メルセデス・ベンツ Mクラス W166は、1997年に登場したメルセデス・ベンツ Mクラスの3世代目となるモデルです。
3代目 W166のMクラスは、2011年に発表され2012年から日本での販売を開始。
2015年までMクラスとして販売され、2015年以降はGLEクラスへ移行しました。
メルセデス・ベンツ Mクラス W166とは
2011年に発表され、2012年から日本でも販売が開始されたメルセデス・ベンツ Mクラス W166は、オンロードユースをメインとしたクロスオーバーSUV。
スタイリッシュで都会的なスタイリング、ファミリーユースにも最適な室内空間とラゲッジスペースを持ち、オフロードでの走破性もプラスされていることがメルセデス・ベンツ Mクラス W166の特徴です。
Mクラスとして最後となったW166は、2012年から2015年という短い期間のみの販売となりましたが、車種名をGLEへ変更し現在でもMクラスのコンセプトや走りが受け継がれています。
おすすめポイント1:威厳のある都会派SUVのスタイリング
メルセデス・ベンツらしい威厳と高級感、SUVとしての頼もしさを感じることができるMクラス W166のスタイリングは、太めのCピラーが特徴です。
全体的なフォルムは、先代(2代目)W164のMクラスと同じですが、ライトまわりやバンパーまわりのメッキなどによってスタイリッシュかつスポーティーな印象を身に付けています。
バックドアが垂直に近く、ルーフの絞り込みが少ないため、スクエアで広い開口部と頭上空間およびラゲッジルームを実現。
おすすめポイント2:居住性と使い勝手が良い室内
メルセデス・ベンツ Mクラス W166は、スポーティーな印象でありながらルーフの絞り込みが少なく、リアガラスおよびバックドアがほぼ垂直であるため、居心地の良い空間を確保することができています。
インテリアは、ウッドやアルミ調のパネルを使い、レザーシートやソフトパッドの内張りとすることで高級感ある空間を演出。
水平基調で、ナビやエアコンの操作スイッチがインパネセンターに集中しているため、スッキリとしています。 出典:https://media.mercedes-benz.jp/
前席の居住空間や後席の居住空間に不満はなく、大人4人がゆとりをもって乗車することができるのもスクエアなスタイリングを持つMクラス W166のポイント。
ラゲッジスペースは、フラットで横幅も十分であるため、家族全員分の旅行カバンを入れても余裕があるほど広いです。
アレンジができるリアシートを倒せば、より広いフラットなラゲッジスペースが出現し、その容量はクラス最大の2,010Lを確保しています。
おすすめポイント3:ハイパフォーマンスのAMGやディーゼルモデルも用意
日本に導入されたメルセデス・ベンツ Mクラス W166のパワートレインは、3.5L V6ガソリンエンジンの「ML350」、5.5L V8ツインターボエンジンのAMGモデル「ML63」、そして3.0L V6ディーゼルターボ「ML350 BlueTEC」の3種類が導入されました。
組み合わされるトランスミッションは、いずれも7速ATで四輪駆動が組み合わされます。
ただし、AMGの「ML63」は、AMG専用のチューニングがされたトランスミッションやサスペンションなどを装備していることが特徴です。
おすすめポイント4:安全性にも抜けがないメルセデス・ベンツ Mクラス W166
メルセデス・ベンツ Mクラス W166の安全面では、長時間走行時にドライバーの疲労や注意力の低下を検知して注意を促すアテンションアシストや、夜間の交通状況に応じてヘッドライトの照射範囲を自動調整し、最大限の視界を確保するアダプティブハイビームアシストを標準装備。
2013年のマイナーチェンジでは、5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを用いて前方や左右後方の車両との衝突の危険を低減し安全運転をサポートする「レーダーセーフティパッケージ(Radar Safety Package)」および駐車時や狭い道などで車両周囲の状況を4つのカメラによって俯瞰で確認できる「360°カメラシステム」を標準装備し、安全性と利便性を大幅に向上しています。
メルセデス・ベンツ Mクラス W166は、先進の安全装備をいち早く導入しているため、安全で快適なクロスオーバーSUVであるといえるでしょう。
安全性が高いため、日常におけるドライブの安全を確保するだけでなく、休日の長距離ドライブも安心して楽しむことができます。
まとめ
3代目 メルセデス・ベンツ Mクラス W166は、2012年から2015年までという短い期間での販売となってしまいましたが、高級感や快適性、使い勝手などを高い次元で実現しているモデルです。
また、オンロードでの乗り心地も良いため、日常のドライブやファミリーカーとしても使うことができるクロスオーバーSUVといえるでしょう。