2023年10月25〜11月5日にかけてジャパンモビリティショー2023(以下、JMS2023)が東京ビッグサイトで開催。
コンセプトカーや次世代モビリティの出品が多いことはもちろん、新型の市販車や市販車目前のコンセプトカーも展示されていました。
今回注目したのは「三菱 新型トライトン」。
約12年ぶりに日本市場に復活したことはもちろん、GSRのグレード名も復活か!?
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LC2T型トライトン GSR
2023年7月、タイにて行われたワールドプレミアで発表された三菱 新型トライトン。
約12年ぶりに日本市場への復活が決まり、2024年初頭に発売予定。
JMS2023ではトライトン市販予定モデルの展示がされており、幼少期から16年間初代RVRが実家の車だった筆者としては、「久しぶりに元気のある三菱車が出てきた」と意気揚々と三菱ブースへと足を運びました。
そこで見た後アオリに並ぶ「最大積載量500kg」ステッカーと「GSR」エンブレム。
まさかと思い担当者に伺ったところ、「いくつかのグレードを用意する予定だが、GSRはそのうちの1つの予定」との回答が!!
GSRと言えば、三菱のスポーツモデルにおける最上位グレードに与えられる名称。
長らく日本市場で見ることができなかった三菱伝統のグレード名が、新型トライトンで復活予定とのこと。
気になるポイント
ホイール
LC2T型トライトンでは6穴のホイールが採用されており、AXCR(アジアクロスカントリーラリー)用車両には社外ホイールが装着されているものの、担当者ベースでは詳しいサイズを現段階で聞き出すことができませんでした。
逆に、ラリー車両よりも市販車(展示車)の方が太いタイヤを装着しており、見た目の迫力としては遜色無い仕上がりに。
展示車のタイヤサイズは265/60R18で、DUNLOP GRANDTREK AT25を装着。
外装
「いくつかのグレードを用意している」と前述にある通り、GSRというグレードは最上位=超豪華版となるため、JMS2023に展示されていたトライトンは豪華装備がしっかりと装着されている状態、という認識が持てます。
実際にオーバーフェンダーはAXCR参戦車両には装着されておらず、むしろ市販モデルの方がボリューミーに感じるほど。
また気になったポイントとしては、リアバンパー下に装備される左右に大きく伸びるガードバー。
確認したところリアバンパーのみでは、衝突時の構造物としての役割が足りないようで、アフターパーツにもあるようなガードバーを標準装備することで、所謂突入防止装置としての役割を担う、とのこと。
日本市場でも人気を集めているピックアップトラックで、リフトアップ方向にカスタムする際法令遵守する上で気になる部分なだけに、購入予定のユーザーは抑えておくべきポイントと言えます。
内装
内装デザインとしては、縦横斜めをハッキリとさせた、ゴツゴツしい印象のインテリアが特徴です。
ステアリングについても他の車種のどれとも異なり、スポークやダッシュボード、インナードアハンドルに至るまで、トライトンらしい力強さが感じられる仕上がりに。
ルーフライニングに至るまでブラックで統一されており、500万円前後の車両価格のピックアップトラックとしてはかなり質感高い装いです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はJMS2023の三菱ブースに展示されていた、市販予定のLC2T型トライトンをご紹介しました。
日本の天候にピックアップトラックは合わない、と元々マーケットが狭いとされていましたが、昨今のアウトドア需要と個性的な車の需要により人気を集めているジャンル。
グレード名にGSRを与えるほど、スポーティな路線に寄せていることもあり、三菱の気概を感じられる1台となっているのではないでしょうか?
デリカD:5、デリカミニと日本市場を賑わせ始めた三菱車の今後にも期待です!