3ピースアルミホイール専門メーカーである株式会社スーパースター(SUPER STAR Co.,Ltd)が2018年の新作として発表した「LEONHARDIRITT FORGED LF-S1/レオンハルトフォージド LF-S1」。
同社では初となる鍛造ディスクを用いた3ピースアルミホイールです。
「レオンハルトフォージド LF-S1」とはどのようなホイールなのでしょうか?LF-S1の魅力に迫ります!!
レオンハルトフォージド LF-S1とは?
『LEONHARDIRITT FORGED LF-S1/レオンハルトフォージド LF-S1』は2018年3月から受注を開始した日本製3ピースアルミホイールです。
同製品を企画、製造する株式会社スーパースターにとって初となる"鍛造"ディスクを採用。
2017年の東京オートサロンで予告もなく登場した姿は来場者の視線を集め、好評を得ました。
前回ご紹介した『レオンハルト ヴァッフェ』特集に引き続き、今回も株式会社スーパースター営業部長の神山(コウヤマ)さんにお話を伺いました。
神山:新作のホイールはクロスド&コンケイブデザインありきで制作することが決定していたのですが、当社が得意としている鋳造では量産が困難なことが判明したため、先ずは試作モデルでユーザー様の反応を見たく、急遽2017年の東京オートサロンへ出品することになったのです。
事前の予告もなく、完全にサプライズな形になってしまったのですが、ありがたい事にスゴい反響を頂きました。
想像以上にご期待の声を頂けたことを受けて、帰社後すぐに製品化が決定しました!
事前の予告もなく、完全にサプライズな形になってしまったのですが、ありがたい事にスゴい反響を頂きました。
想像以上にご期待の声を頂けたことを受けて、帰社後すぐに製品化が決定しました!
しかし、販売までの道のりは決して易しいものではありませんでした。
デザインのブラッシュアップや技術的課題を乗り越え、発表から約1年の歳月を費やし『LF-S1』は誕生しました。
なぜ「鍛造」なのか?
長きに渡り3ピースホイールにこだわり続けてきたスーパースター。
自社内に鋳造設備を保有しており、長年の技術も蓄積されています。
なぜ『LF-S1』は鍛造ディスクで開発したのでしょうか。
神山:金型からディスクを抜く際必ず側面に勾配(傾斜)があり、勾配が無いと金型からディスクが抜けません。
クロスドデザインは傾斜が有るとシャープに見えなく、正面から見て側面が見えないエッジが効いたデザインを実現するには削り出しの鍛造ディスクしかありませんでした。
クロスドデザインは傾斜が有るとシャープに見えなく、正面から見て側面が見えないエッジが効いたデザインを実現するには削り出しの鍛造ディスクしかありませんでした。
ディスクの製造は自社工場内での鋳造製法で製作してきたスーパースターでしたが、LF-S1の開発にあたり鍛造ディスクは国内の協力会社とともに開発。
たとえ、鍛造となっても、素材から全て国産にこだわり続けています。
「鍛造」ならではの課題
スーパースターとして初めての『鍛造ホイール』。
「鍛造3ピースならではの課題」が待ち受けていました。
神山:スーパースターのホイールは長年、デザイン性が高く出来る『鋳造ディスク』と、深さの種類が多くすることが可能で、クローム調のアルマイトリムも出来る『スピニングリム』をピアスボルトのみで結合する技法を用いてきました。
スピニングリムをピアスボルトのみで結合する技法を用いることで、パーツ単体の強度ではなく『ホイール』としてのバランスを高次元で保つことで強度を確保しています。
しかし、今回の『鍛造ディスク』で『スピニングリム』はスーパースター初の試みで、試作当初はディスクとリムの相性が良くなく、納得するレベルにまで仕上げることに苦労しました。
時間をかけ、徐々に対応していき、製品化にこぎつけました。
スピニングリムをピアスボルトのみで結合する技法を用いることで、パーツ単体の強度ではなく『ホイール』としてのバランスを高次元で保つことで強度を確保しています。
しかし、今回の『鍛造ディスク』で『スピニングリム』はスーパースター初の試みで、試作当初はディスクとリムの相性が良くなく、納得するレベルにまで仕上げることに苦労しました。
時間をかけ、徐々に対応していき、製品化にこぎつけました。
レオンハルトフォージド LF-S1に似合う車とは?
