2002年に、3代目となったダイハツ ムーヴに設定されたスポーティーグレードが「カスタム」(L150S/L152S/L160S)です。
フルモデルチェンジにより、プラットフォームをはじめ全てが一新されました。
魅力ある新しいスタイル、基本性能の充実、使い勝手の向上などが図られています。
ベーシックな「ムーヴ」は、「生活革新!エキサイティングミニバン」がコンセプト。
一方で、「ムーヴカスタム」は「モバイル世代のラジカルボックス」がコンセプトとなっており、異なる個性を持つ2タイプが設定されたことで、より幅広い世代のニーズに対応しています。
3代目 ダイハツ ムーヴカスタム(L150S/152S/160S)とは
出典:https://www.daihatsu.com/jp/news/2002/20021015-01.html
通算3代目となったダイハツ ムーヴは、新しい時代の訪れを感じさせる、斬新なデザイン、高い質感の内外装が特徴です。多彩なシートアレンジによる広い室内空間や、どんなユーザーにもマッチする使い勝手、軽快・快適な走行性能と高い環境性能を両立しているため、初めての愛車としても最適な軽自動車となっています。
おすすめポイント1:スポーティーでシャープなデザイン
ヘッドライトには立体的な4灯式が採用され、フォグランプ、ターンランプが組み込まれた大型エアロバンパーと、フロントからサイド・リヤへと回り込むエアロパーツが、ワイドで安定感あふれるスタイルを実現しています。
リア周りは、立体的なブロック状のクリアレンズで覆われた、ムーヴカスタム専用のリヤコンビネーションランプが採用され、スポーティーな印象となりました。
おすすめポイント2:ブラックを基調として、広く居心地が良い室内
ブラック基調のインテリアにより、スポーティな雰囲気を演出すると共に、左右の一体感と特徴的なV型ツートーンワイドベンチシートを採用。
メーターリングが施されたタコメーター付2眼メーターなど、ムーヴカスタム専用アイテムが多数装備され、前後左右にゆとりある快適な室内空間となっています。
室内長は1,920mmで、室内幅が先代比+80mmの1,300mm。
前後乗員間隔は先代比+105mmの940mmで、広々とした室内空間を実現しています。
おすすめポイント3:ロングスライドシートと多彩なシートアレンジ
リヤシートは、250mmの左右一体式ロングスライド機構を備え、ワンモーション荷室フラット機構を採用。
使う場面に合わせ、変化させることができる多彩なシートアレンジにより、日常使いからお出かけまで、幅広い用途に対応可能です。
5つのドアは、いずれも90度のフルオープンが可能で、高い乗降性・積載性を実現。
バックドアは従来の横開きに加え、跳ね上げ式がメーカーオプションで設定されています。
パワーウィンドウや電動格納式ドアミラーなど、すべての操作スイッチに照明が付いており、夜間の操作性を高めるとともに、高級感ある室内を演出。
ルームランプ、フロントマップランプ、後席パーソナルランプの左右など、室内照明も充実しています。
さらに、22箇所におよぶ豊富な収納スペースが確保され、ちょっとした小物の収納にも困りません。
また、当時としては先進的であった、マルチインフォメーションDVDナビシステムをメーカーオプションで設定するなど、先進性をアピールしています。
おすすめポイント4:ムーヴの歴史で最後となった直列4気筒エンジンを搭載
ダイハツ ムーヴの歴史において、直列4気筒エンジンが搭載されたのは、この3代目ムーヴカスタム(L150S/L152S/L160S)が最後となりました。
直列4気筒ならではのスムーズな回転フィールと、ターボがもたらすトルクフルな走りを手に入れたいなら、3代目ムーヴカスタムを選択するしかありません。
まとめ
出典:https://www.daihatsu.com/
ダイハツの基幹車種である軽ハイトワゴン「ムーヴ」。そのなかでもスポーティーグレードの「カスタム」は、軽自動車にありがちな"安っぽさ"は皆無です。
それどころか、時間が経過してもスポーティーでスタイリッシュな印象は衰えることはなく、中古車市場でも一定の人気を維持し続けている軽乗用車となっています。