トヨタ クラウン 200系は、通算13代目にあたるクラウン。
先代の12代目 180系ゼロクラウンからのキープコンセプトとしており正常進化したクラウンです。
フォーマルな「ロイヤルサルーン」、スポーティーな「アスリート」に加え、本格ハイブリッドシステムを搭載した「クラウン ハイブリッド」を登場させたことが大きなトピック。
高級ブランドのレクサスに引けをとらない仕上がりが特徴です。
トヨタ クラウン 200系とは
トヨタ クラウン 200系は、2008年から2012年まで製造販売されていた4ドアセダン。
クラウンの大革命である180系 ZERO CROWN(通称、ゼロクラ)をよりブラッシュアップさせています。
どのグレードもV6エンジンを搭載していますが、排気量は2.5Lと3.0Lと3.5Lをラインナップ。
2.5Lと3.0Lはガソリンエンジン、3.5Lはモーターを組み合わせたハイブリッド(THS Ⅱ)となっています。
クラウンの歴史で初めて本格的なハイブリッドシステムを搭載したことが200系 クラウンの大きなニュース。
また、ハイブリッドモデルには世界初の全面液晶メーターが採用されています。
おすすめポイント1:伝統を進化させ、先進技術を取り入れている
歴史ある名車のひとつであるトヨタ クラウン。12代目 180系では大きな方向性の転換が行われ、フルモデルチェンジで13代目 200系となりました。先代のゼロクラから基本コンポーネンツを引き継ぎ、正常進化したことで各部がブラッシュアップされていることが特徴です。
エクステリアは、クラウンらしい落ち着きと威厳のある雰囲気を残しながらも、エッジを際立たせシャープさを増しています。
快適な移動空間を実現するインテリアは、乗員に疲労を感じさせないよう緻密に計算されています。テストではアドレナリン計測を用いたとまでいわれているのも驚きです。
また、世界初のフル液晶パネルを使ったグラスコックピットメーターの「ファイングラフィックメーター」が採用されています。(クラウン ハイブリッド)
おすすめポイント2:現在では当たり前の安全装備を先駆けて搭載
13代目 200系 クラウンがデビューした時点では、先進的であった安全装備も多数装備されていました。世界初の装備として、ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステムを装着。
その他にも、統合車両姿勢安定制御システム「VDIM」、ギヤ可変ステアリング「VGRS」、歩行者検知機能付ナイトビューを装備しています。
高級車としての快適性を担保するアクティブノイズコントロールもクラウンらしいおもてなしを感じる装備のひとつです。
おすすめポイント4:初のハイブリッドは環境性能も高い
クラウン史上初の「トヨタ・ハイブリッド・システム(THS Ⅱ)」を搭載した「クラウン ハイブリッド」が登場したのは、13代目 200系からです。
ガソリンエンジンとモーターを効率よく使い分けるTHS Ⅱは、静粛性の高い走りにも貢献しています。
ハイブリッドの登場で、高級車クラウンとしての車格を引き上げたことは間違いないでしょう。
まとめ
トヨタを代表する高級車であるクラウン。
伝統を進化させながら、先進的な装備やシステムを搭載しているところが13代目 200系の特徴です。
効率の良いTHS Ⅱを搭載したクラウン ハイブリッドをラインナップしたことにより、クラウンの車格をワンランク上げた歴史的な世代といえるでしょう。
今なら100万円台中頃でも手に入るかもしれません。高級セダンを狙うならこのクルマかも…?