11月2日〜4日に岡山国際サーキットにて、2018年シーズンの最終戦となる『ピレリ スーパー耐久シリーズ2018 第6戦 スーパー耐久レース in 岡山』が開催されました。
同シリーズのST-2クラスに長年参戦しつづけている『TOWAINTEC Racingチーム』が6連覇の快挙を達成!
「シーズン通して苦しい展開が続く辛い1年でした」とドライバーやチーム関係者も語る試練の年を支えていたのは、DAMD製のエアロパーツでした。
DAMD MOTUL ED WRXが6連覇の快挙を達成!
11月2日〜4日に岡山国際サーキットにて、2018年シーズンの最終戦となる『ピレリ スーパー耐久シリーズ2018 第6戦 スーパー耐久レース in 岡山』が開催。
レースウィークで最も注目を浴びていたのが、長年ST-2クラスに参戦しつづける『TOWAINTEC Racingチーム』でした。
最終戦を無事に完走すれば、クラスチャンピオン6連覇が決定するという大一番。
その瞬間を待つファン(特にスバル好き)からの熱い期待を見事にこたえ、シリーズチャンピオンを手にしました。
そんなアツい週末にモタガレも密着してきたのですが、6連覇への道のりは想像以上に険しいものだったのでした。
モタガレが6連覇の裏側に密着!
序盤から数ラップにも渡り、テールトゥノーズの攻防を見せます。
©︎モタガレ
しかしながら、今回のレースはシリーズチャンピオンがかかっています。
「チームとしては完走を第一に、人もクルマも労い、ドライバーも4人体制で臨みました。」
と語ってくれたチーム代表の大澤俊之さんは、テールトゥノーズの展開に内心ハラハラしていたことでしょう。
©︎モタガレ
チーム代表 大澤さんの想いを汲んだのか、59号車は次第に自分のペースを取り戻し、6号車とのランデブーから独走モードに入ります。
一時はクラストップを快走する走りを見せてくれた59号車。
順調にドライバー交代も済ませ、ラップを重ねていきます。そして……
©︎モタガレ
本日の最後のドライバーを任されたのはGTドライバーでもある井口卓人選手。
今年5月に開催された『ニュルブルクリンク24時間レース』ではスバル WRX STIでクラス優勝を達成し、スーパーGTシリーズでもスバル BRZを走らせる、スバルの勝利請負人です。
レース終了直後、ピットへ駆けつける井口選手/©︎モタガレ
一時は開いていた6号車とのタイム差もみるみる縮めていきますが、最終的には安定した走りで、2位でチェッカーを受け、シリーズチャンピオンを獲得します!
無事チェッカーを受け、勝利の喜びを噛みしめる後藤選手、石坂選手、大澤選手/©︎モタガレ
各ドライバーのレース後のコメント
大澤 学 選手
今年は本当に苦しくて、試練の年でしたね。
30kgのウエイトハンデを搭載した状態からシリーズがスタートして、その中でもみんなでなんとか力をあわせて勝ち取ったチャンピオンだと思います。
ここまで来たら7連覇……とかは、とりあえず今は考えられないですね(笑)。
今年は本当に苦しくて、試練の年でしたね。
30kgのウエイトハンデを搭載した状態からシリーズがスタートして、その中でもみんなでなんとか力をあわせて勝ち取ったチャンピオンだと思います。
ここまで来たら7連覇……とかは、とりあえず今は考えられないですね(笑)。
後藤 比東至 選手
正直、ホッとしています。
富士の24時間レースでは度重なるアクシデントでノーポイントに終わり、やられた!と一瞬思ったので……。
そこから後半巻き返せたので、本当にホッとしたのが素直な気持ちです。
正直、ホッとしています。
富士の24時間レースでは度重なるアクシデントでノーポイントに終わり、やられた!と一瞬思ったので……。
そこから後半巻き返せたので、本当にホッとしたのが素直な気持ちです。
石坂 瑞基 選手
今回、自分はDドライバーとして走らせていただいて、みんなで確実にチャンピオンまで走らせる、という目的を無事に果たせてすごく嬉しいです。
ツーリングカーと耐久レースというのは自分にとって、初めての挑戦だったので、初めての年でチャンピオン獲れた点も、個人的にはすごく嬉しいです。
今回、自分はDドライバーとして走らせていただいて、みんなで確実にチャンピオンまで走らせる、という目的を無事に果たせてすごく嬉しいです。
ツーリングカーと耐久レースというのは自分にとって、初めての挑戦だったので、初めての年でチャンピオン獲れた点も、個人的にはすごく嬉しいです。
井口 卓人 選手
クルマはすごく調子良かったし、実際にあと少しで優勝できる位置まで肉薄する速さがあったので、まだまだ来年以降も面白いレースができるんじゃないでしょうか。
普通にプッシュもしましたが、今回はちゃんと完走してチャンピオン獲ることが1番の使命だったので、達成できて良かったです。
クルマはすごく調子良かったし、実際にあと少しで優勝できる位置まで肉薄する速さがあったので、まだまだ来年以降も面白いレースができるんじゃないでしょうか。
普通にプッシュもしましたが、今回はちゃんと完走してチャンピオン獲ることが1番の使命だったので、達成できて良かったです。
空力パーツは市販品でなくてはならない
特に外装パーツは、空 力パーツの装着自体は認められているものの、市販品(一般消費者が普通に購入できるもの)でなくてはならず、特注品や「著しく高価なもの」は禁止されています。
