『染めQ』は、革製品などの様々な素材の質感を変えることなく、何にでも塗れるその手軽さから、実際にクルマのシートのアレンジなどに使ったことがある読者の方も多いかもしれません。
また、ホームセンターなどでもよく見かける車好きには身近なアイテムだと思いますが、そもそもなぜ何にでも塗れるのでしょうか。
染めQってどんな所で作られているの?などなど、その真相を探るべくMotorz編集部は本社を突撃訪問して、お話を伺ってきました!
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染めQが誇るナノ技術
染めQの前身となった会社がそもそも塗料メーカーだったこともあり、最高の塗料を目指して開発されたのが『染めQ』でした。
まず1番の疑問点だった「なぜ、何にでも塗れるの?」という疑問に関してですが、これは「塗料の粒子がナノ単位まで細かいから」だそうです。
他の塗料に比べ粒子が細かいと接着面が増えるので、あらゆる素材やモノに密着します。
さらに、粒子が細かいので当然乾きも早く、速乾性も兼ね備えているのです。
実際に染めQで塗装された革素材を触ってみたのですが、色の境目にも段差はなく、パッと見ただけではどちらが本来の色なのか見分けがつかない程でした。
どちらの色が染めQで塗られた色か分かりますか?白い革を黒に塗っています。 / ©︎Motorz
また、その速乾性も圧倒的で、通常の塗料では塗装できないような材質にも塗装が出来ちゃう、まさに夢のような塗料なのです!
こちらは染めQを使ったアート作品なのですが…… / ©︎Motorz
なんと、トイレットペーパーに描かれているのです!水っぽい通常の塗料では溶けてしまいますが、粒子が細いので乾きも早く、染めQなら塗装可能です。 / ©︎Motorz
豊富な染めQのラインナップ
ここではその一部をご紹介いたします!
ナノ技術を応用し、防カビ材を入れた日用雑貨品も人気の商品です。/ ©︎Motorz
こちらの『Protect U』もナノ技術の恩恵を存分に受けた賜物。消臭材や抗菌剤をナノ単位で細かくすることで、衣服などに吸着し、長い時間効果が持続します。自動車整備の現場では、車内に散布する為に使われていたりもするそうです。/ ©︎Motorz
何でもメッキ調に様変わりする『メッキ感覚』/ ©︎Motorz
タイヤワックスのような感覚でタイヤに刷毛塗りする『タイヤ染めQ』もあります!シリコン系のタイヤワックスはゴムの劣化に繋がりますが、こちらの商品はアクリル製なので安心です。 / ©︎Motorz
こちらは『染めQ GUN-MODOKI』という商品。/ ©︎Motorz
こんな風に装着すると、エアブラシのようにトリガーを引いて塗装が出来る優れもの!ちなみに染めQ以外の缶スプレーにも装着可能です。 / ©︎Motorz
こちらの『ミッチャクロンマルチ』はベストセラー商品で、ペーパー研ぎなしで様々な素材に使えるプライマー材です。 / ©︎Motorz
染めQ不思議ワールド
平日の営業時間内のみの対応となっていますが、大型バスも駐車可能なスペースがあることから夏休み中の子供会や、婦人会、老人会といった団体での利用者も多いのだとか。
もちろん個人や家族単位での来場も可能で、同社のHPから申し込みできるので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
©︎Motorz
塗装体験ブースが用意されており、正しい使い方も学べます。 / ©︎Motorz
乾きが早いので、コツは一気に塗るのではなく、薄く薄く何度も重ねることだそうです。 / ©︎Motorz
企業情報
住所:〒306-0313 茨城県猿島郡五霞町元栗橋5971
TEL/FAX:0280-80-0005/0280-80-0006(代)
フリーダイヤル:0120-229-309
受付時間:9:00 ~ 17:00(土・日・祝日を除く)
まとめ
今回、ナノ技術で暮らしを豊かにしてくれる『染めQテクノロジィ』について取材してきました。
暮らしをガラリと変えてしまうような発明のその裏には”古いものを大切にする”という想いが込められています。
誰でも簡単に、そして綺麗に仕上げることができる染めQは豊富なバリエーションで暮らしを豊かにするサポートをしてくれる事間違いなし。
あなたの日常にも、染めQを応用してみてはいかがでしょうか?