高級感がありつつ、スポーティなイメージのLF-S1は、やはり同じく上質でスポーティなイメージに仕上げたいクルマにオススメなのです!!
©︎SUPER STAR
フォルクスワーゲンの新しいフラッグシップセダンの『アルテオン』に『LF-S1』を装着させると、より高級感とボディサイズにあったバランスを手に入れることができます。
上質なスポーツセダンであるアルテオンのイメージを更に強調しているのが良くわかると思います。
©︎SUPER STAR
30系ヴェルファイアもLF-S1が似合う1台です。
アルファードと比較して、力強くアグレッシブなデザインとなっているヴェルファイアには、LF-S1がピッタリ!
あわせてブレーキキャリパーを塗装したり、大型のキャリパーをインストールすることで、より人目を惹くエクステリアになります。
神山さんにも伺いました!
神山:クーペ系で、開口部が大きいのでブレーキローター&キャリパーが大きな車種に似合うのではないでしょうか!
©︎SUPER STAR
メルセデスベンツAMG GTは、ロングノーズショートデッキというスポーツカーとしてあるべき姿を体現したスタイリングが特徴です。
V型8気筒4.0リッターツインターボエンジンは557馬力を発生し、ハイパワーユニットから発生したスピードを押さえつけるブレーキは、ビッグブレーキキャリパー+2ピースブレーキローターという組み合わせ。
レオンハルトLS-F1と組み合わせることで、足下のブレーキパーツのアピールはもちろん、ピアスボルトとのマッチングにより塊感を演出。
5本スポーク3ピース鍛造ホイールは高級感と同時にスポーティさを与え、他のAMG GTとは一線を画すビジュアルを手にすることができます。
©︎SUPER STAR
LEXUSから販売されいている高級スポーツカー、LC500。
スポーツカーらしいデザインとともにレクサスのシンボルであるスピンドルグリルが特徴で、組み合わされるレオンハルトLF-S1も存在を引き立てます。
ブレーキキャリパーとの空間もあえて大きく逃すことで、ブレーキキャリパーを主張しすぎることなく鍛造のホイールスポークをアピールすることができます。
©︎SUPER STAR
ホンダのスーパースポーツといえばNC1型NSX。
フロントフェンダー上部よりも低いボンネットが特徴で、鍛造スポークにすることで実現した、細くスタイリッシュなLF-S1の存在感が引き立たせます。
NSXのフェンダーアーチラインとインチアップされたLF-S1とのマッチングは、スパルタンなNSXにエレガントなテイストを与えます。
LF-S1のカラーバリエーション
MATTE SMOKE BRUSHED
RADIAL BRUSHED
MATTE BRONZE BRUSHED
LF-S1のホイールサイズ
次回作もタイミングが合えば?
取材の最後に「今後のレオンハルトフォージドシリーズの予定はありますか?」と神山さんに伺ったところ、
神山:現時点は未定ですが、タイミングが合えば……2019オートサロンに展示出来るかもしれません!
と、次の鍛造3ピースアルミホイールの製作を匂わせるコメントを頂きました!楽しみですね!
レオンハルトフォージド LF-S1 まとめ
今回は株式会社スーパースターの「LEONHARDIRITT FORGED LF-S1/レオンハルトフォージド LF-S1」をご紹介しました。
レオンハルトフォージドシリーズの記念すべき第1弾ですが上記の通り、誕生に至る経緯は簡単なものではありません。
「こだわるからこそ、同じことを続けているだけではなく、新しいことにチャレンジする」
『LEONHARDIRITT FORGED LF-S1/レオンハルトフォージド LF-S1』はスーパースターこだわりの結晶の1つかもしれません。
LEONHARDIRITT FORGED LF-S1
SUPER STAR
価格:Ask