ST-2クラスにスバルWRXを走らせるTOWAINTEC Racingチームでは、そんな厳しいルールの中で最高のパフォーマンスを発揮できる市販エアロパーツとして、DAMDのエアロパーツを用いている、という訳なのです。
同チームの6連覇を支えたと言っても過言ではないDAMDのエアロについて、長年チーフメカニックを務めるの石原孝行さんと、同じく長年ドライバーを務める後藤 比東至選手にお話を伺いました。
チーフメカが語る "圧倒的な冷却性能"
レース直前マシンのチェックに余念がない石原さん/©︎モタガレダウンフォースはもちろんなんですが、クーリング性能が圧倒的ですね。
特にターボ車なので、水温は1番気になる点となりますから、その点では絶対的に信頼できますね。
また、風洞に掛けたりしている訳ではないので正確なデータがある訳ではないのですが、WRXという車種が他のチームに比べてもコーナリングスピードに優位性があるので、コーナリング中のダウンフォースなんかにも良い影響を及ぼしているのではないでしょうか。
特にターボ車なので、水温は1番気になる点となりますから、その点では絶対的に信頼できますね。
また、風洞に掛けたりしている訳ではないので正確なデータがある訳ではないのですが、WRXという車種が他のチームに比べてもコーナリングスピードに優位性があるので、コーナリング中のダウンフォースなんかにも良い影響を及ぼしているのではないでしょうか。
ドライバーが語る"フィッティングの良さ"
後藤選手(画像左)/©︎モタガレエアロに関しては、 なんといっても見た目のカッコよさが最大のポイントですかね。
レーシーだけど嫌味のないデザインは、 街乗りのWRXでも十分イケると思います。
DAMDクオリティのデザイン性の高さは見てもらえればわかる通りですが、フィッティングの良さも感じます。
レースペースで走っていても「外れちゃうかも」という不安感を感じさせない精度の高さは、メーカー純正採用もされるメーカーだけはあるな、と言ったところです。
レーシーだけど嫌味のないデザインは、
DAMDクオリティのデザイン性の高さは見てもらえればわかる通りですが、フィッティングの良さも感じます。
レースペースで走っていても「外れちゃうかも」という不安感を感じさせない精度の高さは、メーカー純正採用もされるメーカーだけはあるな、と言ったところです。
チャンピオンマシンを徹底解剖!
出典:https://www.damd.co.jp/
S耐マシンに装着されるエアロは、市販パーツでなければいけないため、レースカーと同じスタイリングであることは、言うまでもありません。
市販パーツでは、レースのために広げすぎた開口部などをストリート走行の為に一部見直してリデザインされています。
それでは各部を細かく見ていきましょう!
フロントバンパー
©︎モタガレ出典:https://www.damd.co.jp/
実は、最近発売されたDAMD製のレヴォーグ用のボディキットも、スーパー耐久レースで空力が実証されたWRX STI用エアロパーツをベースとして開発されています。
中央より左右に突き抜けたウイングがダイナミックで鮮烈なイメージを与え、レヴォーグをよりアグレッシブなシューティングブレイクとしてレベルアップさせます。
オーバーフェンダー
©︎モタガレ出典:https://www.damd.co.jp/
こちらもレヴォーグ用のオーバーフェンダーですが、やはりWRXをベースに開発されています。
フェンダーの各部に空いたダクトはエンジンルーム内の熱を逃す効果があり、その性能は耐久レースで実証済みです。
サイドスカートにも注目!
©︎モタガレ出典:https://www.damd.co.jp/
ボディサイドを流れる空気を整流する効果のあるサイドスカートは、意外とバカに出来ないパーツです。
サイドを流れる空気を整えることで最高速の伸びと安定感が増します。
高速移動などが多いWRXユーザーさんには特にオススメのパーツでしょう!
リアバンパーはエアの抜けがスゴい!
©︎モタガレ出典:https://www.damd.co.jp/
フロントフェンダーだけでなく、リアも大胆に開口部が広がっており空気の抜けは抜群!
実戦で投入されているパーツと同じであることが良くわかると思います。
2018シーズンはリアウイングもアップデート
©︎モタガレ出典:https://www.damd.co.jp/
2015年シーズンにデビューしたDAMD製のWRX用エアロパーツですが、2018シーズンでは若干のアップデートもされているようです。
特にリアウイングはステーまでもが軽量化されており、旧モデルとは微妙に違うポイントでもあります!
まとめ
見事2018年シーズンも制し、6連覇を果たした『TOWAINTEC Racingチーム』。
同チームを空力面でサポートするDAMDのエアロパーツについてご紹介しました。
レースでも用いられている同社のエアロパーツはカッコいいだけでなく、実用的でもあることが実戦で証明されています。
愛車をドレスアップしたい方はもちろん、高い次元でブレーキング性能やエンジンパワーを気にするスバル車が好きな方、WRXオーナーの方にオススメの逸品です!
©︎モタガレ
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