アルミホイールのOEM品の企画、デザインや、アフターパーツの卸売を行う ENON WHEELS。
アフターパーツマーケットの裏方として、ホイールの企画・開発を続けてきたENON WHEELSですが、
自社のオリジナルホイール『slice-9』を2016年10月に発売し人気を誇っています。一体どんな製品なのでしょうか?
ENON WHEELSとは?
ENON WHEELS(エノン ウィールズ)は大阪市に拠点を置く、アルミホイールメーカーです。
ENON WHEELS代表、中山栄一さんは、国内大手アルミホイールメーカーで約14年間営業マンとして在籍。アルミホイールの営業マンを経て大ヒット商品のブランドマネージャーを務めたのちに独立。
現在もオリジナルホイール『slice-9』の企画、販売と並行し、他ブランドのアルミホイールの販売代理店や、有名ブランドのアルミホイールのOEM製作を担い、現在もアフターマーケットの裏方としても活動しています。
【ENON WHEELS】Slice-9とは?
ENON WHEELSのオリジナルホイール『Slice-9(スライス-ナイン)』 は写真でもわかるように、9本のスポークが均等に広がりを見せ、オフロードなどのスポーツ走行にも耐える様、強度も確保しつつ、無駄を省いたシンプルでありながらスポーティなデザインです。
(JWL-T規格/VIA取得)
Slice-9のポイントはそのツートンのカラーリングにもあります。
Deposition Paint (電着塗膜)というアフターマーケットでは珍しい塗装法を用いて塗装されています。©️ENON WHEELS
通常のツートン塗装を行う際は、マスキングにより塗り分けられるのがメジャーな製法として確立しています。
簡単な塗装の流れですが、1色目をアルミホイール全体に着色し、スポークの天面部分や、リムの縁のみをダイヤモンドカッターで切削し、1色目の塗装の上にマスキング。その上に2色目のカラーを噴く、といった流れです。
しかし、Slice-9では新たな技術である『Deposition Paint (電着塗膜)』を用いて、ツートンカラーを実現しました。
Deposition Paint (電着塗膜)とは低濃度で水溶性の電着塗料中に、被塗物(今回の場合、ホイール)を浸漬させ『陰極』とし、直流電流をかけて被塗物に塗装を付着させる塗装法です。
電極付近では塗料が化学反応を起こし不溶性の樹脂となり、複雑な形状質も均一で密着性の良く厚い塗膜を形成出来ます。
電着塗膜は防錆性能に優れ、750時間の塩水噴霧試験に合格する実力を持ち、エポキシ樹脂系塗料で表面がコーティングされるので耐防食性が従来と比較すると飛躍的にアップする優れた塗装法です。
つまりはオフロード走行などの泥汚れに対しても強く、ジムニーにもオススメなホイールと言えます。
Deposition Paint (電着塗膜)はマスキングでツートン塗装されたホイールによくある、マスキングの縁部分の塗装の漏れもなく、美しく仕上げることを実現し出来ました。
【ENON WHEELS】Slice-9 カラー
『マットブラックリムカット(MBLRC)』『DPシルバーブラック(DPSB)』は2サイズ共通ですが、『DPマットブラックレッド(DPMBR)』は16インチ限定、『DPホワイトレッド(DPWR)』は18インチ限定となっております。
Slice-9 1655+20 5H 139.7 DPマットブラックレッド(DPMBR) ©️ENON WHEELSSlice-9 1655+20 5H 139.7 DPシルバーブラック(DPSB) ©️ENON WHEELS
Slice-9 1655+20 5H139.7 マットブラックリムカット(MBLRC) ©️ENON WHEELS
Slice-9 1870+42 6H139.7 DPシルバーブラック(DPSB) ©️ENON WHEELS
Slice-9 1870+42 6H139.7 DPホワイトレッド(DPWR) ©️ENON WHEELS
Slice-9 1870+42 6H139.7 マットブラックリムカット(MBLRC) ©️ENON WEELS
【ENON WHEELS】Slice-9が似合う車とは?
Slice-9のラインナップは、ジムニー用の5H PCD139.7とハイエース用の6H PCD139.7のみがバリエーションとしてあります。
となると新型となる4代目ジムニーJB64Wは外せません。
スズキでは初となるグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を獲得するなど、評価の高い人気車種ですが、16インチのSlice-9はPCDも5H139.7でインセットも+20とジムニーにピッタリ装着できるサイズです。
©️ENON WHEELS
先代ジムニーから続く、オフロードでの力強い走りとより洗練されスタイリッシュとなったボディをSlice-9はより引き立てます。
©️ENON WHEELS
依然人気のJB23Wのジムニーにもオススメです。リフトアップされた足元を彩る際にもSlice-9はベットマッチします。
©️ENON WHEELS
ジムニーといえば、スペアタイヤの5本目のホイールもドレスアップの際に重要なポイントです!
©️ENON WHEELS
18インチの方は200系ハイエースに最適なサイズです。
©️ENON WHEELS
ホワイトボディに『DPホワイトレッド(DPWR)』。
リム内側やスポークのサイドのホワイトの塗装がスポークのレッドを引き立てます。
©️ENON WHEELS
©️ENON WHEELS
ボディを派手めなカラーリングにした際は『DPシルバーブラック(DPSB)』で足元を引き締めるのもアリなのではないでしょうか?
サイズ
サイズは18インチと16インチの2サイズのみとなります。
18インチではハイエースにマッチングするサイズですが、ハイエース4WDの場合、18インチへのインチアップはインナークリアランスが少なくなることからご注意ください。
日産 NV350キャラバンに関しては装着は可能(ハブ・ブレーキキャリパーの場合)ですが、車体より突出する可能性があります。
使用されるタイヤや車両の仕様によっては突出、インナー干渉などの可能性がありますので、必ず装着前に現車確認を行ってください。
まとめ
いかがでしたか?
ジムニー、そしてハイエース、キャラバンのユーザーの皆さんは『Slice-9』が気になってきたのではないでしょうか。
オフロードにも、ドレスアップにも似合うデザインだけではなく、Deposition Paint (電着塗膜)の見事な仕上がりは一見の価値があります。
ENON WHEELSの特約販売店さんでは商品・サンプル等現物確認ができますので是非、チェックしてみてはいかがでしょうか!!