"ミニ"は、BMWが所有する「MINI」ブランドの中で最もオーソドックスなショートタイプのステーションワゴンです。
2002年に初代・R50型が日本で販売開始され、2013年に3代目・F56型へモデルチェンジをしています。
しかし、2代目・R56型もいまだに日本の中古車市場で人気を集めているモデル。
今回は、コンパクトカーの中古車をお探しの皆さんに、R56型ミニをご紹介します。
ミニ・ワン(R56型)とは
R56ミニは、BMW参加となりながらも歴代のミニのイメージを引き継いだボディデザインをしています。
「オリジナルからオリジナルへ」をテーマに、徹底的にデザインを見直して、装備の多くを改善。
厳しい安全基準を満たすために車体の長さを延長するなど施されていますが、MINIブランドが持っているデザインのイメージは変化せずに守られています。
ミニ(R56型)はどのような場面で活躍するクルマか
R56型ミニは、街中への買い物や休日のドライブなど、日常やレジャーで活躍するクルマです。
3.7mの全長に加えて、1685mmというコンパクトな車幅、高さ1.55mの立体駐車場に入庫できる車体の高さ。
狭い通りの多い都心の道や、すれ違いが難しい住宅街の路地など、コンパクトサイズのミニならば安心して通れる強みがあります。
次の項目からは、R56型ミニのオススメポイントを1つずつご紹介しましょう!
ミニ(R56型)のオススメポイントその1:5つ星の安全性能を獲得した強固なボディ
R56型ミニでオススメしたい1つ目のポイントは、高い安全性能を誇る強固なボディです。
全長3.7mのコンパクトなボディサイズながら、ヨーロッパの安全基準で5つ星を獲得するほどの安全性を確保。
6つのエアバッグや横滑り防止装置の標準装備と合わさって、高い安全性をR56型ミニは実現しています。
ミニ・ワン(R56型)のオススメポイントその2:レスポンスの良さがあるブレーキアシストシステム
R56型ミニでオススメしたい2つ目のポイントは、ちょっと珍しいブレーキアシストシステムを搭載している点です。
その内容は、ドライバーが急ブレーキをかけた際に、ブレーキの圧力を最大限まで上昇させる機能が備わっています。
全力でブレーキを踏んでいると思っても、意外と最後まで踏めていないことが多く、急ブレーキの制動距離は人によって異なります。それをミニではクルマ側がアシストすることによって、安全性確保に努めているのです。
ミニ・ワン(R56型)のオススメポイントその3:改良ごとに走行性能を向上させたエンジン
R56型ミニでオススメしたい3つ目のポイントは、改良ごとに走行性能を向上させたエンジンです。
2007年に登場した前期型と、2010年に登場された後期型では排気量の拡大など、エンジンが異なります。
後期型では、排気量が拡大し、最大出力が3馬力も向上。
しかし、同時に約19%の燃費改善を実現しています!
【前期型 1.4リッター(1400cc)エンジンのスペック紹介】
最高出力:95馬力(70kW)/6000rpm
最大トルク:140Nm/4000rpm
燃費:14.2~17.2km/L
【前期型 1.6リッター(1600cc)エンジンのスペック紹介】
最高出力:98馬力/6000rpm
最大トルク:153Nm/4000rpm
燃費:15.4~18.8km/L
ミニ・ワン(R56型)のオススメポイントその4:低燃費に貢献するエネルギー回生システム
R56型ミニでオススメしたい4つ目のポイントは、ブレーキ・エネルギー回生システムを採用している点です。
2010年の改良時、新しく搭載された1.6リッター(1600cc)エンジンには、ブレーキ操作やアクセルペダルから足を離した際、慣性で働き続ける運動エネルギーを発電に活用するシステムを採用。(※)
発電されたパワーをバッテリーへ充電し、エンジンへの負担を軽減します。
(※)グレード・MINI John Cooper Worksを除く
ミニ・ワン(R56型)のオススメポイントその5:後期型はよりスポーティーなスタイリングに
R56型ミニでオススメしたい5つ目のポイントは、前期型と後期型でスタイリングが異なる点です。
後期型では、より高級でスポーティなエクステリアに変更されています。
【R56型ミニの後期型で変更された点】
- フロントバンパーの形状変更
- スポーティな標準ホイールに変更
- サイドスカットルをよりスポーティなデザインに変更
- ボディカラーにグリーン、オレンジ、グレーを追加
まとめ
古き良きイメージを保ちつつ、現代に馴染みやすいデザイン、環境と燃費を考えたエンジン仕様と安全面の充実により、R56型ミニは街中で視線を浴びること必須のクルマに仕上がっています。
今ならば、100万円を切る中古車物件も珍しくありませんので、手軽に外国車を乗ってみたい人にうってつけのクルマではないでしょうか。
初代モデルの持ち味であった、スポーティな走りも健在ですよ!