ホンダ"シビックタイプR"は、ホンダのスポーツグレードに使われる「タイプR」の名を継承したハイパフォーマンススポーツカーです。1997年に登場した初代 EK9型は、リッター辺り100馬力を超えるエンジンを搭載した、世界最高峰の高出力モデル。ドライバーのアクセルレスポンスに応えるパワーと加速力が実現する、高剛性かつ軽いボディでの痛快な走りは、中古車市場でも人気の1台です。
Contents
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- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)とは
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)はどのような場面で活躍するクルマか
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその1:速さを追求するために「軽量化」
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその2:レーシングカーづくりの技術を注ぎ込んだ高次元のコーナリング性能
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその3:走りが楽しくなる高剛性ボディ
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその4:デザインと空力性能に優れたエアロパーツ
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその5:操作感とデザイン性を重視したインテリア
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)の中古車相場
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)の維持費
- ホンダ・シビックタイプR(EK9型)スペック紹介
- まとめ
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)とは
シビックタイプRは、走りの楽しさと性能を追い求めた「タイプR」シリーズの3台目。
シビックの3ドアハッチバックをベースに、F1などのモータースポーツで活躍するホンダのレーシングスピリットが注ぎ込まれたモデルです。
1997年に初代 EK9型が登場して以降、現在の5代目 FK8型まで、約20年もの歴史を誇るスポーツカー。
クルマを操る、走る喜びを多くの人々に味わってほしいという願いが込められています。
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ホンダ・シビックタイプR(EK9型)はどのような場面で活躍するクルマか
シビックタイプRは、趣味のドライブで活躍するクルマです。
その理由は、「エンジン」にあります。
搭載されている1.6リッター(1600cc)自然吸気(NA)エンジンは、185馬力を発揮。
1リッターあたり換算で116馬力と、NAエンジン世界最高峰のパワーを誇ります。
高速道路や山坂道、ワインディングロードと状況を問わず、力強い走りをドライバーに見せてくれるのです。
NAエンジンで速さを求めるなら、EK9型シビックタイプRは最適の1台となっています。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその1:速さを追求するために「軽量化」
EK9シビックタイプRをオススメしたい1つ目のポイントは、「軽量化」です。
高出力のエンジンに対応するパーツの強度を高めつつも、車両の総重量をベースモデルより引き下げるための軽量化にも注力されているのです。
トランスミッションに、専用のフライホイールを使用し、ベースモデルのパーツよりも約10%の軽量化に成功。
速くなるために、ダイエットを施した結果、パフォーマンスの向上につながっています。
【EK9シビックタイプRで取り組んでいる軽量化の例】
- フライホイール軽量化
- バッテリー小型化
- 軽量アルミホイール標準採用
- リヤワイパー、シェルフ、ヘッドレストの廃止
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその2:レーシングカーづくりの技術を注ぎ込んだ高次元のコーナリング性能
EK9シビックタイプRでオススメしたい2つ目のポイントは、コーナリング性能の高さです。
F1を始め、モータースポーツで活躍するホンダのレーシングカー製作技術が注ぎ込まれ、シビックタイプRが開発されました。
日本国内のサーキットやテストコースでの徹底した走り込みで、限界まで攻め込めるコーナリングを実現。
ドライバーの操縦に素早く応答する感覚を得るべく重心を低く抑えつつ、剛性の強化が施されています。
また、サーキット走行でも耐えうるブレーキ性能を達成するために、ディスクローダーを大型化。
ABS(アンチロックブレーキシステム)をシビックタイプR専用のセッティングに変更し、スポーティなブレーキ感覚を獲得しています。
低重心化とブレーキ性能の向上で、ドライバーに心地よいコーナリングを提供してくれるのです。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその3:走りが楽しくなる高剛性ボディ
EK9シビックタイプRでオススメしたい3つ目のポイントは、高剛性ボディです。
車内空間が広く、バックドアの開口部が大きいハッチバックタイプのボディは、剛性のアップが難しいとされる中、サーキットやテストコースでの走り込みを実行。
