"クラウン"は、長い歴史を誇り、トヨタでは最上級の地位を担っている高級セダンです。1955年に初代が登場し、「いつかはクラウン」の合言葉で多くの顧客に親しまれています。現在は、15代目(220系)が販売されていますが、12代目180系の中古車が現在も高い人気を博しているようです。「ZERO CROWN」とも呼ばれたモデルは、当時の新型車では最新の技術を取り込んでおり、今も色あせない魅力があります。今回は、高級セダンの中古車をお探しの皆さんに、180系クラウンをご紹介します。
Contents
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- トヨタ・クラウン(180系)とは
- トヨタ・クラウン(180系)はどのような場面で活躍するクルマか
- トヨタクラウン(180系)のオススメポイントその1:300馬力を超える直噴エンジンの採用
- トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその2:刷新されたプラットフォームにより乗り心地の良さを実現
- トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその3:万が一の場合も安心できる衝撃吸収ボディ
- トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその4:おもてなしが詰まったリアシート装備
- トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその5:内装色・シート表皮の種類が豊富
- トヨタ・クラウン(180系)の中古車相場
- トヨタ・クラウン(180系)の維持費
- トヨタ・クラウン(180系)のスペック紹介
- まとめ
トヨタ・クラウン(180系)とは
出典:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
トヨタ・クラウンのシリーズ12代目となる180系は、2003年より2008年まで約5年間販売されていたモデルです。
180系では「ZERO CROWN」のキャッチコピーにより、車体やエンジン、サスペンションなどクルマに必要なパーツを一新。
2013年12月の発売から1か月間で、販売目標台数が5000台に対して、約2万2000台の注文を集めました。
トヨタ・クラウン(180系)はどのような場面で活躍するクルマか
国産高級セダンを代表するトヨタ・クラウン。その180系はZERO CROWNと銘打ち、従来のモデルとは異なる新しいクラウンの魅力を開拓したモデルです。
そのスタイリングは未だに街中で見かけても古さを感じません。その上、手頃な予算で手に入る高級セダンなので今も人気はなかなか衰えません。
次の項目からは、180系クラウンのオススメポイントを1つずつご紹介しましょう!
トヨタクラウン(180系)のオススメポイントその1:300馬力を超える直噴エンジンの採用
クラウン(180系)でオススメしたい1つ目のポイントは、エンジンです。
特に、180系クラウンの中古車物件でオススメしたいエンジンは、2005年のマイナーチェンジ時に”アスリートシリーズ”へ採用された3.5リッターV型6気筒エンジンです。最大出力は315馬力をマーク。
パワーだけでなく、全域で高いトルクが出ているため、街中や高速道路など、いかなるステージでもアクセルを踏み直して気持ちよく加速することができます。
トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその2:刷新されたプラットフォームにより乗り心地の良さを実現
クラウン(180系)でオススメしたい2つ目のポイントは、乗り心地の良さです。
180系クラウンでは、のちの13代目・200系と14代目・210系でも使用される「Nプラットフォーム」を採用。
車体の下部にかかる空力性能を向上させて、操縦性と静粛性を高めました。
同じくトヨタが展開する「レクサス」ブランドのセダン、IS、GSの2つの車種でも使用されている信頼性の高い土台。
段差や騒音を感じない、大人の高級セダンに仕上がっているのです。
トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその3:万が一の場合も安心できる衝撃吸収ボディ
クラウン(180系)でオススメしたい3つ目のポイントは、万が一の場面でも高い安全性を誇っている点です。
度重なる衝突試験を繰り返し開発されたボディは、重さや大きさが異なるクルマと衝突した場合でも、最大限の安全性を確保しており、当時は世界トップレベルの衝突安全性能で高い評価を受けていたのです。
要人や会社の役員クラスを運ぶ高級セダン、クラウンならではのコダワリのポイントです。
トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその4:おもてなしが詰まったリアシート装備
クラウン(180系)でオススメしたい4つ目のポイントは、後席シートの装備です。
”ロイヤルシリーズ”のリアシート中央に備わったアームレストには、プッシュオープン式のカップホルダーと収納ポケットを用意。
加えて、アームレストの後方にクーラーボックス(※)が用意されており、350㏄の缶飲料を5本分も冷やして保管できます!
