350モーターリングのデモカーである車中泊仕様キャラバンを紹介。
今回はモタガレ編集部ヤマトが、実際に車中に泊まってインプレッションします。
Text:Yuki Ikeda
ARJ350モーターリングデモカー・キャラバンで車中泊インプレッション
オフロードカーショーイベントの取材が終わり、疲労困憊のヤマト。
当日は朝4時起きということもあり、今夜はそのまま現地で車中泊をすることに。
夜は息が白くなるほど寒くなる11月下旬に、キャラバンの屋根に取り付けたルーフテントの中で寝てみました。
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さて、気になるルーフテントの寝心地は、どのようなものだったのでしょうか。
寝心地抜群!ルーフテントの中は快適
ルーフテントの中は思ったより広く、座った状態で頭から天井までこぶし二個分の余裕があります。
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天井には収納のためのネットが設置されており、床部分はクッション材が入っているため、テントマットを敷く必要はありません。
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テント内には、電源装置として心強いポータブルバッテリー『Volt Magic PB450タフ』を用意。
容量は12万5,000nAh(450Wh)で、液晶テレビなら約13時間、小型の冷蔵庫は約8時間使え、最大11個の機器を同時に充電できる優れものです。
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就寝時は、寝袋・シュラフではなく電気毛布と通常の毛布、さらにはブランケットの3枚を使用して寝ることに。
「夜を越せる気がしない・・・。」「毛布って...絶対風通すやん!」と言いつつも、そのままヤマトは就寝します。
しかし、翌朝起きると、かなり快適に寝ることができ、腰が痛くなることもありませんでした。
気密性が高いため寒さもしのげ、夜が寒くなる秋や初春であっても十分使えるルーフテントは、オートキャンプに心強いアイテムです。
外装は機能性と走破性を両立した4×4リフトアップオフローダー
次に、クルマの外装をチェックしてみましょう。
この日産 キャラバンは350モーターリングのデモカーということで、同社のオリジナルパーツがいたるところに装着されています。
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ボンネットはボリューム感のあるオリジナル品に変更。
ヘッドランプとテールランプはライト内部の背景をブラックアウトさせ、シーケンシャルウインカーとのコンビネーションランプとなっています。
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さらにフロントバンパーにはバンパーガード、リアダンパー部分にはリアカーゴとヒッチメンバーが装着されていて、車体に装着したタープやキャンプ用のテーブル、椅子や屋根のテントなどをリアカーゴに積むことができます。
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マフラーはオーストリアのスポーツマフラーメーカー『REMUS(レムス)』製のものが取り付けられており、リアバンパーのマフラーエンドがある部分にアルミ製のガードが付いているあたりに、こだわりを感じます。
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サスペンションはFOXのダンパーを装着し、車高は6インチアップ。
そこにMKW製16インチホイールとオフロード性能とドレスアップ効果の高いタイヤ『BFグッドリッチ製オール・テレーン』が装着されて、キャリパーはドレスアップのためにカバーのみ取り付けられています。
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25mmのワイド化を実現するオーバーフェンダーは、オールテレーンタイヤとの相性が良く、フェンダーのリベット部分はダミーなのでボディに穴をあける必要もありません。
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また、ヤマトが泊まったルーフテントは、ルーフラックの上に取り付けることが可能で、約18万円で販売中。
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ルーフラックに取り付けられたLEDバーライトが、今どきのオフロード4×4車両の雰囲気を演出しています。
内装は快適フルフラットベッド仕様!大人4人車中泊も可能!?
バッグドアを開けるとベッドキットが装着されたフラット空間が出現。
350モータリングが販売しているNV350キャラバン専用のベッドキットは、全体寸法が長さ173cm、幅151cmなので、身長170cmぐらいの成人男性なら十分寝れる広さです。
そのため、ルーフテントと車内のベッドキットがあれば、大人4人が車中泊可能となります。
まとめ
プラス100万円でここまでできるのであれば、すでにワゴンやバンを持っている方にも、お手本となる車中泊仕様カスタムではないでしょうか。
シンクやシャワー、大容量の電源装置など本格的なキャンパー装備はついていませんが、お手軽なライトキャンパーとしてアウトドアには重宝します。
今回紹介した350モータリングのキャラバンデモカーのように、ルーフテントやベッドキットを利用した車中泊を、カーライフの一環として楽しんでみてはいかがでしょうか。