日産 エクストレイル T31型は、2007年から2015年まで販売されていたエクストレイルの2代目です。デザインやコンセプトは初代から受け継がれていますが、性能面は大幅に進化。エクストレイル史上初のクリーンディーゼルエンジンを搭載したグレードも展開されています。
日産 エクストレイル T31型とは
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/exterior.html
2007年にフルモデルチェンジした日産 エクストレイルは、T31型となり正常進化を遂げました。エクステリアはタフなイメージを感じられるボクシーなスタイルで、インテリアは水平基調。視界が良く、運転しやすいのが特徴です。
また、初代(T30型)のセンターメーターは廃止され、運転席前メーターに変更されました。
デビュー当初は、2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンのみのラインナップでしたが、2008年に世界で初めてポスト新長期規制に適合したクリーンディーゼルエンジンを搭載。
使い勝手の良い日産 エクストレイルの魅力を引き上げるバリエーションが追加されました。
おすすめポイント1:キープコンセプトでも強さを強調したデザインへ進化
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/exterior.html
エクステリアは、四角くゴロっとしたデザインが初代から受け継がれています。一見シンプルな造形に見えますが、よくみるとボディパネルが折り紙のように折られており、強さとSUVらしさを強調。日産 エクストレイルのタフな印象をさらに強めています。
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/interior.html
インテリアは、水平基調で操作関係はセンターに集中。メーターは運転席の前に移されました。余計な装飾などはありませんが、シンプルで長く乗っても飽きの来ないデザインです。
おすすめポイント2:世界初のポスト新長期規制適合クリーンディーゼル
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/interior.html
日産 エクストレイル T31型の大きなトピックとして、クリーンディーゼルエンジンが搭載されたことが挙げられます。これは世界で初めてポスト新長期規制に対応したディーゼルエンジンで、2009年4月から施行された環境対応車普及促進税制の次世代環境車として、自動車重量税・自動車取得税が全額免税されていました。
ディーゼルエンジンならではの低回転域から生み出される太いトルクは、SUVとの相性は抜群です。
そもそも車両重量が重たいボディタイプに多くの荷物を積載するSUVに、力強さは必須。
さらに、未舗装路では最初の蹴り出しが必要になる場面もあることから、トルクの太さはSUVにとって大事な要素といえるでしょう。
おすすめポイント3:進化した四輪駆動システム「ALL MODE 4×4-i」
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_1.html
走破性能の面では、四輪駆動システムが大きな進化を遂げました。
従来の「ALL MODE 4×4」が持つ操縦安定性や走破性に加え、「ALL MODE 4×4-i」では、運転操作(ハンドル操作、アクセル操作)や車両の挙動(アンダーステア、オーバーステア)を判断し、常にニュートラルステアとなるよう、前後のトルク配分を制御。
ドライバーが理想とするコーナリングを予測して、理想の走行ラインを走れるようにサポートしてくれます。
おすすめポイント4:防水加工の室内
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_2.html
日産 エクストレイル T31型を語る上で欠かせないポイントは、防水加工が施された室内とトレイを取り出して洗うことができるラゲッジです。出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_3.html
防水シートは、濡れたウエットスーツやドロのついたウエアのまま座っても、拭くだけでカンタンに汚れや水分を除去することができます。また、シートのメイン部には、ダイビングスーツと同等の防水性を持ちながら、高い透湿性も持つ素材を使用しているので快適。ホールド力の高いシート形状とすることで、乗り心地にも配慮されています。
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_2.html
上下に荷物が積める2段構造の「ウォッシャブルダブルラゲッジ」は、簡単な操作で取り外しが可能。下段・右側には、引き出して荷物がラクに取り出せる「ウォッシャブルラゲッジアンダートレイ」が装備されています。
さらに、後席をダブルフォールディングすれば、奥行きのある広大なラゲッジスペースが出現する仕様も画期的でした。
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/exterior.html
シートアレンジには、3人乗った状態で長尺物を積める「後席片側ダブルフォールディング」が採用されています。また、奥行き1742mmの広大なラゲッジスペースを確保する「後席ダブルフォールディング」は、シートクッションを取り外せば奥行き1948mmに拡大。
ウォッシャブルダブルラゲッジを外せば、タイヤを取り外さずにマウンテンバイクを2台積み込むことが可能です。
さらに、4人乗車で4枚のスノーボードを積載可能な「後席アームレストスルー」も採用されました。
中古車相場価格
100万円
【中古車相場の価格帯】
20万円~180万円
(2020年5月時点)
維持費
自動車重量税:32,800円
自賠責保険料:21,550円
燃料費:84,480円
合計=174,830円
(2020年5月時点、2.0Lディーゼルでの試算)
(燃料費は、年間1万km走行、単価120円/Lで算出)
スペック
エンジン:直列4気筒 2.0L ガソリン MR20DE型、直列4気筒 2.5L ガソリン QR25DE型、直列4気筒 2.0L ディーゼル M9R型
車両重量:1440kg~1700kg
燃料消費率:10.6km/l~14.2km/l(JC08モード)
まとめ
出典:http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/exterior.html
日産 エクストレイル T31型は、初代(T30型)のコンセプトはそのままに、性能や機能面を大幅に進化させています。
アクティブライフに最適な機能が満載で、力強い走りを実現するクリーンディーゼルエンジンを搭載する日産 エクストレイル T31型は、おすすめのSUVです。