過酷な走行条件でも限界まで攻められるボディを実現すべく、複数箇所に補強を施してテストを続けた結果、車体後方のボディ剛性を大幅に向上さることに成功しています。
ボディ剛性の向上は走行性能だけでなく、万が一の衝突安全性を高め、EK9型シビックタイプRの高いパフォーマンスにつなげているのです。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその4:デザインと空力性能に優れたエアロパーツ
EK9シビックタイプRでオススメしたい4つ目のポイントは、エアロパーツです。
空洞実験やサーキットでの走り込みにより、空力抵抗を強く意識した最適なバランスを実現。【EK9シビックタイプRに装備されているエアロパーツ】
- フロントアンダースポイラー
- リヤスポイラー
- リヤアンダースポイラー
高い速度でのコーナリングにおける車体後部の接地力を高め、優れた走りを可能にしています。
見栄えだけでなく走りも加味したエアロパーツにより、ドライブを楽しくしてくれるのです。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のオススメポイントその5:操作感とデザイン性を重視したインテリア
EK9シビックタイプRでオススメしたい5つ目のポイントは、インテリアです。
ブラックをベースとした運転席や助手席、フロアマットなどにレッドカラーを挿し込んでアクセントに!
カーボン調パネルで仕上げられた速度メーターやセンターパネル、ホールド感に優れたRECARO製バケットシート、小さ目に作られたMOMO製ステアリングホイールを装備し、デザイン性と操作感が重視されています。
ドライブを最大限に楽しめる装備を、EK9シビックタイプRは採用しているのです。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)の中古車相場
2020年6月現在のホンダ・シビックタイプR(EK9型)の中古車相場は、以下のとおりです。
最低中古価格:108万円(2020年6月時点)
最高中古価格:369万円(2020年6月時点)
平均価格:158万5000円(2020年6月時点)
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ホンダ・シビックタイプR(EK9型)の維持費
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)の、1年間にかかる維持費はいったいどの程度なのでしょうか。
この項目では、シビックタイプR(1.6リッター・5速MT仕様)を例に、維持費を計算してみました。
ガソリン代
使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Lと仮定して計算しています。シビックタイプR(1.6リッター・5速MT仕様)の実燃費は平均で11
.45km/Lです。
(出典:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/1073)
この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。
シビックタイプRを1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000km程度の走行で約110,000円程度と考えておきましょう。【ガソリン代計算式】
786(L)×140(円、ガソリンの値段)=110,043(円、年間のガソリン代)
自動車税
日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、シビックタイプRの場合は「自動車税」に分類されます。シビックタイプR(1.6リッター・5速MT仕様)は、以下の金額が課税されます。
自動車税(1.6リッター以上、2リッター未満):39,500円
その他諸々の費用
ガソリン代や自動車税以外で、シビックタイプRにかかる費用を挙げてみました。
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)91,650円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし50,000円
シビックタイプRの年間維持費は約29万円
シビックタイプRの年間維持費は291,193円です。ガソリン代 | 110,043円 |
自動車税 | 39,500円 |
車検費用(基本料金+法定費用) | 91,650円 |
任意保険 | 50,000円 |
合計 | 291,193円 |
車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)スペック紹介
ホンダ・シビックタイプR(EK9型)のスペックを簡単に紹介します。
全長 | 4.180mm |
全幅 | 1.695mm |
全高 | 1.360mm |
燃費(10・15モード) | 13.6km/L |
駆動方式 | FF |
排気量 | 1595cc |
乗車定員 | 5名 |
まとめ
「リッター100馬力オーバー」のエンジンと、レーシングカー製作の技術が注ぎ込まれ、すべてが限界まで突き詰められたEK9型シビックタイプR。
登場から20年以上経過した現在、中古車市場では流通数が少なく、貴重なモデルになりつつあります。
今後、ますます状態の良い車体を手に入れられなくなるかもしれません。
買うならば、今が最大のチャンスではないでしょうか。
EK9型シビックタイプRで、どこまでも快適に駆け抜けてみませんか。
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