トヨタ"シエンタ"は、小柄なサイズながら両側スライドドアを採用し、子ども連れのファミリー層に人気のミニバンです。
2003年に初代・NCP80系が登場。2015年に2代目・NSP170系へモデルチェンジをしています。
「トヨタ最小ミニバン」と銘打って開発されたNSP170系は、発売当初から高い人気を得ているようです。
今回は、ミニバンの中古車をお探しの皆さんに、NSP170系シエンタをご紹介します。
Contents
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- トヨタ・シエンタ(NSP170系)とは
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)はどのような場面で活躍するクルマか
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその1:細かい収納もおまかせ!
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその2:安全運転サポート機能の充実
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその3:用途に合わせて2列or3列シートを選べる
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその4:わずかなガソリンで東京-横浜を走れる低燃費
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその5:装備を充実させた特別仕様車が存在
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)の維持費
- トヨタ・シエンタ(NSP170系)スペック紹介
- まとめ
トヨタ・シエンタ(NSP170系)とは
NSP170系シエンタは、2015年に登場したコンパクトサイズのミニバンです。
広く世代を超えた「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」と銘打って開発されたモデル。
現代の多種多様なライフスタイルに対応するために、従来のミニバンが持っていた要素を打ち破るスポーティな外観と、使い勝手に優れたインテリアをまとっています。
今までのミニバンが持っていたイメージを打ち崩したNSP系シエンタは、発売直後1ヶ月間で約49,000台の注文を獲得。
当時の月間販売目標台数は7,000台であり、約7倍もの注文を集めました。
いかにNSP170系のシエンタが多くのユーザーに注目を浴びていたかを理解して頂けるのではないでしょうか。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)はどのような場面で活躍するクルマか
シエンタは、日常の買い物や通勤以外にも、アウトドア、レジャーで活躍するクルマです。
その理由は、両側スライドドアにあります。
シエンタに採用されているスライドドアにはいくつかの便利機能が備わっているのです。
【シエンタのスライドドア機能】
- ワンタッチスイッチ付きデュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)
- パワースライドドア予約ロック機能
特に、「パワースライドドア予約ロック機能」に注目すべきでしょう。
パワースライドドアを閉めている動作でドアロック操作を行うと、閉じた後の施錠予約が可能。
スライドドアが閉じ終わるのを待っていなくても、クルマから離れていけるので、急いでいる際に便利な機能です。
ちょっとした操作でも時間短縮につながる装備が、シエンタに備わっています。
しかし、シエンタにはオススメしたいポイントがあります。
次の項目からは、NSP170系シエンタのオススメポイントを1つずつご紹介しましょう。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその1:細かい収納もおまかせ!
シエンタでオススメしたい1つ目のポイントは、収納スペースが数多く用意されている点です。
ノーマル仕様のシエンタに用意されている収納スペースは、実に14種類!
7人乗車で移動した際でも、飲み物やスマートフォンなど必需品を持ち歩く際に便利です!
【シエンタに用意されている収納スペース一覧】
- 助手席アッパーボックス
- 助手席オープントレイ
- 助手席グローブボックス
- コンソールサイドポケット(助手席側)
- 回転式買い物フック(助手席側)
- 助手席カップホルダー
- 運転席カップホルダー
- フロントドアポケット&ボトルホルダー(両側)
- フロントドアプルハンドルポケット(両側)
- スライドドアポケット&ボトルホルダー(両側)
- 助手席シートバックポケット
- デッキサイドリムポケット(両側)
- デッキサイドボトルホルダー&スマホホルダー(両側)
- マルチユーストレイ
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその2:安全運転サポート機能の充実
シエンタでオススメしたい2つ目のポイントは、安全運転サポート機能が充実している点です。
シエンタには、車両や歩行者、障害物への衝突を回避するシステムが満載。
サポート機能で、ペーパードライバーでも慣れ親しみやすい環境が備わっています。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)に備わっている主な安全運転サポート機能
出典:https://global.toyota/
- 低速から高速の幅広い速度域で、レーダーとカメラが車両と歩行者などを検知
- 衝突の危険があると判断した場合は、警報を発して回避操作を促す
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)
出典:https://global.toyota/
- ソナーで周辺監視しながら、低速取り回し時における衝突回避および被害を軽くする手助けをするシステム
- 障害物の接近を表示とブザーで警告し、ブレーキ制御をおこなう
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその3:用途に合わせて2列or3列シートを選べる
