パーツは実走を行い開発するのがモットーのジムニーパーツメーカーハイブリッジファーストが手がけたロクヨン

特集

2019/03/30

街乗りや高速走行、レースまで実走を行い、誰もが体感できる完成度の高いパーツのみを扱う『ハイブリッジファースト』。

性能を左右するパーツの開発は、自社で完備するオフロードコースでのテストや、競技に参加するトップドライバーをサポートし、そのフィードバックを受けてさらに完成度を高めていく本気度の高いパーツメーカーだ。

しかし、オフロードやレース専用というわけではなく、基本はストリートでの乗りやすさを最重視している。

パーツの性能や精度の高さにコダワルなら、間違いなくこのブランドがジャストだ。

Text: Isao Katsumori

Photo : Yukio Yoshimi

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サスは3インチアップとは思えない安心感と快適性を両立

日常ユースにおける乗り心地を重視しつつ、しっかりとした安心感のある乗り味に仕上げた3インチアップの足回り。
前後2.2Kの程よい硬さのコイルスプリングに、ライド感の調整が自在な14段減衰力調整機能付きのダンパーをセット。

オリジナルのリーディングアーム・トレーリングアームの装着により、コイルやダンパーがしっかり機能し足回りの完成度を高めている。これらのパーツはキット化されており、誰もが手軽に、ハイブリッジファーストセッティングのフットワークを手にできる。足回りは、完全なオンロード仕様から、軽いオフロードに対応するセットや、競技仕様となる本格的なキットも用意。

安価で装着も簡単!パワー18psアップ!!

車重が重く、高速での5速キープが困難なほど、速さに関しては残念なロクヨン。
パワー不足の打開策はやはりコンピュータチューンで、ハイブリッジファーストでも、純正データ解析のまっただ中。
今のところ、純正ECUチューンは不可能なため、簡易的なミニコンによる比較的ライトなチューニングとなるが、それでもパワーは18馬力。トルクも2.3 kg/cm²アップし、その効果は十分体感できる。
高効率なサクションキットや前置きインタークーラーキットなど、パワーアップパーツは今後も続々リリース予定だ。

純正のイメージを崩さない絶妙なデザインのエクステリアパーツ

純正のイメージを崩さないようにデザインされたバンパーは、知らない人が見れば純正と間違うほどの自然な仕上がり。ショート化により大径タイヤの装着も可能となる「フロントバンパータイプS」。

「スキッドプレート」はスマートに見えるデザイン。しかも強度の事も考え下部まで固定する構造。素材はアルミとアルミブラック、ステンレスの３種類から選べる。

ボディー側面のサイドシル部をプロテクトする「サイド＆フェンダーシルガード」は、ボディを守る他、車高が高く見えるなどのドレスアップ効果もある。スタンダードタイプと補強機能を高めた強化タイプも用意されている。

9ミリ厚スチールの牽引フックは、ドレスアップだけでなく実際に使用する上での強度をしっかりと考えて作られている。

ホイール「スライスナイン（5.5J×16）」はシルバーXブラック、マットブラック、マットブラックレッドの３色の設定がある。

シフトノブやステアリングボスなど、運転を楽しくする小物にもコダワル

「シフトノブ」は、白と黒を用意。気温変化の影響を受けにくいジュラコン製だ。真夏の炎天下でも熱くならず、握りやすいデザインでスムーズなシフト操作が行える。

「トランスファーノブ」も、同一仕様で用意されている。

オリジナルの「ステアリングボス」は、モモとナルディに対応。グレードに関係なく装着可能。ステアリング操作がラクな最適なドラポジづくりをサポートしてくれる。

オリジナルの「フロアマット」は、純正ではカバーされていないアクセルペダルの下の部分もカバーし、カーペットを汚しにくいデザイン。

前方のカットは、フロアに設けられたヒール置きの突起部分をかわすための処理だ。