輸入車ステーションワゴンの代表格!ボルボ・V70(8B型)が家族持ちにオススメな5つの理由

カタログ

2020/09/26

"V70"は、スウェーデン大手の自動車メーカー「ボルボ」が自信を持って開発に挑んだステーションワゴンタイプの乗用車です。ボルボの伝統を引き継ぎ、日本での輸入車ブームに火を付けたモデルでもありました。

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ボルボ・V70(8B型)とは

Photo by Adrian Kot

V70は、スウェーデンの自動車メーカーであるボルボカーズが生産したミドルサイズのステーションワゴン。

1996年に850シリーズの後継モデルとして、登場しました。

セダンタイプのS70とともに、名称をV70に改められたモデルは日本国内にも輸入され、輸入車人気を加速させました。

「多才」という意味を持つ単語、Versatilityの「V」から命名されたV70は、利便性に優れた1台です。

ボルボ・V70(8B型)最大の特徴は「直線基調のスタイリング」

Photo by Adrian Kot

8B型V70が持つ最大の特徴は、スタイリングで、先代にあたる850シリーズの流れをそのままに、「直線基調」のスタイリングを引き継ぎました。

ヘッドランプやグリル、バンパーなど、角のついた直線で構成されているフロントマスクや、フロントからリアまで直線一本に伸びたサイドビューは斬新です。

縦長の長方形に近い形状のリヤコンビネーションランプにも、直線基調の雰囲気が漂います。

ボルボ・V70(8B型)オススメポイントその1:直列5気筒エンジン

Photo byRutger van der Maar

8B型V70でオススメしたい1つ目のポイントは、エンジンです。

直列5気筒エンジンに絞り込んだ、3種類のバリエーションが用意されました。

特に初期型で用意されたグレード、「T-5」には注目で、搭載された2.3リッター(2300cc)ターボエンジンは、240馬力を発揮するハイパワーエンジン。希少価値の高いモデルとなっています。

高出力エンジンを搭載したステーションワゴンに乗るなら、T-5がピッタリです。

ボルボ・V70(8B型)オススメポイントその2:安全性を高めたサイドエアバッグとシート

Photo by Kieran White

8B型V70でオススメしたい2つ目のポイントは、安全装備です。

先代モデル「850」シリーズから使用されているシステムに新しい技術を注ぎ込み、安全性が高められました。

特にサイドエアバッグとシートには注目で、「SIPS」と呼ばれるサイドエアバッグは、側面衝突時に乗員頭部を守る性能を高めています。

1999年に改良されたモデルでは、「WHIPS」と呼ばれるむち打ち症防止安全シートを全グレードに標準装備。

ドライバーや乗員への負担を軽減します。

ボルボ・V70(8B型)オススメポイントその3:左ハンドル仕様も用意

Photo by Dave O

8B型V70でオススメしたい3つ目のポイントは、左ハンドル仕様で、登場直後から一部グレードに設定されました。

日本向けの右ハンドルだけでなく、本国スウェーデンの雰囲気を味わえるモデルが導入されたのです。

ボルボ・V70(8B型)オススメポイントその4:メーカー初の4WDモデル

Photo by dave_7

8B型V70でオススメしたい4つ目のポイントは、4WDモデル。

1996年のデビュー当時に4WD(四輪駆動)グレードも設定されました。

ボルボ初のフルタイム4WDを採用し、当時唯一ラインナップされていたのです。

北欧スウェーデン発のステーションワゴンとして、走破性を重視した結果、投入された4WDモデルは信頼性の高さを実現したクルマに仕上がっています。

ボルボ・V70(8B型)オススメポイントその5:クロスカントリーグレード「V70XC」

Photo by Rutger van der Maar

8B型V70でオススメしたい5つ目のポイントは、グレード「V70XC」です。

4WDモデルをベースに車高を高め、走破性が高められたクロスカントリーSUVチックなグレード。

1997年に特別仕様車で初登場した後、通常ラインナップに昇格した経緯があります。

ステーションワゴンにクロスカントリーSUVを掛け合わせ、使い勝手と走破性を両立したモデルです。

ボルボ・V70(8B型)の中古車相場

Photo by Niels de Wit

2020年8月現在の、ボルボ V70(8B型)の中古車相場は、以下のとおりです。

最低中古価格：17万円(2020年8月時点)
最高中古価格：273万3000円(2020年8月時点)
平均価格:47万9000円(2020年8月時点）

ボルボ・V70(8B型)の維持費

Photo by peterolthof

ボルボ V70(8B型)の、1年間にかかる維持費は、いったいどの程度なのでしょうか。計算してみました。

ガソリン代

使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Ｌと仮定して計算しています。

V70のグレード、スポーツ 2.5T(2.4リッター、FF、AT仕様)の実燃費は平均8.10km/Lです。
（参照：https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1388）

この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。

【ガソリン代計算式】
1,111（Ｌ）×140（円、ガソリンの値段）＝155,555（円、年間のガソリン代）

V70を1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000ｋｍ程度の走行で約160,000円程度と考えておきましょう。

自動車税

日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、V70の場合は「自動車税」に分類されます。

V70のグレード、スポーツ 2.5T(2.4リッター、FF、AT仕様)は、以下の金額が課税されます。

自動車税(2リッター超、2.5リッター以下)：45,000円

その他諸々の費用

ガソリン代や自動車税以外で、V70にかかる費用を挙げてみました。

項目費用

車検費用
・基本料金
・法定費用（自賠責保険料、重量税、印紙代） 112,340円

任意保険（主な条件）
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000ｋｍ以下
・人身傷害：3,000万円（車内のみ補償型）
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし 55,000円

V70の年間維持費は約37万円

V70の年間維持費は367,895円です。

ガソリン代	155,555円
自動車税	45,000円
車検費用（基本料金+法定費用）	112,340円
任意保険	55,000円
合計	367,895円

車検費用については自家用乗用車の場合、2年に1度の法的義務があるので、参考程度にしてください。

車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。

また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。

ボルボ・V70(8B型)スペック紹介

Photo by Kieran White

ボルボ V70(8B型)のスペックを簡単に紹介します。

全長	4.710mm
全幅	1.760mm
全高	1.460mm
排気量	2318~2488cc
燃費(10・15モード)	7.6~9.2km/L
駆動方式	FF/4WD
乗車定員	5名

まとめ

Photo by Draco2008

輸入車ステーションワゴンブームの火付け役となり、多くのユーザーから人気を博した8B型V70。

ボルボの歴史でも重要な1台であり、一度は所有したいクルマです。

今後、ますます現存台数が少なくなると予想されるだけに、見かけた時が購入のチャンス。

8B型V70で楽しいドライブを実現してください！