クルマの3要素とも言われる「走る・止まる・曲がる」は、クルマの運動性能を評価する上での重要な指針とされています。
走りを大きく左右するこれら3要素のうち、減速する上でもっとも重要と言えるのがブレーキパーツです。
ブレーキパーツというとブレーキパッドが最初に思い浮かぶかと思いますが、ブレーキパッドが押さえつけるブレーキローターもパッドと同じで非常に重要な役割を担います。
もちろんブレーキローターは消耗品なので走り続ければいずれ交換を迫られますが、どうせ交換するならよりオシャレにカッコよくしてみたいと思いませんか?
今回は車の足元をよりスタイリッシュに魅せる、スリット入りのブレーキディスクローターについてご紹介します!
ブレーキローターも消耗品!
走行中のクルマを減速させるために必要となるのがブレーキ。
自転車と同じようにクルマもブレーキパッドが減ることは想像しやすいですが、国産車と欧州車ではブレーキに対する設計思想が異なり、ブレーキローターの減る早さに違いがあります。
欧州車は一般道や高速道路のスピードレンジが日本よりも高いため、制動距離を短縮できるように強めのブレーキパッドが装着されていています。
そのため、ブレーキパッドもブレーキローターも同じように減っていくので同時交換が主流です。
一方、国産車の使用環境はスピードレンジが欧州車ほど高くないので、ブレーキローターが減りにくいブレーキパッドが装着されています。
「ブレーキパッド減るので、交換しなければいけない」と意識される方が殆どですが、ブレーキローターは「鉄だから減らない」と間違ったイメージを持たれている方が多いのも事実です。
ブレーキローターを交換するタイミングは?
前述のようにブレーキパッドだけでなく、擦れあって摩耗していくブレーキローターも交換する必要があります。
基本的に、表面か裏面のどちらかが1mm摩耗したら交換のタイミングです。
1mm以上擦り減った状態で使用すると熱を蓄積できる体積が減り、クラックを発生させるリスクが高まります。
ブレーキローターのフチの部分に段差が無いかどうかを確認しましょう。
クレジットカードやETCカードの厚みが0.8mmなので、その厚みと段差の高さを比べると分かりやすいです。
なお、巷には「平面に研摩する」サービスもありますが、これはブレーキローターをさらに薄くしてしまうだけなので、新品と同じ厚さのものに交換して、蓄積できる体積も取り戻しましょう。
とはいえ、せっかく交換するならより性能を向上させて楽にブレーキできるようにしたり、オシャレにして見たいと思いませんか?
純正のブレーキローターはスーパーカーなどのハイパフォーマンスなブレーキではない限り、平らな表面のブレーキローターが装着されていますが、スリット入りのローターに交換することで、よりブレーキの性能が向上することはもちろん、足元をオシャレにすることができるのです。
せっかく交換するならスリット入りはいかが?
ブレーキの製造コストを抑えることと、制動力の両立を図る上でほとんどのメーカーの純正ブレーキローターは、プレーンなブレーキローターが用いられています。
純正ブレーキローターでも十分な制動力は発揮されていますが、より楽に減速させ上で性能を向上させることはもちろん、ドレスアップパーツとしてもカッコよく魅せたいなら、ブレーキローターに溝を掘るスリットローターがオススメ!
スポーティに魅せることはもちろん、ブレーキの存在感が際立ちよりスタイリッシュに魅せることができます!
こんな人にオススメ!
・もっと楽にブレーキしたい人
・社外ブレーキっぽさをアピールしたい人
・車の足元をオシャレに魅せたい人
・社外ブレーキっぽさをアピールしたい人
・車の足元をオシャレに魅せたい人
スリットローターを選ぶべき理由とは?
スリットによりシェービング効果が得られ、常にブレーキパッドの当たり面が出ていることで、再現性の高いブレーキを実現。
またスリットは、タイヤで言うところのスリップサイン的な役割を果たし、スリットが消えたらローター交換時期ということが一目で分かります。
スタイリッシュであることはもちろん、ブレーキに気を使うことでより安全なクルマになるのです。
※DIXCEL PDローターと比べた場合
スリットだけじゃ物足りない!?色も変更できる!
消耗品のブレーキローターですが、それほど頻繁に交換するパーツではないため、せっかくならカラフルにして足元をアピールしたいところ。
純正交換向けのブレーキパーツ開発・製造を行なっているディクセル(DIXCEL)では、スリットローターだけでなく、カラードローターのオプションサービスも受け付けています。
黒、黄色、青、赤、金、ピンクの全6色から選べる(+8,000円/左右2枚分)ので、スリットローターと合わせて色を変更することで、より足元をオシャレに魅せることができるのです!
スリットの本数が足りない!?倍に増やせるってホント?
よりハードな走りを求めるユーザーはもちろん、ビジュアル的にもよりローターの存在感をアピールすることができます。
スリットが増える分、ブレーキパッドの減りも早くなるので注意が必要ですが見た目のインパクトは抜群です!
まとめ
今回は、ブレーキの制動力を上げるためにも必要でありながら、足元をよりスタイリッシュに魅せることができる、スリットローターについてご紹介しました。
スリットローターに交換することでブレーキ性能は向上し、より普段の運転が楽になります。
また社外のホイールを入れると、ホイールデザインによってはよりブレーキが見えるようになるので、スリットローターにすることでよりオシャレをアピールすることができます。
純正のブレーキローターの金額に対してプラスαの金額でスリット入りを選べるので、気になる人は是非チェックしてみて下さい!