スバル フォレスターのSJ型に注目し、中古車の相場価格や購入時の注意点などをご紹介!
4代目フォレスターとして登場したSJ型は、中古車市場でのタマ数が多く、サイズも極端に大きくないため、これからSUVデビューしたい方に是非おススメしたいクルマです。
今スバル・SJ型フォレスターは新型よりも人気?
スバル フォレスターの現行モデル、SK型が2018年7月に発売されてから、4代目にあたるSJ系の人気が中古車市場で高まっています。
というのも、SJ型では2.0リッターNAと2.0リッターターボが設定されていましたが、5代目SK型ではターボが廃止され、2.5リッターNAエンジンと2.0リッターエンジン+モーターを組み合わせたe-BOXERの2種類になりました。
ハイブリッドになったことで、燃費性能の向上を果たしましたが、パワーではターボのほうが優り、SJ型に人気が集中。
しかも、2.0リッターNAのモデルには6速MTが設定されるなど、本質的な走りの楽しさが味わえる本格SUVとして、コアなファンから支持されています。
スバル・SJ系フォレスターとは
SJ型フォレスターは、3代目モデルSH型から大きくデザインを変更し、グッドデザイン賞を獲得。
2012年11月から2018年5月まで、生産されました。
プラットフォームはインプレッサと共有の、モノコックフレーム構造を採用したクロスオーバーSUVです。
デビュー時のグレード展開は、2.0リッターNAエンジン搭載が『2.0i』、『2.0i-L』、『2.0i-Lアイサイト』『2.0i-Sアイサイト』。
2.0リッターターボエンジン搭載が『2.0XT』、『2.0XTアイサイト』です。
スバル独自の『リニアトロニックCVT』を搭載し、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールする『X-MODE』を新搭載。
運転支援システムのアイサイト(Ver.2)が標準装備されています。
後期型の特長
2015年10月28日にマイナーチェンジが行われ、後期型となります。ワイド感を演出するために、新デザインのフロントグリルとバンパーを搭載。
ヘッドランプとリアコンビネーションランプの内部には、コの字型のモチーフが採用されています。
また、アイサイトはアクティブキープレーン(車線逸脱抑制制御)、プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロールを追加したアイサイト(ver.3)に進化。
死角検知機能・車線変更支援・後退時支援で構成される後側方警戒支援機能『スバルリアビークルディテクション』や、ハイビームを無段階で調整可能な『アダプティブドライビングビーム』をオプションで追加可能です。
スペック
2.0i | 2.0XT | ||
---|---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4,595×1,795×1,695 | 4,595×1,795×1,695 | |
ホイールベース(mm) | 2,640 | 2,640 | |
車両重量 | 1,470 | 1,590 | |
エンジン種類 | 水平対向4気筒DOHC16バルブ | 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ | |
排気量(cc) | 1,995 | 1,998 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 109[148]/6,200 | 206[280]/5,700 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 196[20.0]/4,200 | 350[35.7]/2,000~5,600 | |
トランスミッション | CVT | CVT | |
駆動方式 | 4WD | 4WD | |
JC08モード燃費値(km/L) | 14.4 | 13.2 | |
タイヤサイズ | 前 | 225/60R17 | 225/55R18 |
後 | 225/60R17 | 225/55R18 |
スバル・SJ型フォレスターの中古車相場価格
タマ数ではNAがターボの倍近く多いので、お買得に購入するならNAグレード。
一方で、ターボ搭載の2.0XT、2.0XTアイサイトはNAより2倍以上のパワーがあり、人気も断然こちらの方が高い傾向です。
特に、フォレスターはパワフルなイメージが強いせいか、STiチューニングが施された限定発売の『tS』は、新車同等の価格で販売されます。
後期型は、ターボグレードで184.9~297万円、NAグレードで143~264.9万円と前期型よりも大幅に高額で、後期を型購入するためには、200万円ぐらいは用意しなければなりません。
とはいえ後期型は発売から4年しか経っていないので、車両のほとんどが低走行で、良質車が目立ちます。
スバル・SJ系フォレスター中古車購入時の注意点
© SUBARU CORPORATION. 2019.
フォレスターは、内装の革部分が擦れに弱く傷みやすいため、シートの革部分やステアリング、シフトノブといったところにも擦れた傷がないか見ることが大切です。
SUVのため、悪路走行によりボディのキズやへこみ、フレームが歪んでいないかなどを、隅々まで見ることも重要となります。
もし外傷があれば、その部分を修理してくれるのか、また、現状渡しなら値引き交渉をしてみると安くしてくれるかもしれません。
遠くから見たときに車体の左右バランスが悪ければ、ボディが歪んでいる可能性を疑ってみてください。
一番いいのは試乗してハンドルがとられないか、変な振動はないか、ハンドルは重くないかなどを体感でチェックすることです。
まとめ
フォレスターはスバルの世界戦略モデルであるため、至る所にお金がかけられています。
この車両が300万円から新車購入できたことは、バーゲンプライスとも言われていました。
また、オーナーから高く評価され、SUVとしての走破性と走りの快適性についても満足のいく性能を味合わせてくれるでしょう。
5代目モデルのデザインはSJ型からキープコンセプトなので、見た目は全く古臭くありません。
そのため中古車市場では、SJ型の人気が今後も続いていくはず!
5代目モデルの登場からまだ1年弱しか経っていないので、5代目モデルが中古車市場に流通するようになれば、値落ちも期待できるため、もう少し安くなるのを待つのもひとつ方法でしょう。