シエンタでオススメしたい3つ目のポイントは、用途に応じてシート仕様を選べる点です。
2018年のマイナーチェンジ時より、5人乗り2列シート仕様を新しく設定。
2列目シートを倒した場合、縦の長さが約200㎝を誇る広大なラゲッジが実現。
大柄なプロスポーツ選手が一人寝そべられる長さを持っています。
2列目を倒した状態で、マットレスなどを敷けば、親子で車中泊も可能となる、「トヨタ最小ミニバン」なのです。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその4:わずかなガソリンで東京-横浜を走れる低燃費
シエンタでオススメしたい4つ目のポイントは、わずかなガソリンで長距離走行ができる低燃費な点です。
ハイブリッドシステム搭載車の場合、1リットルのガソリンで23kmの走行が可能。
この数値は、東京都の大手町から神奈川県横浜市の鶴見区まで走れる計算です。
小さい車体に7人が乗れて、1リットルのガソリンで都道府県を余裕で移動できる実力がシエンタに備わっています。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のオススメポイントその5:装備を充実させた特別仕様車が存在
シエンタでオススメしたい5つ目のポイントは、装備を充実させた特別仕様車が存在していた点です。
安全運転サポート機能の標準装備や上質感の向上、アウトドアでの使い勝手を向上させた特別仕様が用意されていました。
中古車をお探しの際に注目すると、お得な物件が手に入るかもしれません。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)で用意されていた特別仕様車
出典:https://global.toyota/
G”GLAMPER”(2018年)【主な特別装備】
- 合成皮革&上級ファブリックシート表皮
- 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」
- LEDランプパッケージ
- 先行者発進告知機能
出典:https://global.toyota/
G"Safety Edition"(2020年)【主な特別装備】
出典:https://global.toyota/
- 専用ファブリックシート表皮
- フロントグリル(漆黒メッキ)
- ドアミラーカバー(ブラック加飾)
- グリップ式カラードアウトサイドドアハンドル
出典:https://global.toyota/
【主な特別装備】
- インテリジェントクリアランスソナー
- パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ
- スーパーUVカット&シートヒーターパッケージ
トヨタ・シエンタ(NSP170系)の維持費
トヨタ・シエンタ(NSP170系)の、1年間にかかる維持費はどの程度でしょうか。
この項目では、シエンタのグレード ハイブリッドX(1.5リッターエンジン・CVT・FF仕様)を例に、維持費を計算してみました。
ガソリン代
シエンタのガソリン代をシミュレーションしてみました。
使用燃料はレギュラーガソリンで、130円/Lで計算しています。
シエンタのグレード ハイブリッドX(1.5リッターエンジン・CVT・FF仕様)の実燃費は平均で20.35km/Lです。
この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。
シエンタを1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000km程度の走行で約57,000円程度と考えておきましょう。【ガソリン代計算式】
442(L)×130(円、ガソリンの値段)=57,493(円、年間のガソリン代)
自動車税
日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、シエンタの場合は「自動車税」に分類されます。
また、シエンタのグレード ハイブリッドX(1.5リッターエンジン・CVT・FF仕様)は、「1リットル超~1.5リットル以下」に該当します。
自動車税「1リットル超~1.5リットル以下」:30,500円
その他諸々の費用
ガソリン代や自動車税以外で、シエンタにかかる費用を挙げてみました。
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)91,650円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし40,000円
シエンタの年間維持費は約22万円
よって、シエンタの年間維持費は219,643円です。ガソリン代 | 57,493円 |
自動車税 | 30,500円 |
車検費用(基本料金+法定費用) | 91,650円 |
任意保険 | 40,000円 |
合計 | 219,643円 |
車検費用のうち、法定費用は車種問わず固定でかかってくる部分ですので、把握しておく必要があるでしょう。
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
トヨタ・シエンタ(NSP170系)スペック紹介
トヨタ・シエンタ(NSP170系)のスペックを簡単にご紹介します。
全長 | 4.260mm |
全幅 | 1.695mm |
全高 | 1.675mm |
燃費(JC08モード) | 15.4~28.8km/L |
燃費(WLTCモード) | 22.8km/L |
駆動方式 | FF/4WD |
排気量 | 1496cc |
乗車定員 | 4~7名 |
まとめ
「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」をコンセプトに、多くのユーザーに親しまれているNSP170系シエンタ。
アクティブなデザインと使い勝手の良さが高評価を得ており、幅広い世代が安心して使える、「みんなに愛される」クルマに仕上がっています。
中古車市場でも人気のあるモデルであり、150万円から200万円程度でオプション装備が既に装着された物件が手に入るかもしれません。
NSP170系シエンタの中古車で楽しいカーライフを送りましょう!