スポーツ走行やサーキット走行。ジムカーナ、ドリフト等に参加をし始めると、いろいろな噂を耳にしますよね?
そこで今回は、私が現場で耳にしてきた噂の真相を聞いて調べてまとめてみました。間違ってたら教えて下さいね!
やっちゃダメ!急な操作。サーキット走行でも一般走行でもタイヤには優しく
©Motorz-Garage
タイヤ慣らしの項目でも書きましたが、新品タイヤはとてもデリケート。
とくに、慣らしが終わっていても一般道よりも過負荷がかかるサーキットでは様々な問題が発生する可能性があります。
例えば、急ハンドルにより新品タイヤの表面に傷がつくとか・・・急加速急減速によりホイールとタイヤがズレてしまうとかが起こりえます。
- 出典:http://www7b.biglobe.ne.jp/
100%タイヤ性能を引き出すためにも、タイヤを作る意図を込めて最初の1〜2周は全開走行というよりは6〜7割で気をつけて走りましょう。(このことをタイヤを作るとか言いますよね?)
サーキットで役立つタイヤの空気圧の見極め方
出典:https://www.monotaro.com/
サーキット走行をする際に、多分何度も確認するであろう空気圧(内圧と言いますよね?)。
皆さんは、どうやって見極めているでしょうか?
基本的には、その車種ごとにドアの内側に貼ってあるメーカー指定空気圧に合わせて(走行後の温まった状態で合わせる)、そこから0.1〜0.3kgf/cm2ずつ調整してフィーリングを確かめたり、ベストタイムが出た時の空気圧を記録していくのが一般的とされていますが、
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実際にはサーキットで使う車の状態は、ノーマル状態とは違いタイヤサイズ、車重やパワー、サスペンションなどが変わっていてどうすればいいの〜と思っている方もいるはずです。
だからといって、やることは変わらない。タイヤのベスト空気圧を見極めるのは地味だが何が変わっていてもメーカー指定値から初めて、フィーリングとタイムを照らし合わせながら0.1〜0.3kgf/cm2ずつ、自分のデータを計測していき、自分のベストを探していくしか無いのです。
タイヤ空気圧、0.1kgf/cm2なんて分からないよ!というかた、さすがに0.3kg/cm2の違いは分かるはずなので試してみて!
ちなみに、タイヤ屋さんは基本的には2.1kgf/cm2を基準値として開発していると聞いたことがあるので、そこから初めて見るのも良いかもしれません。
たまに耳にするタイヤを削るてなんだ?
出典:ゼロマックス南関東店
これが↑ こうなります↓
- 出典:http://www.topfuel.info/
ワンメイクレースやタイムアタック競技で、聞いたことがある方もいると思います。タイヤを削ると言う言葉。昔からあるのですが・・・その名の通りタイヤを鉋(カンナ)で削ることを言います。
タイヤを削ると、溝が少なくなって危ないのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、その通りです。削ったタイヤは溝が薄くなるので、雨の時は排水性が落ち滑りやすくなるのですが、タイヤのゴムという意味ではグリップは落ちません。
一般的にはタイヤが減る→危ない。というのは間違っていなくて、長距離走ったタイヤは長年使っているのでゴムの経年劣化とタイヤ溝減りにより大変危険となります。
しかし、この業界で言うタイヤ削りはタイヤに熱を加えずに溝を減らしていくのでタイヤゴム自体の性能は落ちないのです。
メリットは、ゴムのヨレる時間が減るのでフィーリングがよりクイックになり、さらに限界域でタイヤのヨレによる腰砕け感がへり「しっかり感」がでるということです。
新品タイヤでよじれないタイヤが速いということですね。
だからといって、素人が真似をすると綺麗にできないのでガタガタの丸くないタイヤが完成してしまうので・・・注意が必要というか専門家に任せましょう。
ライバルのセッティングやドライビングを見極めろ!タイヤで分かるホントの性格
ライバルや速い人がどのような運転をしているのか?気になりますよね??
タイヤは素直なのでその人がどんな性格でどのようなドライビング、セッティングをしているか教えてくれますよ!自分の車やドライビングも振り返ることができるので覚えておきましょう。
その見方の一部をご紹介します。(画像がなくてごめんなさい。今度撮ってきます)
空気圧が高すぎる、空気圧のチェックをしないで走り続けた場合
タイヤの表面の溝全体、ブロックの角から削れていきます。
(空気圧が高いので溝が広がり、角から路面に当たっていると考えられる)
イメージとしては、こんな感じ。
- 出典:www.hirayama-farm.net
下から圧力をかけている手が空気圧と思って欲しい。
キャンバーが足りない、運転が粗い場合
タイヤのロゴ(POTENZAとか)とかの、近くまで削れているとキャンバーが足りないことが予想できる。また、運転が荒くタイヤをアンダーステアでもこじって運転していてもこのような削れ方になることが多い。
こじって運転すると、タイヤのブロックに傷がつくこともあるので丁寧に運転しよう。
キャンバーのつけすぎの場合
タイヤの外側は削れていなく、路面に当たった形跡が少ない場合はキャンバーのつけすぎが考えられます。
街乗りでも内側ばかり減ってしまうので、いいことが無いですね。
運転がうまい!丁寧、キャンバーも問題なしの場合
タイヤの外側の少し内側まで減っているのがベストといえるだろう。
タイヤに元々ある、外側の線のわずかに内側と覚えておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まだまだ、タイヤネタはあるのですが今回はこれくらいにしておきます。
皆さんのタイヤネタもどんどん教えて下さいね!