日産"シルビア"は、1960年代から2000年代前半まで、日産の2ドアクーペとして活躍していたクルマです。
そのなかでも1993年から1999年まで販売されていた6代目 S14型は、レーシングカーのベース車両となり、チャンピオンを獲得するなど活躍したモデル。
「3ナンバー化」など、時代を先取りしたS14型シルビアを紹介します。
日産・シルビア(S14型)とは
国内最高峰のカーレース、全日本GT選手権(現・スーパーGT) でレーシングカーのベース車両となり、大活躍を見せました。
1997年には、現在も第一線で走り続ける織戸学選手と、 モータースポーツ中継解説で活躍する福山英朗選手により、GT300クラスで見事、年間チャンピオンに輝きました。
その他にも、 レーシングチームの監督を務める音楽アーティスト、近藤真彦氏が 1998年に全日本GT選手権を戦った際に相棒としていたマシン も、S14型シルビアでした。
日産・シルビア(S14型)はどのような場面で活躍するクルマか
S14型シルビアは、趣味のドライブで活躍するクルマです。
その理由は「車体の3ナンバー化」にあります。
5代目 S13型のプラットフォームを継続使用しつつも、
幅が広がったことで、直進での安定感が高まるなど、走行性能を向上させています。
現在販売されているスポーツカーは、車幅が1.
日産・シルビア(S14型)のオススメポイントその1:「たれ目」「ツリ目」が選べるフロントマスク
Photo by Jordan LAB
S14型シルビアでオススメしたい1つ目のポイントは、
ヘッドランプは、前期型が横に長く丸みをおびており、
中古車を探す際には、
日産・シルビア(S14型)のオススメポイントその2:馬力アップを実現したエンジン
S14型シルビアでオススメしたい2つ目のポイントは、
2リッター(2000cc)
いずれのエンジンも、5代目 S13型と比較して最高出力が20馬力向上しているのです。
日産・シルビア(S14型)のオススメポイントその3:熟成が進められた足回り
S14型シルビアでオススメしたい3つ目のポイントは、
5代目 S13型のプラットフォームを継続使用することで、
加えて、リヤにマルチリンクサスペンションを継続採用し、サスペンションの幅広い可動域を利用して、乗り心地の良さを実現し
S14型は、S13型よりも熟成が進み、
日産・シルビア(S14型)のオススメポイントその4:社外パーツが豊富
サーキットや山坂道、ワインディングロードで見掛けると、 エアロパーツやスポーツマフラーなどのチューニングが施されたS14 型シルビアが多く見られます。
そして現在でも、S14型シルビア専用、 もしくは装着可能なパーツが数多く市販されているのです。
S14型シルビアにパーツを装着し、 チューニングを楽しむと、充実したカーライフになるのではないでし ょうか。
日産・シルビア(S14型)のオススメポイントその5:「オーテック」によるスペシャルモデルも存在
「シルビア オーテックジャパン K's MF-T」は、日産の特殊車両を開発する「オーテックジャパン」 がS14型シルビアをより強化したモデルとなっています。
【オーテックジャパン K's MF-Tの主な装備】
- 専用ターボチャージャー(IHI製)
- SR20DETチューンドエンジン
- 専用フロントストラットタワーバー
- 専用エキゾーストシステム(フジツボ製)
- 専用スポーツチューンドサスペンション
エンジンに専用のチューニングを施すことにより、250馬力の最高出力を実現。
現在は激レアモデルとなっているため、 中古車市場で見つけたら、すぐにチェックしたい1台です。
まとめ
実際の販売台数は伸び悩んだものの、 エンジンパワーの向上や足回りの熟成により、ノーマル仕様でも楽し めるクルマに仕上がっています。
社外パーツも充実しており、「遊べるクルマ」 でもあるS14型シルビアで、楽しいカーライフを送りましょう!