日産 Z31 フェアレディZは、1983年に登場した通算3代目となるフェアレディZです。
フェアレディZ伝統のロングノーズ・ショートデッキスタイルを受け継ぎ、6気筒ターボエンジンを搭載した高性能スポーツモデルへと進化しました。
日産 Z31 フェアレディZとは
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1983年に登場した日産 Z31 フェアレディZは、1969年から続くフェアレディZの3代目モデルです。スタイリングは歴代フェアレディZと類似していますが、ヘッドライトが丸型から角型へ変更され、ランプ自体も上下に移動するパラレルライズアップヘッドランプが採用されたことで、シャープな眼差しとなりました。
エンジンは6気筒ターボで、後輪を駆動させるFR方式を採用。
世界初搭載のセラミックターボで、パワーとレスポンスを両立させたこともトピックのひとつです。
おすすめポイント1:伝統を受け継いだスタイル
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3代目となった日産 Z31フェアレディZは、フェアレディZ伝統のロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承していますが、空力性能を追求したことから、流れるようなフォルムとなっています。また、初代と2代目で使われていた丸型ヘッドライトから、角型ヘッドライトに変更されたことも特徴のひとつ。
一見、リトラクタブルヘッドライトのようにも見えますが、ライトユニット自体が上下するパラレルライズアップヘッドランプが搭載され、消灯時にもライトの一部が露出する異形のヘッドライトが装着されています。
イメージが一新された3代目 Z31 フェアレディZの空気抵抗を示すCd値は、先代の0.39から0.31に向上。
パワフルなエンジンと相まって、世界の高性能スポーツカーに引けをとらない性能を身に付けました。
おすすめポイント2:6気筒ターボを全グレードに設定
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日産 Z31 フェアレディZに搭載されるエンジンは、2.0L V型6気筒 ターボエンジンのVG20ET型と3.0L V型6気筒 ターボエンジンのVG30ET型で、全グレードがV6ターボエンジン化されました。また、1985年に世界初となるセラミックターボを採用した2.0L 直列6気筒 RB20DETが搭載された「200ZRシリーズ」を追加。
タービンを軽量なセラミック製にし、レスポンスとターボラグを軽減しています。
当時のキャッチコピーは「セラミック・レスポンス」と、セラミックターボをアピールしたもので、その後、自然吸気エンジンの3.0L V型6気筒 VG30DE型を搭載したモデルもリリースされ、自然吸気ならではの回転と共にパワーアップされたグレードもラインナップされました。
おすすめポイント3:定番となったボディバリエーション
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3代目 Z31 フェアレディZには、クーペのみならずオープンモデルのTバールーフもラインナップされました。また、フェアレディZの定番ラインナップとなっているクーペとTバールーフのバリエーションには、2シーターと2+2シーターが設定されています。
まとめ
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日産を代表するスポーツモデル、フェアレディZ。伝統を引き継いだロングノーズ・ショートデッキスタイルはスタイリッシュに進化し、海外の市場でも通用するほどのスペックを身に付けました。
6気筒ターボエンジンが生み出す痛快な加速や走行性能は、技術の日産を象徴するモデルといえるのではないでしょうか。