峠で活躍間違いなし!日産・パルサー(N15型)が走りを楽しみたい人にオススメな5つの理由

カタログ

2020/09/26

日産"パルサー"は、日産伝統のセダンタイプの乗用車"サニー"より派生したコンパクトサイズの乗用車です。そのなかでも5代目 N15型は、シリーズの最終型となってしまいましたが、欧州市場で高評価を得たクルマです。

Page1

日産・パルサー(N15型)とは

Photo by FotoSleuth

パルサーは、多彩なボディバリエーションで日産のラインナップを支えたコンパクトサイズ乗用車です。

「サニー」、「マーチ」などのコンパクトカー、「スカイライン」を代表したミドルクラスのラインナップで生じた、穴を埋める中間サイズを担いました。

1978年の初代登場から2000年に生産を終了するまで、約20年ものモデルサイクルをまっとうしています。

加えて、欧州市場を視野に入れたクルマの設計が行われ、「アルメーラ」というネーミングで海外でも人気を博しました。

そして、1995年登場のN15型は、シリーズ最終型であり、その集大成となっています。

日産・パルサー(N15型)最大の特徴は「エンジンバリエーション」

Photo by FotoSleuth

N15型パルサーが持つ最大の特徴は、「エンジンバリエーション」です。

1.5リッター(1500cc)や1.6リッター(1600cc)、1.8リッター(1800cc)、2リッター(2000cc)と幅広く排気量が設定され、ガソリンエンジンおよびディーゼル、ターボ付などのチョイスが可能です。

コンパクトカーとラグジュアリーカーの間を埋める、最適なバリエーションが揃えられていました。

日産・パルサー(N15型)オススメポイントその1:5ナンバー限界まで拡大したボディサイズ

Photo by TuRbO_J

N15型パルサーでオススメしたい1つ目のポイントは、ボディサイズです。

全幅が1.7mに抑えられたにもかかわらず、5ナンバー限界まで広げることで車体左右の居住性を確保。

運転席と助手席にゆったりとした空間が生まれ、普段使いだけでなく長距離ドライブでも、疲れを感じにくい気持ちよさを実現しています。

日産・パルサー(N15型)オススメポイントその2:トーションビーム式サスペンション

Photo by peterolthof

N15型パルサーでオススメしたい2つ目のポイントは、足回りです。

特に、FF(フロントエンジン・前輪駆動)レイアウト車は注目で、リヤサスペンションにトーションビーム式が採用されました。

部品点数を絞り軽量化した反面、剛性を高めてコーナリング時の安定性を確保しています。

FFレイアウトながら、アンダーステアを感じにくい切れ味鋭いハンドリングが魅力のひとつです。

日産・パルサー(N15型)オススメポイントその3:「セリエ」を名乗ったハッチバック

Photo by Jodie Wilson

N15型パルサーでオススメしたい3つ目のポイントは、3ドアハッチバックです。

4代目に引き続き、3ドアハッチバックのラインナップが設定されました。

「セリエ」のサブネームが与えられ、イメージを一新。

大きな窓と運転席・助手席ドアが特徴で、四角形に丸みを加えた広々としたスタイリングが特徴となっています。

日産・パルサー(N15型)オススメポイントその4:ショートワゴン「S-RV」

Photo by peterolthof

N15型パルサーでオススメしたい4つ目のポイントは「S-RV」で、1996年に追加された5ドアショートワゴンモデルです。

ドア枚数を5枚に増やすことで使い勝手を向上させたほか、広大なラゲッジスペースにより、買い物での荷物を積みやすく設計されています。

大型フロントバンパーやルーフレール、クロスカントリーSUVを思わせるツートーンカラーなど、攻撃的なモデルに仕上げられました。

日産・パルサー(N15型)オススメポイントその5:ホットモデル「VZ-R」

Photo by Rutger van der Maar

N15型パルサーでオススメしたい5つ目のポイントは、ホットモデル「VZ-R」で、1997年のマイナーチェンジで追加されたスポーティタイプグレードです。

1.6リッター(1600cc)「SR16VR」エンジンは、可変バルブタイミング機構を備え、175馬力を発揮するハイパワーを実現。

リッター100馬力を実現したハイスペックに、専用のエクステリアパーツを備えたスポーティモデルに仕上がっています。

日産・パルサー(N15型)の中古車相場

Photo by peterolthof

2020年8月現在の、日産パルサー(N15型)の中古車相場は、以下のとおりです。

【セダン】
最低価格:75万円(2020年8月時点）
最高価格:79万円(2020年8月時点）
平均価格:77万円(2020年8月時点）

【S-RV】
平均価格:64万8000円(2020年8月時点）

【セリエ】
最低価格:9万8000円(2020年8月時点）
最高価格:59万9000円(2020年8月時点）
平均価格:36万4000円(2020年8月時点）

日産・パルサー(N15型)の維持費

Photo by Mark Nicolson

日産パルサー(N15型)の、1年間にかかる維持費は、いったいどの程度なのでしょうか。計算してみました。

ガソリン代

使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Ｌと仮定して計算しています。

パルサーのグレード VZ-R(1.6リッター、FF、MT仕様)の実燃費は平均12.20km/Lです。
（参照：https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/1305）

この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。

【ガソリン代計算式】
737（Ｌ）×140（円、ガソリンの値段）＝103,278（円、年間のガソリン代）

パルサーを1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000ｋｍ程度の走行で約100,000円程度と考えておきましょう。

自動車税

日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、パルサーの場合は「自動車税」に分類されます。

パルサーのグレード VZ-R(1.6リッター、FF、MT仕様)は、以下の金額が課税されます。

自動車税(1.5リッター超、2リッター以下)：39,500円

その他諸々の費用

ガソリン代や自動車税以外で、パルサーにかかる費用を挙げてみました。

項目費用

車検費用
・基本料金
・法定費用（自賠責保険料、重量税、印紙代） 102,410円

任意保険（主な条件）
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000ｋｍ以下
・人身傷害：3,000万円（車内のみ補償型）
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし 45,000円

パルサーの年間維持費は約29万円

パルサーの年間維持費は290,188円です。

ガソリン代	103,278円
自動車税	39,500円
車検費用（基本料金+法定費用）	102,410円
任意保険	45,000円
合計	290,188円

車検費用については自家用乗用車の場合、2年に1度の法的義務があるので、参考程度にしてください。

車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。

また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。

日産・パルサー(N15型)スペック紹介

Photo by RL GNZLZ

日産パルサー(N15型)のスペックを簡単に紹介します。

全長	4.190~4.340mm
全幅	1.690mm
全高	1.385mm
排気量	1497~1973cc
燃費(10・15モード)	11.0~19.6km/L
駆動方式	FF/4WD
乗車定員	5名

まとめ

Photo by Mathias Gawlista

欧州市場も意識した日産のベーシックカーとして活躍した、N15型パルサー。

VZ-Rを始めとしたホットモデルは、ドライブやサーキット走行でも実力を発揮するクルマです。

質の高い走りをコンパクトなサイズで楽しみたいなら、オススメの1台。

N15型パルサーで楽しいカーライフを実現しましょう！