中古車物件をお探しの際に注目してみると面白いかもしれません。
(※)グレード・ロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーンi-Four"Uパッケージ"に標準装備
トヨタ・クラウン(180系)のオススメポイントその5:内装色・シート表皮の種類が豊富
出典:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
クラウン(180系)でオススメしたい5つ目のポイントは、内装色・シート表皮の種類の豊富さです。
ロイヤルシリーズ、アスリートシリーズの各グレードに、本革やジャガード、ダブルラッセルなどのシート表皮を採用。(※)
加えて、グレーやアイボリー、ブラックなど内装色も多彩に使用されています。
(※)グレードにより色と種類が異なる
トヨタ・クラウン(180系)の中古車相場
Photo by Jones028
2020年5月現在、トヨタ・クラウン(180系)の中古相場価格を調査してみました。
【アスリートシリーズ】
最低中古価格:9万8000円(2020年5月時点)
最高中古価格:240万円(2020年5月時点)
平均価格:44万9000円(2020年5月時点)
【ロイヤルシリーズ】
最低中古価格:8万円(2020年5月時点)
最高中古価格:141万9000円(2020年5月時点)
平均価格:34万5000円(2020年5月時点)
トヨタ・クラウン(180系)の維持費
トヨタ・クラウン(180系)の1年間にかかる維持費を、グレード・アスリート3.5(3.5リッターエンジン・FR/6速AT仕様)を例に、維持費を計算してみました。
・ガソリン代
使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)、140円/Lで計算しています。
グレード・アスリート3.5(3.5リッターエンジン・FR/6速AT仕様)の実燃費は平均で8.30km/Lです。
年間走行距離を9000km、燃費が8.30km/Lで計算した場合、年間で約1,084Lの軽油を使用。
【ガソリン代計算式】
1,084(L)×140(円、ガソリンの値段)=151,807(円、年間のガソリン代)
よって、クラウンのガソリン代は、年間9000km程度の走行で約152,000円程度と考えられます。
・自動車税
日本の自動車税は搭載しているエンジンの排気量で区分けされており、自家用乗用車の場合、「自動車税」に分類。
グレード・アスリート3.5(3.5リッターエンジン・FR/6速AT仕様)を中古車で購入した場合、エンジン排気量が3.5リッター(3500cc)であるので「3リットル超~3.5リットル以下」に該当します。
自動車税(乗用車・3リットル超~3.5リットル以下):57,000円
・その他諸々の費用
ガソリン代や、自動車税以外でかかる費用を挙げてみました。
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)112,340円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし50,000円
・クラウンの年間維持費は約37万円
トヨタ・クラウン(180系)の年間維持費は371,147円です。
車検費用については自家用乗用車の場合、2年に1度の法的義務であるので参考程度にしてください。
ガソリン代 151,807円 自動車税 57,000円 車検費用(基本料金+法定費用) 112,340円 任意保険 50,000円 合計 371,147円
法定費用は車種問わず固定でかかってくる部分ですので、把握しておく必要があるでしょう(※)
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
トヨタ・クラウン(180系)のスペック紹介
トヨタ・クラウン(180系)のスペックを簡単にご紹介します。
全長 | 4.840mm |
全幅 | 1.780mm |
全高 | 1.470~1.485mm |
燃費(JC08モード) | 10.0~12.0km/L |
駆動方式 | FR/4WD |
排気量 | 2499~3456cc |
乗車定員 | 5名 |
まとめ
今回は、トヨタ・クラウン(180系)をご紹介してきました。
180系クラウンは、常に時代の最先端を進む高級セダンとして5年間もの期間、多くのユーザーに支持されてきたモデルです。
300馬力を超える大排気量直噴エンジンと、スポーツ走行が可能となるアスリートシリーズの2005年マイナーチェンジモデルは特にオススメ!
上記以外のグレードでも、本体価格が50万円程度で出回っているので、初めて高級セダンを購入したい人でも手が届くクルマとなっています。
いくら安価で手に入ると言っても、当時最高品質の高級セダン。その優雅な走りは今も色あせません。