カーセキュリティやオーディオなどの電装系アイテムを得意とする長野県のショップ、アクア。
デモカーであるS660は、同社がもうひとつ得意とするカーボンシートによるエクステリアのインパクトが強く印象に残ります。
しかし、もっと強烈なのがガルウィング化されたドアでしょう。
アクアではS660以外にもガルウィング化の前例があり、S660に関してもキット化されたものではなく、ショップに持ち込んでの作業が前提。それだけに仕上がりは美しく、ドアを開けたヒンジ部分の仕上げも抜かりありません。
さらに手放す時にノーマルに戻すことも可能です。
今回は、スタイリング、オーディオ、LED、カーボンなどアクアの技が詰まったS660のご紹介です。
Photo : Takanori Arima
Text : Koichi Kobuna
スタイリングチェック!
ハードトップにサンルーフ!?
エクステリアでひとつ特徴的なのが、ハードトップに備わるサンルーフです。
もともと屋根を外すことができるS660だけにサンルーフは無意味のようにも思えますが、オープン時とハードトップ装着時ではハンドリングに差が出るほどボディ剛性に違いが生じるのです。
そのため、ボディ剛性を確保しながらも解放感を味わいたいというユーザーに持ってこいというワケなんですね。
さすがにサンルーフの開閉はできませんが、4段階にチルトをすることができるので、左右とリアの窓をあけてサンルーフをチルトさせれば高い解放感を味わうことができます。
さらにサンルーフをチルトさせた佇まいも文句なしにカッコイイですよね。
シーケンシャルウインカーやドアミラーウインカーもお手の物
電装系を得意とするアクアだけに、ヘッドライトやテールライトにシーケンシャルウインカーを追加する、という芸当もお任せ。
基本的には純正品を加工するため、使わなくなったランプ類を保管する場所を確保する必要もありません。
また、ノーマルの部分を残した上でシーケンシャルウインカーを追加する方法を取っているので、ノーマルに戻したいときは配線を繋ぎなおすだけで元通りにできるという点も嬉しいところです。
そしてドアミラーに埋め込まれたウインカーはまるで純正のような超自然な仕上がり。
おそらくS660オーナーでなければ、純正品だと思ってスルーしてしまうことでしょう。
ユーザーが手軽に貼れるカット済みカーボンシートも多数
アクアが得意としているもうひとつがこのカーボンシート。
車種に応じてすでにカットしてあるため、ユーザーが自分で貼り付けるだけで手軽に愛車のイメージを変更できるということで人気商品となっています。
エクステリアで20点以上、インテリアでは30点以上の設定あり。
中には「シートベルトのバックルがドア開口部に当たって傷がついてしまう」というユーザーの声から誕生した傷防止効果を兼ねたものも存在し、まさに痒い所に手が届くラインナップとなっているのです。
さらにこのS660には、通常絶対に装着が不可能な2DINの8インチナビを助手席側のパネルを加工増設することでインストール。
このあたりもカスタムオーディオも手掛ける同社の技が光る部分と言えるでしょう。
もちろんこちらも希望すれば同様の加工を受け付けてくれるそうです。
アクアのヒット商品、ノンレジケーブルとアイスヒューズ
金属は極低温まで冷やすことで電気抵抗値が限りなく「ゼロ」になる「超電導」が可能な状態になると言われているそうで、この技術を自動車のアースケーブルやヒューズに用いることで、電気の流れが良くなり、エンジンのパワーアップ、トルクアップ、レンポンスアップに効果があったり、ヘッドライトなどライト類が明るくなったり、オーディオの音質向上などにも変化と影響が現れるとのこと。
このノンレジケーブルとアイスヒューズはS660用だけでなく、多くの車種用にリリースされているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、実際どのくらい変化があるのか半信半疑という人もいるでしょう。
実はAQUAでは、実際に来店したユーザーを対象にノンレジケーブルを愛車に実際に装着し、店舗の周辺を走ってもらうサービスを実施しているのです(要予約)。
もちろん押し売りはせず、気に入ったら購入してくださいというスタンスですが、これも商品に自信があるからこそできるサービスといえるのではないでしょうか。