円(2020年8月時点)
最高中古価格:148万円(2020年8月時点)
平均価格:72万9000円(2020年8月時点)
BMW・Z4(E85/E86型)の維持費
BMW Z4(E85/E86型)の、1年間にかかる維持費は、いったいどの程度なのでしょうか。計算してみました。
ガソリン代
使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Lと仮定して計算しています。Z4のグレード、クーペ3.0Si(3リッター、FR、AT仕様)の実燃費は平均で9.49km/Lです。
(参照:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/4761)
この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。
Z4を1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000km程度の走行で約130,000円程度と考えておきましょう。【ガソリン代計算式】
948(L)×140(円、ガソリンの値段)=132,771(円、年間のガソリン代)
自動車税
日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、Z4の場合は「自動車税」に分類されます。Z4のグレード、クーペ3.0Si(3リッター、FR、AT仕様)は、以下の金額が課税されます。
自動車税(2.5リッター超、3リッター以下):51,000円
その他諸々の費用
ガソリン代や自動車税以外で、Z4にかかる費用を挙げてみました。
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)112,340円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし50,000円
Z4の年間維持費は約35万円
Z4の年間維持費は346,111円です。ガソリン代 | 132,771円 |
自動車税 | 51,000円 |
車検費用(基本料金+法定費用) | 112,340円 |
任意保険 | 50,000円 |
合計 | 346,111円 |
車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
BMW・Z4(E85/E86型)スペック紹介
BMW Z4(E85/E86型)のスペックを簡単に紹介します。
全長 | 4.091mm |
全幅 | 1.781mm |
全高 | 1.268mm |
排気量 | 2171~2996cc |
燃費(10・15モード) | 9.3~10.6km/L |
駆動方式 | FR |
乗車定員 | 2名 |
まとめ
貴重なドイツ産2シーターモデルとして、走る歓びをスローガンに掲げるBMWらしさが詰まった、E85/E86型Z4は、いまだに中古車市場で人気のあるクルマです。
しかし、製造終了から10年以上が経過しており、状態の良い物件が減りつつあるのが現実。
購入するならばお早めに!
E85/E86型Z4で、2シータースポーツカーを満喫しましょう。