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今さら聞けない!Z33が低予算でスポーツカーを楽しみたい人にオススメな5つの理由
カタログ
”フェアレディZ”は、1969年に初代の登場以降世界で最も多く販売された日産を代表するスポーツカーです。
モデルチェンジと改良を重ねて、2008年に現在の6代目・Z34型が登場。多くのファンに愛されているクルマです。
しかし、5代目であるZ33型も、いまだに中古車市場を始め多くのオーナーに支持されています。
手頃な車両価格で所有できるチャンスは今かもしれません。
今回はスポーツカーの中古車をお探しの皆さんに、Z33型フェアレディZをご紹介します。
Contents
日産・フェアレディZ(Z33型)とは
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Z33型フェアレディZは、日本国内で最も高いレベルの自動車レース「全日本GT選手権(現・スーパーGT)」でベース車両に採用されていたモデル。
2003年と2004年にチャンピオンに輝き、栄光のカーナンバー1を背負っていたスポーツカーです。
日本の最高峰自動車レースで活躍していたベース車両を所有する喜びが、Z33型フェアレディZにあります。
日産・フェアレディZ(Z33型)はどのような場面で実力を発揮するクルマか
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日産・フェアレディZ(Z33型)は街中だけでなく、高速道路や山坂道、ワインディングなど様々な環境でドライブする際に実力を発揮します。
車体の前部にエンジン、後部に駆動機能を配置する、前後重量配分を最適化したFR(フロントエンジン・リアドライブ)仕様。
ドライバーがクルマの挙動を感じ取りやすいように、側面から見てクルマの中央部にドライバーの乗車位置を設定しています。
加えて、車体の前後左右についている4つのタイヤ間隔(ホイールベース)を長めに設定しており、走行時のバランスが崩れにくいよう作られています!
次の項目からは、Z33型フェアレディZのオススメポイントを1つずつご紹介しましょう!
日産・フェアレディZ(Z33型)のオススメポイントその1:改良ごとに性能がアップしたエンジン
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Z33型フェアレディZでおすすめしたい1つ目のポイントが、改良ごとに性能がアップしたエンジンです。
2002年の発売直後はエンジン最大出力が280馬力でした。
しかし、2005年のマイナーチェンジではチューニングによるパワーアップで最大出力が294馬力にアップ。
加えて、2007年の一部改良で新開発のエンジンが搭載されて、最大出力が313馬力まで向上。
初期から比較すると、実に33馬力ものパワーアップに成功しています。
フェアレディZのエンジン紹介
・VQ35DEエンジン
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最高出力:280ps(206kW)/6200rpm
→294ps(216kW)/6400rpm
最大トルク:37.0kg・m(363N・m)/4800rpm
→35.7kg・m(350N・m)/4800rpm
・VQ35HRエンジン
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最高出力 313ps(230kW)/6800rpm
最大トルク 36.5kg・m(358N・m)/4800rpm
日産・フェアレディZ(Z33型)のオススメポイントその2:空力性能を意識したスタイリング
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Z33型フェアレディZでおすすめしたい2つ目のポイントが、空力性能を意識したスタイリングです。
Z33型フェアレディZは見た目だけではなく、実用性も重視したエクステリアデザインを施しています。
ボディ部分だけでなく、床下まで空気の流れをコントロールしており、空気抵抗を削減。
高速道路の直線を時速100kmで走行している場合でも、高い走行安定性を実現しています。
日産・フェアレディZ(Z33型)のオススメポイントその3:エンジンの性能を引き出すトランスミッション
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Z33型フェアレディZでおすすめしたい3つ目のポイントが、トランスミッションです。
6速MT仕様とマニュアルモード付5速AT仕様の2種類を用意。
6速MTは、シフトレバーが短めに設計されており、シフトチェンジがしやすいように設計されています。
加えて、1速から5速までのギア比がそれぞれ接近しているので、エンジン性能を使い切れる仕組みに仕上がっています。
MT車の運転が不安な方にも、AT仕様が用意されていたモデルとなりますので、中古車物件を探す際にチェックしてみると良いでしょう。
日産・フェアレディZ(Z33型)のオススメポイントその4:万が一を考えた安全装備を搭載
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Z33型フェアレディZでおすすめしたい4つ目のポイントが、万が一を考えた安全装備を搭載している点です。
乗る人の安全を考えた「3点シートベルト」と「アクティブヘッドレスト」が、衝突事故時に被害を軽減してくれます。
アクティブヘッドレストは、後方から他のクルマに追突された場合、瞬時にヘッドレストが前に移動して頭部が後ろへ傾く状態を防止。
首への負荷がかかりにくいよう抑えてくれます。
日産・フェアレディZ(Z33型)のオススメポイントその5:ロードスター仕様が存在する
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Z33型フェアレディZでおすすめしたい5つ目のポイントが、ロードスター仕様(=オープンカー)が存在している点です。
2003年の一部改良時に、ロードスター仕様を追加して実際に販売していました。
ロードスター仕様に装備されている電動式のソフトトップは、約20秒で開け閉めが可能。
カップラーメンにお湯をそそぐ手順をしている程度の時間でオープンカーに早変わりします!
ソフトトップを閉じていれば通常通りのクーペスタイルでの走行も可能です。
まとめ
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日産・フェアレディZ(Z33型)をご紹介しました。
Z33型フェアレディZは、当時の日本国内最高峰カーレースで活躍していた印象が強く残っているスポーツカーです。
日産のシンボルマークであるフェアレディZは、2000年にZ32型が生産中止となり一度は歴史が途切れましたが、2002年にZ33型の登場と同時に復活。
中古車市場でも、車両価格100万円を切る物件が出回っており、少ない予算でも購入が可能となっています!