トヨタ"クラウン"は、日本の乗用車の歴史を築いたラグジュアリーカーです。そのなかでも、高い品格を維持しつつ中身の性能に磨きをかけた150系は、シリーズ10代目となる記念すべきモデルでした。
Contents
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- トヨタ・クラウン(150系)とは
- トヨタ・クラウン(150系)最大の特徴は「フルモノコックボディ」
- トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその1:シリーズ最後の「ピラードハードトップ」
- トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその2:可変バルブタイミングを取り入れたエンジン
- トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその3:当時先進の安全アイテムを標準装備
- トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその4:エクステリアを大幅に変更した後期型
- トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその5:カスタムパーツが豊富
- トヨタ・クラウン(150系)の中古車相場
- トヨタ・クラウン(150系)の維持費
- トヨタ・クラウン(150系)スペック紹介
- まとめ
トヨタ・クラウン(150系)とは
クラウンは、
1955年に初代 RS系が誕生た当時は、高度経済成長時代の日本での「3C」のひとつである「
そんな時代背景もあり、高級志向を打ち出したラグジュアリーカーとして、
純国産で設計・開発され、常に高い技術性能を追求したクラウンは、
そして1995年に登場した150系は、
品格を維持しつつも、基本性能に磨きをかけられたクルマです。
トヨタ・クラウン(150系)最大の特徴は「フルモノコックボディ」
150系クラウンが持つ最大の特徴は、
3代目 50系より継続採用されてきた「ペリメーターフレーム構造」
モノコックボディ構造とした結果、
のちに続く歴代クラウンが示した「走行性能の高さ」
トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその1:シリーズ最後の「ピラードハードトップ」
150系クラウンでオススメしたい1つ目のポイントは、
ドアガラスの外枠フレームを取り払った「サッシュレスドア」の採用は、
この形状はドアガラスを下げた状態でも視野が開け、
トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその2:可変バルブタイミングを取り入れたエンジン
150系クラウンでオススメしたい2つ目のポイントは、
トヨタ独自の可変バルブタイミングシステム「VVT-i」を、
エンジンをパワーアップし、燃費効率を高めて動力性能の向上につなげているのです。
トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその3:当時先進の安全アイテムを標準装備
150系クラウンでオススメしたい3つ目のポイントは、
トヨタ独自開発の高剛性安全ボディ「GOA」に加え、
日本の自動車市場をリードしてきたクラウンだからこそ、安全を意
トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその4:エクステリアを大幅に変更した後期型
150系クラウンでオススメしたい4つ目のポイントは、
1997年のマイナーチェンジでは、
そして「ロイヤルサルーン」と「ロイヤルツーリング」のフロントマスクのデザインを変化させるなど、差別化が図られています
加えて、
トヨタ・クラウン(150系)オススメポイントその5:カスタムパーツが豊富
150系クラウンでオススメしたい5つ目のポイントは、
貴重なFR(フロントエンジン+後輪駆動)
派手なエアロパーツやスポーツマフラー、
トヨタ・クラウン(150系)の中古車相場
2020年9月現在の、トヨタ クラウン(150系)は、以下のとおりです。
最低価格:9万9000円(2020年9月時点)
最高価格:77万円(2020年9月時点)
平均価格:34万8000円(2020年9月時点)
トヨタ・クラウン(150系)の維持費
トヨタ クラウン(150系)の、1年間にかかる維持費は、いったいどの程度なのでしょうか。計算してみました。
ガソリン代
使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Lと仮定して計算しています。
クラウンのグレード ロイヤルツーリング(3リッター、FR、AT仕様)の実燃費は平均6.06km/Lです。
(参照:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/1118)
この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。
クラウンを1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000km程度の走行で約210,000円程度と考えておきましょう。【ガソリン代計算式】
1,485(L)×140(円、ガソリンの値段)=207,920(円、年間のガソリン代)
自動車税
日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、クラウンの場合は「自動車税」に分類されます。クラウンのグレード ロイヤルツーリング(3リッター、FR、AT仕様)は、以下の金額が課税されます。
自動車税(2.5リッター超、3リッター以下):51,000円
その他諸々の費用
ガソリン代や自動車税以外で、クラウンにかかる費用を挙げてみました。
クラウンの年間維持費は約43万円
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)112,340円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし55,000円
クラウンの年間維持費は426,260円です。
ガソリン代 | 207,920円 |
自動車税 | 51,000円 |
車検費用(基本料金+法定費用) | 112,340円 |
任意保険 | 55,000円 |
合計 | 426,260円 |
車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
トヨタ・クラウン(150系)スペック紹介
トヨタ クラウン(150系)のスペックを簡単に紹介します。
全長 | 4.820mm |
全幅 | 1.760mm |
全高 | 1.425mm |
排気量 | 1988~2997cc |
燃費(10・15モード) | 7.8~11.2km/L |
駆動方式 | FF/4WD |
乗車定員 | 5名 |
まとめ
記念すべき10代目となり、中身の進化・熟成に力が注がれた150系クラウン。
中古車市場では物件が減りつつあり、購入が難しくなってきています。
状態の良い物件を入手したいなら、早めの購入がオススメです。
150系クラウンで、1990年代の日本産ラグジュアリーカーを楽しんでください!