トヨタ 86は、2012年から製造販売されているコンパクトFRスポーツカーです。
「直感ハンドリングFR」をコンセプトにしたトヨタ 86は、スバルの技術と組み合わせることで、小型・軽量・低重心・低慣性を実現。
トヨタ スポーツ800(ヨタハチ)以来の水平対向エンジン搭載スポーツカーです。
前期型は今は中古車もかなり安くなってきているので、お買い得ですよ!
トヨタ 86とは
トヨタ 86は、コンパクトなサイズとフロントエンジン・リアドライブ(FR)パッケージを採用したスポーツカー。かつて販売されていたAE86(スプリンタートレノおよびカローラレビン)のようにユーザーに育てられるスポーツカーとして「86」と命名されました。
トヨタのスポーツカーとしては、2007年に販売が終了したMR-S以来5年ぶりの復活。北米でもサイオン FR-Sとして販売されて、日本のみならず世界各国のトヨタファンを楽しませています。
おすすめポイント1:トヨタ スポーツ800以来の水平対向エンジン
トヨタとスバルの共同開発により誕生したトヨタ 86の特徴は、トヨタ スポーツ800以来の水平対向エンジンを搭載していることです。
重心を低くするため、スバルの水平対向エンジンを採用。燃料ポート噴射と直接噴射を同時に実現するトヨタの技術「D-4S」を水平対向エンジンと組み合わせることで1000ccあたり100馬力というハイパワーの実現に成功しました。
トヨタとスバルはそれぞれの技術を提供し合い、スポーツドライビングを実現する専用チューニングやセッティングを行うことで、低重心で高出力なスポーツカーを誕生させることができました。
おすすめポイント2:トヨタ 2000GTを彷彿とさせるデザイン
トヨタ 86のデザインは、フェンダーの盛り上がりやボンネットの低さが特徴。実はこれらの要素は、トヨタの名車としてしられ、日本車として唯一 映画「007」のボンドカーに採用されたトヨタ 2000GTがモチーフとなっています。
フェンダーはもちろん、サイドからみたときのウィンドウラインやルーフ形状まで、見比べてみると似通った部分に気づくはずです。
おすすめポイント3:ピュアドライビングを楽しむことができるセッティング
トヨタ 86は、「直感ハンドリングFR」をコンセプトとしてピュアドライビングを追及しています。エンジンをはじめ、トランスミッションやサスペンション、乗り心地までドライビングを楽しむ方向へチューニングされていることが特徴です。
トランスミッションは6速のMTとAT。小気味良いシフトフィールが特徴のMT。ロックアップ機構によりダイレクトな加速を味わうことができるAT。どちらも非常に精度が高く、気軽にスポーツドライブを楽しむことができます。
サスペンションは、ややハード気味のセッティングで路面の状況を把握しやすい設定です。スバル BRZとの大きな違いはサスペンションのセッティングといえるでしょう。
おすすめポイント4:タイヤ4本を収納可能なラゲッジ
トヨタ 86は独立型トランクを有しています。通常時でも買い物したものを乗せたり、するのには十分な広さです。高さがあるものは乗せられないので注意が必要です。
リアシートは人が座れる形になっていますが、実際はかなり狭いため手荷物置きとして使用することをおすすめします。
リアシートを倒すことでトランクスルーとなり、替えのタイヤ4本と工具箱を積載することが可能。サーキット走行を楽しむオーナーにとって、タイヤ4本が積載できるメリットはかなり大きいといえるでしょう。
まとめ
決して速いスポーツカーではありませんが、クルマとの対話を楽しむことができる素直なセッティングが特徴です。
工場出荷状態でもリアをスライドさせるような走りができるように、若干ハードにされているサスペンションが姉妹車スバル BRZとの違いといえるでしょう。
路面状況をステアリングやシートから感じられるピュアスポーツカーがトヨタ 86です。
前期型はもうかなり安くなってきました。アナタも86を買ってスポーツカーライフを楽しんでみませんか?