今回はなんとバケットシートからパーツメーカーを立ち上げた異色のブランドを紹介したい。
『GOOD GUN』は、バケットシートをメインに、86などの各車エアロパーツを展開している新進気鋭のブランド。
デモカーの選定基準は「若い子が買えるクルマを…」というところから、まずはトヨタの86をチョイスしたとのこと。
その仕上がりは、往年の名ショップにも劣らない美しい出来栄えです。
ブランド代表が、前職はアパレル出身で、FD(RX-7)等のスポーツカーを愛する自動車科の専門校出身という異色の経歴を持つ、という点も注目の、何もかもが異例すぎるデモカーをご紹介しましょう!
Photo : Yukio YOSHIMI
Text : Takayuki KIMURA
Contents
GOOD GUNは、シートから始まった。
GOOD GUNのデモカーを紹介する上で、どうしても最初にお見せしたいのが、ブランドのスタートラインとなったバケットシート。
シートは運転席と助手席でタイプの異なる2タイプが装着されています。
運転席には「フルバケ」を装着。
生地にはファブリックとアルカンターラ調の2種類が用意され、写真はアルカンターラ調のレッド。
他にベージュ、オレンジ、ブルー、ホワイト、ブラックが用意され全6色展開。
サイドサポートの深さも特徴です。
もう一方の助手席にはリクライニング可能な「セミバケ」を装着。
こちらもアルカンターラ調とファブリックの2種類を用意。
多くのユーザーに支持されているこちらのシート、まずはドリフター達から人気に火がつき、今ではスポーツ派にもしっかりと認知されています。
人気の裏には「若い走り好きのフリークに安くていいバケットシートを提供したい」という思いから、アルカンターラ調のシートを4万円台で提供することを念頭に開発。
強度、色使い、生地感にこだわり、トドメにシート背面にラメ入りのシェルを採用したところ大ヒット。
しかもこのバリュー激高なロープライス!標準仕様で刺繍ロゴ入りという嬉しさもあり、多くのユーザーに支持されていることも納得の逸品です。
さらに4点式のフルハーネスも赤と黒、カモフラ柄の3色を用意。シートを彩るサブアイテムとしてもぜひセットで合わせておきたいです。
純正×センスが生み出すスポーティなスタイリング
シートの解説が終わったところで、外観の紹介に移っていきましょう。
デモカーである86に装着されているのは、カーボンフロントリップ、サイドフラップスポイラー、リヤマッドガード、リヤディフューザー、トランクガーニッシュ、カーボントランク、ルーフスポイラーというラインアップ。
コンセプトとしてはシンプル志向で、純正の良い点はすべて活かすべくデザインされています。
フロント周りのエアロパーツも、バンパータイプではなくリップタイプとして開発しているのはそのためとか。
迫力のフェンダーデザインの裏にある作り手の配慮
フロントフェンダーにも手が入っており、目を引くのは3連のダクト。
攻撃的なデザインでインパクトも感じさせるが、意外にもワイド幅は純正フェンダーの出幅をキープ。
その理由は、フェンダーを交換しても、今履いているホイールやタイヤをそのまま移植可能という配慮から。
さらにフェンダー上部には空力を考えたフィン形状のカーボンサイドフィンも装着されています。
「これが欲しかった」と思わず唸るカーボンボンネット
カーボンボンネットはオモテ面がカーボン仕様と、オモテ&ウラの両面カーボン仕様の2タイプを用意。
センター部が落とし込まれるデザインは、スポーツカーユーザーなら思わずニヤリとしてしまうルックスを実現。
ボンネットを開けてエンジンルームを見せたい人には両面カーボン仕様がオススメです。
写真のボンネットはデモカーとしてアピールするため、ボンネットのみカーボン+ラメ入りキャンディカラーで塗装されてます。
純正然としながら、確かな存在感の足まわり
足まわりには、19インチのステップリム・ワークのT5R(F:9×19+24/R:9.5×19+30)と、タイヤにはニットーのNT555(235/35-19)をセット。
そして足回りにはHKS GT4ハイパーマックスを装着。
同じ仕様を誰でも作れるようにと、敢えてナチュラルキャンバーな仕様で装着されている。
赤を基調とした、美しい内装
スポーツカーには重要なコクピット周辺は、オリジナルの33φのディープコーンステアリング。
スポーク部分はアルマイトレッドでバックスキン調のレザー仕様。
助手席前にあるTRDの3連メーターは、右から、水温、油圧、油温とディスプレイ。
細部にも徹底的にこだわるGOOD GUNの仕事
細部のパーツにもGOOD GUNらしさは散りばめられています。
トランクガーニッシュやフォグガーニッシュにはカーボン仕様を用意。
今回のデモカーには装着されていませんが、さらにスパルタンなルックスへと変貌する2段4枚セットのカーボン仕様のカナードも用意されています。
ヘッドライトはBRZの純正を86に移植しさらに4灯風へと仕様変更したSPL仕様へと変わっています。
デモカーにチョイスしているのは100φ二本出しマフラー
出口100φのマフラーは柿本改スーパーファクトリー。
見た目だけじゃない、走りにもこだわった仕様
エンジンルーム内にはオクヤマ(CARBING)のサクションキット、ブリッツのタワーバーを装着。
外観だけでなく、86が持つスポーティな走行フィールをより楽しいものへと仕上げています。
まとめ
ラメ入りパーツなどで武装し、一見派手そうに見えつつも実は純正デザインを活かす形をコンセプトとしているユーロスポーツなGOOD GUNの86。
ルーフスポイラーもGTウイング系は装着せず、ロー&ワイドに見せるためルーフスポイラーで設定するなど、スポーツマインドを心得た仕様は流石の仕上がり。
現在は86の前期用ということで商品展開されていますが、今後は後期用にも対応できるよう開発は順次進めていく予定とのこと。
86オーナーは、まだまだGOOD GUNから目が離せません。
ショップ情報
■お問い合わせ先
株式会社グッドガンインターナショナル
住所:〒595-0021 大阪府泉大津市東豊中町1-9-11
営業時間:10:00〜20:00
定休日:日/祝祭日
TEL:0725-46-1100
FAX:0725-46-1199
HP:http://goodgun.co.jp/
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