現在、自動車市場においてSUVのシェアはどんどん広がり、各メーカーもSUVの開発に力を入れています。
そんななかでも、トヨタがコンパクトSUVの市場に注力して開発したのが『C-HR』。
ライバル車が多いコンパクトSUVクラスのなかでも高い人気を誇るC-HRの概要や、自信を持っておすすめできるポイントをご紹介します。
トヨタC-HRとは
C-HRはトヨタの次世代世界戦略として開発され、多くの国で販売されています。
50型プリウスに続きグローバルアーキテクチャーTNGAを採用したことでも注目を集め、トヨタ・ガズーレーシングがニュルブルクリンク24時間にC-HRで参戦したことで、スポーティーなSUVというイメージも強い。
発売当時のSUV市場は、ホンダヴェゼルが販売数首位でしたが、2017年SUV新車販売台数第1位を獲得し、一気にトヨタの主力SUVへと上り詰めました。
トヨタC-HRのおすすめポイントその1:スタイリッシュなデザイン
C-HRはスタイリッシュなデザインが評判になったクルマです。
クーペシルエットは、ここ最近のSUVに共通しているところですが、トヨタ車に共通したフロントデザインの『キーンルック』や、デザイン性の向上、さらに空力・冷却・歩行者の保護を考慮したアンダーグリル『アンダープライオリティ』などトヨタ独自のデザイン表現が特徴的です。
© 1995-2020 TOYOTA MOTOR CORPORATION.
カラーラインナップは、2017年8月からツートンカラーを追加しました。
今では標準カラー9色、ツートンカラー9色の計18色という多種多様なカラーラインナップから選べるのも、C-HRに惹かれるポイントです。
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また、流行りのシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)が搭載されており、ウインカーやハザードを点灯させたときのカッコよさはC-HRならではのもの。
トヨタC-HRのおすすめポイントその2:ハイブリッドとガソリン車で選べる
パワートレインは、1.2リッターガソリンエンジン搭載モデルとハイブリッドモデルの2つから選択できます。
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ガソリンエンジンは直噴ターボを採用し、ダイレクトなアクセルレスポンスと気持ち良い加速フィーリングを実現。
ハイブリッドは1.8リッターエンジンとモーターを搭載、さらにCVTを搭載して滑らかな加速と、静粛性、そしてそして最高30.4km/Lという驚異の低燃費を実現します。
スポーティーなエンジンフィールを楽しみたい方、モーター特有の滑らかな加速感と燃費を重視したい方など、オーナーの好みにあった選択肢があるのもおすすめポイントです。
トヨタC-HRのおすすめポイントその3:スタイリッシュで機能的な内装
© 1995-2020 TOYOTA MOTOR CORPORATION.
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内装はとてもスタイリッシュ。センターコンソールのカップホルダーにはLEDイルミネーションが付き、上質さを演出しています。
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センターコンソールからインパネ、サイドパネルまでピアノブラックの塗装がなされ、センターコンソールには8インチのモニターを装備。
マイナーチェンジ後の新型モデルはオプションでApple CarPlay/Android Autoといったスマホ連携機能や、T-Connectナビキットの搭載が可能です。
ハンズフリー通話やオーディオ再生のブルートゥースやUSB、バッグガイドモニター、パノラミックビューモニターもグレードによって標準装備、またはオプション装備可能です。
トヨタC-HRのおすすめポイントその4:6速マニュアルがある
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マイナーチェンジの新型モデルには、1.2リッターガソリンモデルに6速マニュアルが設定されています。
国内のコンパクトSUVクラスのなかで、マニュアルがあるのはC-HRだけです。
搭載されるマニュアルトランスミッションは、シフトチェンジ後にブリッピングをせずエンジン回転数を合わせる制御をおこなうiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)が採用されているため、MTの運転に自信がないオーナーでも滑らかなシフトチェンジが可能です。
トヨタC-HRのおすすめポイントその5:GRスポーツモデルでスポーツドライブが楽しめる
C-HRのハイブリッド、ガソリンエンジンモデルともにGRスポーツモデルが設定されています。
GRはトヨタのモータースポーツ部門にあたるトヨタ・ガズー・レーシングが手掛けるスポーツブランド。
GRスポーツはガズーレーシングのコンプリートモデルです。
オリジナルのエアロパーツやホイールだけでなく、スポーツ走行のためのフレーム剛性適正化や専用サスペンションを搭載。
ホールド感の高いスポーツシートも装備されるため、乗り込めば純粋なスポーツカーを運転しているような感覚を味わえます。
トヨタC-HRのおすすめポイントその6:最新の予防安全装備を搭載
予防安全装備にはトヨタ・セーフティ・センスが標準搭載され、日中だとクルマだけでなく歩行者も検知して、もしも衝突の危険な状況になると、ドライバーに警告かつ自動ブレーキが作動します。
またバックモニターと真上からクルマを見たような「パノラミックビューモニター」がオプションで用意され、駐車に自信が無いオーナーを助けてくれます。
ここ最近登場するクルマのほぼすべてに予防安全装備が搭載されますが、C-HRは高い次元で安全性の確保しています。
トヨタC-HRのスペック
© 1995-2020 TOYOTA MOTOR CORPORATION.
ハイブリッド | ガソリン | ||
---|---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4,385×1,795×1,550 (GRスポーツの全長は4,390) |
4,385×1,795×1,550(GRスポーツの全長は4,390 4WDの全高は1,565) |
|
ホイールベース(mm) | 2,640 | 2,640 | |
最低地上高(mm) | 140 | 140(4WDは155) | |
乗車定員(名) | 5 | 5 | |
車両重量(kg) | 1,440 (GRスポーツは1,450) |
1,400 (6MTは1,400) (4WDは1,470) |
|
エンジン | エンジン型式 | 2ZR-FXF | 8NR-FTS |
エンジン種類 | 直列4気筒 | 直列4気筒ターボ | |
総排気量(L) | 1.797 | 1.196 | |
内径×行程(cm) | 80.5×88.3 | 71.5×74.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 72[98]/5,200 | 85[116]/5,200~5,600 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 142[14.5]/3,600 | 185[18.9]/1,500~4,000 | |
モーター | 種類 | 交流同期電動機 | - |
最高出力(kW[PS]) | 53[72] | - | |
最大トルク(N・m[kgf・m]) | 163[16.6] | - | |
バッテリー | 種類 | リチウムイオン電池 | - |
容量(Ah) | 3.6 | - | |
トランスミッション | 電子式無段変速機 | CVT/6MT | |
タンク容量(L) | 43 | 50 | |
駆動方式 | FF | FF/4WD |
まとめ
C-HRはデビューから約3年半が経ち、街中でもよく見るような一台になりました。
中古車市場でもタマ数が徐々に増えてきており、コンパクトSUVの市場に定着してきました。
このカテゴリは高い人気を持っており、各メーカー注力しているクラス。手頃な価格帯で最先端の装備を搭載しているモデルが多数販売されています。
2019年10月にC-HRはマイナーチェンジしましたが、今後も一部改良やマイナーチェンジ、さらにはフルモデルチェンジが頻繁に行われると予想されます。
中古車が安くなってきたうちに中古で購入しておくのもよし。リセールバリューを見ながら新型に乗り換えていくのもよしと、楽しめる一台であることは間違いありません。コンパクトSUVのなかでは、おすすめの一台です。